ガイアフォース 単語

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ガイアフォース

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曖昧さ回避

ガイアフォースとは

1.デジタルモンスターシリーズに登場する究極体デジモンウォーグレイモン必殺技。大気中に存在するエネルギーを手の中に球状に集中させて放つ大技。よく躱される。
2.2019年産のJRA所属の競走馬。本項で解説する。


ガイアフォース(Gaia Force)とは、2019年生まれのJRA所属の競走馬白毛芦毛

な勝ち
2022年セントライト記念GⅡ

概要

キタサンブラックターレ*クロフネという血統。
キタサンブラックGI7勝を挙げた言わずと知れたサブちゃんの”。ターレ2011年戸塚記念、2012年2013年のOROカップ連覇など、地方重賞5勝をあげた南関東の名である。

町の追分ファームで産まれ、2019年セレクトセール当歳の部にて1500万円からスタートし、3000万円でKRジャパンが落札した(下記動画の75:48あたりから)。

ちなみに2019年産はキタサンブラック産駒の初年度世代だが、彼はその中で一の芦毛であった。
芦毛といえば加齢とともにくなっていく毛色であるが、彼は若いころからことさらに。何なら白毛かと思うほどである。特に3歳未勝利戦の頃は休み明けで毛が伸びているせいかいつもより更に。ついでにモサモサである。かわいい

騎手は同厩のデアリングタクト戦でもある松山弘平
名意味は「ガイア(ギリシャ神話に出てくる地)の」と登録されている。

地球の力

2歳~3歳(2021年~2022年)

デアリングタクトアリーヴォなどが所属する東の杉山紀厩舎に入厩。デビュー戦は2021年9月5日小倉1800mの2歳新馬戦。単勝3番人気と評価された彼だったが、初めての競馬場テンションが上がってしまったのか、松山騎手が騎乗した際に大暴れして騎手を振り落とすというハプニングを起こす(この際の写真SNS上にも複数アップされており、特に松山騎手が着地した間の写真がちょっとした話題になった)。
ひと暴れして満足してしまったのか、スタートしてしばらくは気を抜いたような様子を見せ、騎手に何度も気合を入れられながらも先団につけ直線では先頭に立つが、外から上がってきた勝ちにかわされクビ差の2着に敗れた。ちなみにこの新馬戦の勝ち(1番人気)は後に朝日杯FS日本ダービーを制することになるドウデュースであり、3着(2番人気)もこれまた翌年のラジオNIKKEI杯の勝ちとなるフェーグロッテンという、非常に新馬戦だったと言える。

さて気性に課題を残しつつも素質を見せたガイアフォース、勝ち上がりは時間の問題とも思われたが、左前肢を骨折してしまい約半年間の休養に入る。

年が明けて3歳、休み明けの3月阪神未勝利戦(芝2000m)を1番人気に支持され4身差の快勝。続く5月1勝クラスあずさ賞(中・芝2000m)も1番人気に支持されるが、セントカメリア逃げを許し2着に敗れる。
大事に使いたいとの杉山師の方針で間をけた次走に選ばれたのは、同厩の先輩アリーヴォ勝利した7月小倉1勝クラス東特別(芝2000m)であった。このレースでは逃げを競り落とすと直線でぐんぐんと後続を引き離し7身差の圧勝、さらに1分568という小倉2000mのレコードタイム叩き出し、の上がりとして注を集めることになる。

次走はこれまた先輩アリーヴォと同じく2勝クラス柳川特別に向かうプランもあったようだが、菊花賞トライアルに向かうことになり、同厩のデアリングタクト戦の松山騎手上にオールカマーに出走するため、重賞初挑戦の舞台としてオールカマーと同日の神戸新聞杯ではなく、東のながら関東セントライト記念GⅡが選ばれた。

セントライト記念ではクラシック戦線で安定した成績を残したアスクビクターモアが単勝2.6倍の1番人気に支持される中、前走の勝ちっぷりが評価され、オニャンコポン重賞実績を差し置き3番人気に推される。本番では先団につけたアスクビクターモアを終始マークするような位置でレースを進め、4コーナーから直線にかけて先頭に進出したアスクビクターモアゴールまで続くしい叩き合いを制しアタマ差で勝利セントライト記念子制覇を成し遂げた。

