B-3Cとは (セクシーダイナマイトとは) [単語記事]

B-3C"SEXY DYNAMITE"/セクシー・ダイナマイトとは、R-TYPE シリーズに登場するバイド機体である。

[ ゼリー状フレーム試験機 ]
いくつかのバイド体にみられるゼリー状の組織を応用した機体。

この組織は神経伝達触媒と見られ、「ＢＪ物質」と呼ばれる。バイドはこの物質を介して機械兵器を支配していると考えられている。この機体はコックピット以外のほとんどの部分がＢＪ物質で構成され、パイロットの意識を機体に直接伝達することに挑戦している。結果、操縦性能がＲ－９Ａに比べ４０％向上した。

機体解説

B-3C

No.	92
名称	SEXY DYNAMITE セクシー・ダイナマイト
波動砲	セクシー波動砲
フォース	セクシー・フォース ●赤：リップスティックRay ●青：アイシャドウ Ray ●黄：マスカラRay

R's MUSEUM

ゼリー状バイド物質をフレーム素材に用いたバイド機体。

この機体の殆どを覆う「BJ物質」と呼ばれるゼリー状のバイド物質は、神経伝達触媒としての性質を持っており、パイロットの意識を機体に伝達する事を目的に導入されている。つまりは、バイドを用いたサイバーコネクトシステムという事になる。

この物質を用いた事による恩恵としては、過去様々な『加工』をパイロットに施していたサイバーコネクトシステムに於いて、パイロットを『加工』せずとも運用可能になったという点であろうか。しかし、その一方で触媒に用いているのがバイド体そのものである事から、パイロットへの悪影響を懸念したのかコクピットにだけはBJ物質を用いていない。その為、伝達精度がある程度低下しているともいえる。

パイロットの安全性をまるで考えていない機体が多いバイド機体に於いては珍しい存在だといえる。

…そう、この機体だけを見れば。

上位機体B-3C2"SEXY DYNAMITEII"/セクシー・ダイナマイトII

[ ゼリー状フレーム改良型 ]
バイドの神経伝達触媒、「ＢＪ物質」を極限まで活用しようとした機体。

「ＢＪ物質に直接身体を接触させることで、操作機器を介さずに機体を操縦できる」との考えから、搭乗するパイロットは最低限の生命維持装置のみを身につけた状態でゼリー状の塊の中に入れられた。しかし人間の方が拒否反応を示すことが多く、実用化には専用に訓練されたパイロットが必要と判断された。ＢＪ物質が人間の精神に与える影響に関しては、明らかになっていない。

B-3C2

No.	93
名称	SEXY DYNAMITE II セクシー・ダイナマイトII
波動砲	セクシー波動砲 II
フォース	セクシー・フォース ●赤：リップスティックRay ●青：アイシャドウ Ray ●黄：マスカラRay

R's MUSEUM

さて、ここからがTeam R-TYPEの本領発揮である。

パイロットの安全を考慮した結果、BJ物質を補助機能として操作機器による操縦を行っていたB-3Cに対して、こちらはコクピットにまでBJ物質を用いており、神経伝達機能のみで操縦を行うという壊れたコンセプトを持っている。

どの程度壊れているかというと、まずパイロットは最低限の生命維持装置のみを装着した状態でBJ物質の塊に入れられるという点であろう。またコンセプトから推測するにパイロットは裸同然で乗っていると考えられる。言い換えるなら「バイドと素肌のお付き合い」をさせられる、という事になる。

これでは当然パイロットの方が参ってしまい、拒否反応を示すパイロットは少なくなかったようである。その為か、専用訓練まで存在しており、その様相は残念ながら軍の機密に阻まれ不明であるが、我々の想像を絶するものである事は想像に難しく無いだろう。
しかし、バイド漬けになったパイロットは果たして「人間」のままで居られたのだろうか・・・？

パイロットを『加工』するR-9CやR-9/0と「バイド漬け」になるこの機体、ある意味究極の選択である。
…拒否権？ある訳ないぢゃんそんなの。

武装

セクシー・フォース
4本の触手からなるフォースで、触手の開閉機構を持つ。バイド機体のフォースの中でも強力な部類に入り、
ビースト・フォース同様、触手を閉じて敵に密着させるととんでもない威力を発揮する。
さらにアイシャドウ Rayと組み合わせればその威力はもっと伸びる攻撃的なフォースである。
フォースショットは有していないものの触手を回転させつつ近接攻撃を行う特徴がある。
フォースの動き方に特徴があり、その姿はバクテリアン軍のある巡洋艦にそっくりであると専らの噂である。
その為、このフォースを見た者は声を揃えてこう言ったとか言わないとか…。
『ありえない、何かの間違いではないのか？』
リップスティックRay
触手の先端から合計4本のレーザーを切れ間無く発射する。
触手の開閉状態により水平方向、上下ナナメ方向を攻撃可能となっており、基本的にこのレーザーのみで殆どを賄えてしまえるほどの万能さを有している。
弱点は、触手部分に敵が接触すると攻撃が中断される点。
アイシャドウ Ray
触手全体からレーザーを発生させる近接攻撃。
近接系攻撃の中では比較的動きが少ない為扱いやすいとも言えるが、攻撃範囲が狭い為使い所が限定される。
通常、黄レーザーが担う中で数少ない近接系青レーザーである。
マスカラRay
触手先端から上下方向に光弾を発射する。
地を這う性質は持っていないためやはり使い所が限られる。
もうお気づきだろうが、このフォースのレーザーは化粧品の名を冠する特徴を持っている。
セクシー波動砲～II
水平方向にBJ物質の塊を発射する。2～3ループ MAX。
弾速が遅く、伸縮を繰り返しながら進む特徴があるため攻撃判定はかなり長く高威力である。
また、着弾すると飛沫が四散する特徴を持っており、飛沫自体にも当たり判定が存在する。
BJ物質そのものが研究途上の代物である為、それを機体素材や攻撃手段として使用する事に非難の声もあったが、それらを一切無視した上で強行して作られたという背景がある。

無限の可能性を秘めた機体……？

R-TYPE TACTICS IIでは、バイド軍の生命機体として登場する。

他のバイド機体より強力な自己修復能力を持つとされるが、実際にはそれほど差はなく、防御力が少し高い程度。
レーザーの攻撃力も強めだが、チャージ武器の欄は空白になっており、一見すると波動砲を装備していない。

本機最大の特徴は、波動砲を装備したデコイ、セクシージェルを生成出来る事である。
これは自己修復能力を持ち、通常通り自爆も可能だが、3ターン攻撃を受けなければセクシー波動砲を使用可能。
その威力はゲインズ2の陽電子砲を超え、斜め四方向×2HEX、合計8HEXの広範囲に対して攻撃が可能。
しかし、他のデコイとは異なり、セクシージェルの移動速度は極めて遅い為に波動砲の使用は困難であり、
その真価を発揮できず、通常のデコイとして使用される事が少なくない。

また、セクシーダイナマイト2に強化されればセクシー波動砲の威力、攻撃範囲が大幅に増加。
左右と斜めの6方向×3HEX、合計18HEXに強力な波動砲の発射が可能になる。
しかし、セクシージェルの移動速度は改善しておらず、開発可能になるのが最終ステージ一つ前である為、
やはり運用するのは困難。クリア後や通信対戦ならばその真価が発揮できる……かもしれない。