鈴木尚典とは (スズキタカノリとは) [単語記事]

鈴木尚典（すずき　たかのり、1972年 4月10日-）とは、静岡県出身の元プロ野球選手（外野手）である。現在は横浜DeNAベイスターズのコーチを務める。

概要

横浜DeNAベイスターズ #77 一軍打撃コーチ
鈴木尚典
基本情報
国籍	日本
出身地	静岡県浜松市
生年月日	1972年 4月10日
身長体重	186 cm 88kg
選手情報
投球･打撃	右投左打
守備位置	外野手
プロ入り	1990年ドラフト4位
引退	2008年
経歴
選手歴横浜高等学校横浜大洋ホエールズ横浜ベイスターズ(1991年-2008年) 監督・コーチ歴横浜ベイスターズ(2009年-2010年) 神奈川フューチャードリームス(2020年-2021年) 横浜DeNAベイスターズ(2022年-)
プロ野球選手テンプレート

横浜高等学校では4番として活躍、当時は通算39本塁打を記録したスラッガーとして注目されていた。1990年ドラフト4位で横浜ベイスターズに入団。背番号は51。

ドカベンの山田太郎に憧れ捕手をしていたが、肩の故障で外野手にコンバートした。

1994年から一軍に定着し、1995年からクリーンナップを任されるようになった。

1997年には首位打者を獲得した。

1998年から背番号を7に変更。マシンガン打線の3番打者として打ちまくり、前田智徳との競争を制し、2年連続の首位打者を獲得、38年ぶりの優勝と日本一に貢献。日本シリーズ MVPも受賞した。

2001年には前年に退団したロバート・ローズの代わりに4番を任されるが、打率3割は保ったものの、本塁打は6本に激減した。

2003年は久しぶりに打率3割を超えたが、代わりとして得点圏に弱くなった。

2004年には2番を任され、再び打撃不振に陥った。この年から他の選手にポジションを譲るようになった。

2005年には自己最低の打率.215を記録してしまった。

2006年は開幕二軍スタートだったが、一軍復帰後は交流戦時の指名打者、左の代打の切り札として活躍。

2007年は読売ジャイアンツから移籍してきた仁志敏久に背番号7を譲り、自身は51に戻し、登録名を「鈴木尚」にした。再生が期待されたが、打撃は不振を極め、2008年10月6日に戦力外通告を受け、10月14日には引退を発表。その時点でレギュラーシーズンが終了していたため、引退試合は翌年2009年 3月22日のオープン戦に行われ、セス・グライシンガーから本塁打を放ち、有終の美を飾った。

ニックネームは「ハマの安打製造機」。
登録名を「鈴木尚」にしていた頃、巨人の鈴木尚広のスコアボード表記も「鈴木尚」だったため紛らわしいことになっていた。
類い希な打撃センスの一方で、守備には全くと言っていいほど定評がなく、高校時代から「鈴木のところに打球が飛ぶと投手が目を覆った」とすら言われた。肩も弱かったため守備位置は常にレフトで、張本勲などと同様に「守備でも安打製造器」タイプの選手であった。
マシンガン打線全盛期の鮮烈な輝きと、その後の打撃不振を極める姿の落差が激しかったため、現役晩年の頃には今岡誠などと共に「あんなに凄かったのにどうしてこうなった」選手の代表例として挙げられていた。理由については、落合博満が臨時コーチとして来た際にバッティングを弄った、4番や2番を意識しすぎた、主に次のバッターを務めたロバート・ローズが退団した事によりマークされやすくなった等が原因として挙げられている。
とはいえ横浜黄金時代の中心選手としてファンからの人気は非常に高かった。

球団	レス	No	プレイヤー
横浜	応援歌のピコカキコ一覧#183	8808

通算:17年	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	打点	盗塁	犠打	犠飛	四球	死球	三振	併殺打	打率	出塁率
NPB	1517	5324	4798	709	1456	260	28	146	700	62	9	43	419	55	877	101	.303	.363