Mac Pro(マックプロ)とは、Appleのデスクトップパソコンである。
新しいMac Proは、デュアルGPUを持ったワークステーションのグラフィックス、PCIeベースのフラッシュストレージ、高性能なThunderbolt 2、新世代のXeonプロセッサ、超高速メモリ、4Kビデオへの対応を中心に置いて設計されました。どこを見ても、すべてが最先端です。
Apple公式サイトより抜粋
Macintosh(Mac)と呼ばれるAppleのパソコンシリーズのうち、上級者向けのデスクトップパソコンに属する。
Power Macシリーズの後継モデルとなるハイエンドクラスの製品で、同じデスクトップタイプであるiMacと比較すると、よりハイスペックに、より拡張性が高くなっている。
その分Apple製品の中では飛び抜けて高額であり、主にプロ向けとして扱われている。
Late2013のデザインを踏襲せず、Mid 2012に類似して先祖返りしたようなデザインとなっている。
2003年に発売された「Power Mac G5」以降、細かいマイナーチェンジやスペックアップは行われていたものの、iMacやMac miniのような新モデルへの移行が行われず、さらにスペック面においてもそれら製品に遅れをとりつつあった。
そんな中、いよいよデザインの一新された新モデルが2013年のWWDCにて発表された。その全容について、Apple公式サイトにて日本語ページが用意されているため、まずは下記URLにアクセスして内容をご確認いただきたい。
…いかがだったであろうか?
ちなみにこのMac Proの発表当時、Webではひとつの祭りが発生した。
いや、その形でだった。
上の写真の通り、新しいMac Proは、パソコンとしてはまず使われない完全な円筒の筐体をしていたのである。
まさに一見してネタ度の高いその形状を見た人々が、黒いゴミ箱に林檎マークを貼って「Mac Pro」とツイートしたり、上部の凹みにご飯や鍋のように具をよそったコラが作られたりと、あっという間にそれらネタ書き込みが世界へと拡散されていった。
発展系として、バッファローマンが腕に装着しているアレ[1]とのトレス疑惑がうたわれたり、ロックマンのロックバスターにMac Proがコラされたり、海外においてはスターウォーズのR2-D2がMac Proに置き換わっているなどのネタが数多く生み出されていった。
ついには、Mac Proと外観がそっくりのゴミ箱が日本のamazonに商品として存在していたことから、amazon japan公式ツイッターアカウントが「商品のお間違えにご注意ください」というツイートを書き込むという事件までもが勃発した。その製品がコチラ(↓)。
…確かにそっくりである。
販売開始前からこの目立ち方。たとえ「変な形」などとネタとして取り上げられたのがほとんどとはいえ、注目を浴びたという点では、広報として成功をしているのかもしれない。
ネタが先行した感のある2013年版Mac Proであるが、そのスペックは「プロ」の名前に違わずガチなものとなっている。
CPUは最大で12コアの「Intel Xeon E5」を搭載し、ストレージはPCI Express 3.0接続のSSDを搭載。GPUはAMDのワークステーション向け「FirePro」2基によるデュアルGPU構成。背面ポートはUSB3.0を4つ、サンダーボルト2を6つ、HDMI 1.4をひとつ搭載している。
ガチな分価格も高額で、基本構成でおよそ30万円程度、最大構成だとおよそ90万円にまで跳ね上がる。また、Mac Pro本体にはディスプレイ・キーボード・トラックパッドといった周辺機器が付属されていないため、それらもあわせるとさらに価格に上乗せされる。特に、Mac Proを購入する用途であれば4K2Kディスプレイも必然的に求められることから、最終的な購入総額は脅威の約130万円(税別)[2]となる。
なお、上記構成および本体の形状を見て気付いた人もいるであろうが、新型のMac Proには拡張ボードを挿す場所がどこにも見あたらない。本体のコンパクト化を進めるにあたり、内部拡張性をすべて排除したのである。その分、拡張は背面のUSB3.0 / サンダーボルト2ポートへの外付けで行われる形となる。Appleはこれまでにも、従来のスタンダードとされるような技術・構成を切り捨てる大胆な見直しを行ってきた(初代iMacでのレガシーポートの排除、近年でのMacからの光学ドライブ排除など)が、これもその一環なのであろう。
IT業界での注目度は高く、多くのレビュー記事が掲載されている。
フルモデルチェンジ前最後のモデルとなったMid 2012までは、一般的なタワー型のPCと同様の形状をとっていた。材質はアルミニウム合金で、プレス加工によって生成されたH状の筐体に、メッシュ構造のフロントパネルというデザインをしている。
モデル | CPU | 価格 |
---|---|---|
Quad-Core(4コア) モデル | 2.8GHz Quad-Core Intel Xeon "Nehalem" 1基を搭載 | ¥228,800~ |
8-Core モデル | 2.4GHz Quad-Core Intel Xeon "Westmere" 2基 (8コア) を搭載 | 3228,800~ |
12-Core モデル | 2.66GHz 6Core Intel Xeon "Westmere" 2基 (12コア) を搭載 | ¥474,800~ |
Server モデル | 2.8GHz Quad-Core Intel Xeon "Nehalem" 1基を搭載 | 2778,800~ |
外見上は大きな変化はなかったものの、その内部レイアウトはモデルごとに大きく異なる。本体内部への拡張性が非常に優れており、様々なパーツを搭載することが可能。ちなみに、最大構成時の価格は驚きの約160万円(税込)であった。…あれ?新型より高い?
Mac ProはmacOS(旧OS X)で動作している。2023年6月時点での最新バージョンは「macOS 13 Ventura」。およそ1年間隔、毎秋にメジャーアップデートを行なっている。
トラックパッドによるタッチジェスチャー操作を主軸としたユーザインタフェースや、OS上にアプリケーションのダウンロード販売から自動インストール、アップデートまでの仕組みを組み込むなど、先進的な機能を多く搭載する事が特徴。一方でベースにUNIXを用いており安定性も高い。
新しさと安定性を兼ね備え、様々なユーザーに受け入れられやすいOSとなっている。
Mac Pro以外に本OSが搭載されているデバイスは下記の通り。
ニコニコ静画において、「MMD MacPro選手権」なる謎の企画?が催されている模様。
掲示板
35 ななしのよっしん
2019/12/11(水) 09:19:29 ID: cdUGF+5AlS
新型は60万スタートでフルセットは574万だそうな
額がデカすぎてネットニュースになってやがる…
36 ななしのよっしん
2019/12/11(水) 13:23:31 ID: IyrMOy2YHf
iPhoneXIといい最近のApple蓮コラ職人ブームはやく去ってほしい
嗚呼ゴミ箱が恋しいよ
37 ななしのよっしん
2019/12/11(水) 14:50:28 ID: h20QgPmDxH
何気に本格的ですね
>最大28コアまで拡張できるIntel Xeon Wプロセッサ(2.5GHz、Turbo Boost 4.4GHz)、最大1.5TBメモリ、8基のPCIe拡張スロット、
>AMD Radeon Pro Vega II Duo(最大2枚)、8K ProRes RAWビデオストリームを3本まで同時再生できるアクセラレーターカード「Apple Afterburner」(22万円)も搭載できる。
Apple、「Mac Pro (2019) 」を発売 59万9800円から フルスペックで574万円
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最終更新:2024/10/06(日) 05:00
最終更新:2024/10/06(日) 04:00
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