この勝利で、同じく子制覇のかかるクラシック終戦菊花賞GⅠへ。65年ぶりに皐月ダービーの連対馬が不在ということで、アスクビクターモアを上回り、単勝3.5倍の1番人気に支持される。……が、この年のJRAGⅠは1番人気がここまで全敗。そして彼もまたその1番人気の呪いみ込まれることになる。
レースはセイウンハーデス1000m通過587というハイペース逃げる展開。11番を引いたガイアフォースは押っつけ気味に前に出て、前の内、6番手あたりでレースを進めたが、序盤の掛かりのせいか、距離の壁か、それとも群に揉まれたためか、直線で内を突いたものの最後は脚が止まり8着に敗れた。

その後は有馬記念という話もあったが、結局パスして年内は休養となり3歳シーズンを終えた。

4歳(2023年)

明けて4歳、新たに上にクリストフ・ルメールを迎え、セントライト記念と同じ舞台アメリカジョッキークラブカップGⅡで始動。単勝1.8倍の断然の1番人気に支持され、好位からレースを進めるも、直線で伸びず5着止まり。ルメールは「休み明けで速い脚が使えなかった」とコメント

この結果に、営が次に選んだのはなんと初マイルとなるマイラーズカップGⅡ杉山師によると、長くいい脚を使うタイプなので、直線が長く坦で、速いペースになるだろう開幕週の京都競馬場という条件が合う、という判断だったらしい。当日は8.2倍の4番人気ルメールは1番人気シュネルマイスターに回ったため、上は西村也がテン乗りとなった。
レースは中団に構え、群の中でなかなか進路が開かなかったが、残り300mで外に進路を見つけて抜け出しを図る。しかしそこに後ろから外を飛んできたのがシュネルマイスター。ガイアフォースも一気に前をみ込んだが、まとめてシュネルマイスターに薙ぎ払われて惜しくも2着。敗れたとはいえ、読みの当たった杉山師は「マイルの適性を見せてくれて、選択肢が広がって良かったです」と満足げなコメントであった。

マイルで好成績を出したという事で、次走は安田記念GⅠを選択。マイル戦線の強が軒並み集結するメンバーとなり8番人気評価にとどまった。レースは中団から進み、直線でやや進路取りに手間取ったが最後の最後で猛追。ソングライン等歴戦のGⅠの後は拝したが、1番人気シュネルマイスターにクビ差まで迫りジャックドールソダシに先着する4着に健闘した。

は前年勝ったセントライト記念と同条件のオールカマーから始動。休養明けのタイトルホルダーに次ぐ2番人気の支持を受ける。3番手の外から運び、直線入り口でタイトルホルダーの外から2番手まで押し上げたがそこで手前が替わらなかったのがいたか伸びを欠き、ゴール前で後続に差され5着に敗れる。

続くは天皇賞(秋)二冠牝馬スターズオンアースが回避し、世界王者イクイノックスと長期休養明けのダービードウデュース全な二強体制に挑むことになった。上は引き続いて西村也。単勝オッズは前述の2頭のみが1桁で、札幌記念勝のプログノーシス、前年3着の東京巧者ダノンベルーガあたりが上位人気。ガイアフォースは7番人気にとどまる。

55番から好スタートを決め、二の脚もついて一気に前に出る。外から猛然と被せてきたジャックドールハナは譲り、単独2番手からの競馬となる。ジャックドールは前で577のハイラップを刻み、直後の3番手には断然人気イクイノックスが迫る難しい位置取り。一切ペースが緩まないまま、2番手で4コーナーを回る。上の西村はぐっと持ったまま慢し、残り400m手前でゴーサイン尽きたジャックドールは難なくかわしたが、そこに外から持ったままイクイノックスが現れてそのまま々と飛んでいってしまった。しかしハイペースに付き合わされ尽きるが続出する中で中の貯も活かしてり、残り100mあまりで追込勢に差されたがなんとか5着を確保。イクイノックス以外の先行が軒並み大敗、ジャックドールに至っては最下位まで沈んだことを考えれば健闘と言っていい結果を残した。

