種茂雅之

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種茂雅之（たねも まさゆき）とは、元プロ野球選手である。

概要

OB
種茂雅之
基本情報
国籍	日本
出身地	静岡県磐田市
生年月日	1938年2月13日
身長 体重	175cm 73kg
選手情報
投球･打撃	右投右打
守備位置	捕手
プロ入り	1961年
引退	1975年
経歴
選手歴 静岡県立静岡高等学校 立教大学 丸善石油 東映フライヤーズ(1961年-1971年) 阪急ブレーブス(1972年-1975年) コーチ歴 阪急ブレーブス(1975年-1977年) 日本ハムファイターズ(1981年-1988年,1993年-1995年)
プロ野球選手テンプレート

1938年2月13日生まれ。静岡県磐田市出身。小学4年時から本格的に野球を始めた。中学時代に投手から捕手に転向。

静岡高等学校に進学。1年時からレギュラーとして活躍し、3年時には主将を任されていた。3年時には夏の甲子園大会に出場を果たしたが、初戦で敗退している。

卒業後、立教大学に進学。杉浦忠・本屋敷錦吾・長嶋茂雄・稲川誠ら、黄金世代の2学年下として入部。4年時に正捕手の座を確保し、ベストナインにも選ばれた。

大学卒業後、丸善石油に入社。1年目から正捕手・4番打者として活躍し、都市対抗野球大会に2度出場。全日本社会人野球のメンバーとしてハワイ遠征も経験している。

1961年、東映フライヤーズに入団。

1962年、一軍に定着すると、リード面の良さから土橋正幸らエース格とバッテリーを組んでの出場機会を増やすことに成功。85試合に出場して、打率.254を記録し、パ・リーグ制覇に貢献。日本シリーズでは、打率.357、6打点を記録し、胴上げ投手となった土橋とともに、日本シリーズMVPにも選ばれた。2024年時点で、日本シリーズMVP同時受賞は史上唯一の記録である。

以降は打撃面で伸び悩み、2番手捕手として起用される時期が続いた。

1966年、正捕手の座を奪取すると、打率.291、2本塁打、39打点という成績を残し、課題を克服。オールスターゲームにも初出場している。

その後は正捕手として活躍を続けたが、1972年、岡村浩二・阪本敏三らとのトレードで、大橋穣とともに阪急ブレーブスへ移籍。

1972年、阪急でも正捕手の座を確保し、打率.271、5本塁打、38打点を記録し、パ・リーグ連覇に貢献。同年新設されたダイヤモンドクラブ賞にも選ばれた。

1973年も正捕手として102試合に出場。1974年は中沢伸二の台頭もあり出場機会が減少。

1975年、コーチ業を兼任。同年は一軍出場無しに終わり、同年限りで現役を引退。

引退後もコーチとして阪急に残ったが、張り切りすぎて空回りしてしまいスコアラーに転身。ここで、指導法を見つめ直した。

1981年に日本ハムでコーチに就任し、バッテリーコーチや二軍監督を長らく務めた。

1996年から2000年にかけてはオリックス・ブルーウェーブのスカウトを務めていた。

人物・エピソード

リードの良さと強肩を武器に活躍した捕手。投手の意志を尊重するタイプのリードが持ち味であった。

ルックスが良く、マスクを被らせるのがもったいないという理由でコンバート案が出たこともある。

通算成績

打撃成績

通算:14年	試合	打席	打数	得点	安打	本塁打	打点	盗塁	犠打	犠飛	四球	死球	三振	併殺打	打率	出塁率
NPB	1190	3264	3024	213	736	29	247	21	41	17	136	46	255	92	.243	.285

獲得タイトル・表彰・記録

• ダイヤモンドグラブ賞：1回（1972年）
• 日本シリーズMVP：1回（1962年）

関連項目

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• 阪急ブレーブス
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