左翼手(レフト)とは、野球・ソフトボールにおいて本塁から見て左側の外野を守備する外野手。守備番号は7。
外野の中では、特にプロ野球においては最も守備の負担が少ないとされるポジションで、守備は不得意だが打撃は良いというタイプの選手が配されることが多い。そのため内野の一塁と共に、助っ人外国人がおかれることが多いポジションでもある。また他のポジションから外野にコンバートされた選手はまず左翼手で外野守備の経験を積む場合が多い。
同じ外野において対極の位置にある右翼手との最大の違いは送球の距離である。右翼手は三塁への進塁を防ぐ際などに長距離の送球が必要になるが、左翼手は通常一塁へ直接送球する機会はまず無い。またホームへの送球に際しても、その中継に遊撃手・三塁手という強肩の選手が近くにいることが多いため、彼らにパスすることで補える。
そのため左翼手にはあまり肩の強さは求められない。
一塁手をカバーリングする必要のある右翼手と違い、内野手の応援に向かうべき状況も少ない(走者が三塁に居る時くらい)。
加えて、アマチュア野球レベルでは左打者の数や右翼側に狙い打ち出来るプレイヤー数が多くない為、右翼手よりも
打球に触る回数は多いのだが、競技レベルが上がって左打者や右狙い打者が増えるにつれ、反比例してボールが飛んで来なくなり、左翼手はヒマになってゆく。
・・・以上、ぶっちゃけヘタクソが任されるポジションである。
あえて適性を挙げるとすれば、左翼方向には右打者の引っ張った強い打球が飛んでくることが多く、またそうした打球はファールゾーン側へと逃げていく打球になるため、それに追いつける脚力や技術・経験があれば左翼手として非常に向いていると言えるだろう。
先に述べたように通常守備難の選手がおかれるポジションであるが、それゆえここに守備能力に長けた選手をおけるようなチームであれば、それだけ外野守備の能力の高さを示していることになる。谷/田口/イチロー(オリックス)、英智/アレックス/福留(中日)、森本/SHINJO/稲葉(日本ハム)などの外野陣はレベルが高かったことで有名である。
なお外野手は内野手と違い、本職の守備位置を問わず「外野手」として一括りにされる傾向があり、野球ゲームなどでも外野の守備能力が左翼・中堅・右翼で別の査定になることはまず無い。そのため「外野手は外野ならどこでも同じように守れる」と思っている人が多いが、これは「一塁は簡単」と同じぐらいの大きな間違いである。特に普段ライトを守っている選手にレフトを守らせるのは、位置関係が完全に逆になるため、名手でもかなり戸惑うことになる。要するにG.G.佐藤の北京五輪のエラーは慣れないレフトを守らせたことが悪いんだからもう許してやれよ。
掲示板
23 ななしのよっしん
2020/04/26(日) 12:39:08 ID: xmko00S/Uu
肩は比較的弱いけど俊足で範囲が広いタイプが守備型レフトの最適解な気がする
去年の西武の金子侑司とか
24 ななしのよっしん
2021/03/30(火) 16:46:57 ID: Q77Yd0T/Zx
2020年GGの青木はまさにそれかなと
神宮のファールゾーンにあるブルペンまで打球が飛んでも追い付いてキャッチしてたのが印象深い
25 ななしのよっしん
2021/08/11(水) 20:00:01 ID: SZHMKrOcOy
ただまぁ最晩年の金本やラミレスクラスのトンデモ守備をするなら別だが、
基本的にはセンターやライトと違って単打が二塁打、二塁打が三塁打になることが少ない。
(平凡なフライアウトを単打にしてる選手はかなり居るとは思うけど)
だから守備より打力という考えが主流だし今後も変わらないだろうな。
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最終更新:2024/11/15(金) 01:00
最終更新:2024/11/15(金) 00:00
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