とても恐ろしい 集団心理である・・・
なぜ出来ないー!!! 一体どうなってるんだーー!!!
記事作成が!!遅すぎるぞォォーーーー!!!
早く・・・ 作ってくれ・・・
『なぜなら!!!もうお分かりだろう!!!』
誰か早く作ってくれーーー! あの記事をーー!! 誰かーー!!!
『そう!!誰も!! ニコ百記事を書く人がいないのである!!!』
おかしい・・・ これは 何かが おかしいぞ・・・ 「えっ??」
ニコニコ大百科といえば今やwikipediaやピクシブ百科事典に並ぶ辞典サイトで、
ニコニコ動画の内部に限らず社会を取り巻く話題から世の中のサブカルチャー、
明日のメシのオカズに至るまで様々なものを扱っている。 「そんなに!?」
うむ。ニコニコのみならずSNSやtwitter上で何か流行が広まれば、1週間や1ヵ月以内には
それらのネタを扱った記事が誰かの手によって作られる。
こうして時の流行を扱ったネタ記事がすぐできあがるくらい、
ニコ百に長年住み着いている編集者やニコ百ユーザたちは
流行を感知すると動かずにいられないものだ!
なのに、未だにこの記事が作成依頼すら挙がらないとは・・・ これは、絶対におかしい・・・。
ニコ百で何かが、あったに・・・ 違いない・・・ 「一体 何が・・・」
『そう、もうお分かりだろう・・・ 誰も!! ニコ百記事を書いていないのである!!!』
どうしてー!! ニコ百は何をしているのーー!! 早く作ってー! お願いー!!
『こう、泣きながら叫んでいるエリちゃんでさえ!!』
誰も消防車を呼んでいないのである!とは、そう、集団群衆の恐ろしい心理を描いたエピソードである!
元の話は、のりつけ雅春の漫画作品「しあわせアフロ田中」4巻収録の第5話「消防車はやく!!」で2016年11月頃から話題になった。
いわゆる「傍観者効果」を描いたエピソードで、たくさんの人がいるにも関わらず誰かが少し行動すれば解決できたはずの事態が「誰かがやってくれるだろう」「誰かが助けてくれるだろう」「誰かが通報してくれるだろう」とその場にいる全員が考えていた事で事態が好転しないまま最悪の結末を迎えてしまったとされる、恐ろしい話。
- 『とても恐ろしい 集団心理である・・・』
- 消防車!!消防車はまだかーー!!!
- なぜ来ないー!!! 一体どうなってるんだーー!!!
- 消防車が!!遅すぎるぞォォーーーー!!!
- 早く・・・ 消してくれ・・・ オレの宿が・・・
- 『なぜなら!!!もうお分かりだろう!!!』
『誰も・・・ 消防車を呼んでいないのである!!!』- 早く!! 消してくれーー!! 火をー!! 誰かーー!!
- 『誰も!! 消す人がいないのである!!』
- おかしい・・・ これは 何かが おかしいぞ・・・ 「えっ??」
- 日本の消防は大変に優秀で、本来は通報から5分以内には到着するように設定されている。
- 「え?? そんなに早く?」
- うむ。119番通報から1分以内には、もう消防車は出動していると言われる。
そしてその出動から 4分以内には到着できるよう、
消防署というものは、本当に点々と!配置されているのだ!!- なのに、いまだにサイレンすら聞こえないとは・・・これは、絶対におかしい・・・。
何かが、あったに・・・ 違いない・・・- 「一体 何が・・・」
- 『そう、もうお分かりだろう・・・』
- 『誰も!! 消防車を呼んでいないのである!!!』
その後周辺の人々や野次馬がかけつけ、中にはわけ知り顔で日本の消防隊について解説してくれるおっさんも出てくるが、彼らは誰一人消防車を呼んでいない。
その作中での他力本願ぶりが、「誰も!消防車を呼んでいないのである!!!」というフレーズが何度もゴリ押しされる笑いを一層引き立てる。
人は犯罪や緊急事態の現場に立ち会うと、居合わせた人々に責任が拡散される上、本来助けられたはずの人や財産が助けられなかった場合もそれに対する責任がその場の全員に分散されるのでその中の1人~少数だけが「誰が消防車や救急車を呼ばなかった」「適切な行動をとらなかった」と被害者に責められる事も無い。そのため、その場にいた全員が何がしか起こるかもしれない不測の事態への責任を取ることを恐れ、消防車や救急車を呼ばなかったりひたすら傍観者に徹する事例は現実にもあるのかもしれない。
言い換えれば、目撃者が複数~大勢よりも1人だけの方が、通報や救助行為を行う責任が明確なため行動しやすいと言えるのである。そのため通報や救命行為を複数人で分担して行うべき場面では、作中のエリちゃんのように「誰か助けてー!」と曖昧な言い方をするのではなく、「そこの貴方は警察を呼んでください!そこの貴方は救急車を呼んでください!そこの貴方は私と一緒に救命行為を手伝ってください!」のように、行動するべき人物を明確に指定するのが有効とされている。
地域によっては、消防車やパトカーを出動させる事自体を恥と考えている価値観が広まっている場所もあるとされる為、よほど被害が大きくなるかしない限り呼ばれないケースもあるらしい。
なお、災害の話ではないが、作中ではこのシーンの前に、かつてニューヨークで起きた「30人以上の傍観者が強姦殺人を見殺しにした実在事件」が触れられている。
(ただし、後の調査でこの事件は「誰も事件現場を目視していなかった上に、犯人と被害者が移動し続けていたせいで悲鳴を聞いて駆け付けた人も事件に気付けなかった」という真相が判明している。つまり傍観者効果で見殺しにしたのでは無く、誰も!事件に気付かなかったのである!)
ちなみに、火災発生時は消防隊側の立場からすると、何人かから通報があった方が助かるとの事で、
「ダブっちゃったら迷惑だろうから通報しなくてもいいか」という考えは捨てていいのである!
掲示板
310 ななしのよっしん
2025/10/22(水) 13:14:47 ID: 3JdW8sNSE/
311 ななしのよっしん
2025/10/23(木) 13:10:19 ID: nOPc5ISZ8L
訴訟にならないなら通報しなくても関係ないかな
312 ななしのよっしん
2025/11/09(日) 01:34:13 ID: S/YXew7jFj
>>309
俺は「責め立てる必要はないかもしれないけど」といの一番に書き込んだんだから
「責め立てる必要はないと思ってるのならそれでいい」で済む話じゃないの?
それに読めば倫理的に云々なんて話はしてなくて
誰もが見捨てる社会より誰もが相互に通報する社会の方が個人の利益につながるよね
という功利的観点から傍観者に徹するより積極的に通報することを推奨する内容なんだが
文章を読み取れてないのはどっちの方よ?
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最終更新:2025/12/06(土) 03:00
最終更新:2025/12/06(土) 03:00
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