次走はチャレンジカップ(GIII)を選択。ここまでの堅実な結果や前走の走りから相手にとって不足なしと1番人気に支持される。スタートから3番手を追走し、4コーナーではいい位置で直線に向いたが伸びあぐねて6着、2200m以下のレースで初めて掲示板を逃してしまう。

5歳(2024年)

短期放牧で英気を養ったガイアフォースは1月27日に帰厩。次走は新コンビとなる長岡仁を迎えてなんと東京ダート1600mで開催されるフェブラリーステークス(GI)に参戦することが発表された。最初に軽く述べた通りのナターレ地方ダート戦線で活躍しており、むしろダートのほうが向いていると言う杉山調教師の判断によるものだった。
しかしフェブラリーステークスは前走が芝だったの戦績が終わっており、過去20年の成績は[0-0-0-25]明らかな逆となっていたのもあって出走には懐疑的なが多かった。一時期は賞順で出走が危ぶまれたものの、天皇賞で獲得していたレーティングが登録の中で上位5頭に該当した事で事出走権を得た。

レモンポップウシュバテソーロクラウンプライドといった有サウジカップへ向かったためメンバーは混戦模様となったが、それでも前年のチャンピオンズカップ東京大賞典2・3着のウィルソンテソーロドゥラエレーデ、4年連続出走のレッドルゼル、同じ転向勢のシャンパンカラーカラテ地方からミックファイアイグナイタースピーディキックバラエティーに富んだメンバーった。ガイアフォースはこの中で5番人気とそこそこの支持を集めた。

ゲートが開くとシャンパンカラーが遅れたもののそれ以外はキレイスタートを切り、好スタートからドンフランキーがスッと前に出て引っる展開に。その後ろにドゥラエレーデウィルソンテソーロペプチドナイルイグナイターが2番手集団を形成。オメガギネスシャンパンカラーがそれに続き、ガイアフォースはこの2頭の後ろに構えた。
ドンフランキーは最初の600mを33.9と言うハイペースで飛ばし、3・4コーナーを通過。まずここでドゥラエレーデが一杯になり、直線でもっていたドンフランキーウィルソンテソーロも伸びあぐねてしまう。代わって進出した11番人気ペプチドナイルは捉えられなかったものの、2番手争いで僅かにタガノビューティーを差し切り2着とまさかの大健闘。払い戻しも人気全員撃沈し3着には13番人気セキフウが入ったため3連単1,530,500円の大波乱。なお上の長岡仁は4年前のフェブラリーSでも16番人気ケイティブレイブを2着に導き紐荒れ決着を演出したが、今回も波乱を演出して見せた。

次走は4月6日オーストラリアで開催されるドンカスターマイルと翌週4月13日香港イーンエリザベスステークスへの予備登録を行っていたが、3月15日左第2中手骨折が判明。復帰まで3ヶを要する事になったが安田記念での復帰を視野に療養することとなった。

芝でもダートでも安定して活躍を続けるガイアフォース。これからが期待された矢先の不運に負けることなく、一咲かせて欲しいところである。

血統表

キタサンブラック
2012鹿毛
ブラックタイド
2001 黒鹿毛
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
*ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere
シュガーハート
2005 鹿毛
サクラバクシンオー サクラユタカオー
サクラハゴロモ
オトメゴコロ *ジャッジアンジェルー
*テイズリー
ターレ
2008 芦毛
FNo.[16-a]
*クロフネ
1998 芦毛
*フレンチデピュティ Deputy Minister
Mitterand
*ブルーアヴェニュー Classic Go Go
Eliza Blue
ロージーチャーム
2001 鹿毛
ダンスインザダーク *サンデーサイレンス
*ダンシングキイ
クリスマスローズ *ノーザンテースト
*ノーベンバーロー

クロス:*サンデーサイレンス 3x4(18.75%)、*ノーザンテースト 5x4(9.38%)、Lyphard 5x5(6.25%)

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