現れろ、CNo.96!混沌なる嵐を巻き起こし、今ここに舞い降りよ!
ブラック・ストーム!
CNo.96 ブラック・ストームとは、アニメ「遊☆戯☆王ゼアルⅡ」に登場するカードである。
キャラクターとしてのNo.96の行動は「No.96 ブラック・ミスト」の項を参照。
邪悪な意思を持ち、自由に行動するナンバーズ、「No.96 ブラック・ミスト」(ダークアストラル)が、バリアンの力によって自身をランクアップさせた姿。
エクシーズ・効果モンスター
※アニメ「遊☆戯☆王ゼアル」第102話による
ランク3/闇属性/悪魔族/ATK 1000/DEF 1000
闇属性レベル3モンスター×4
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
その戦闘によって発生する戦闘ダメージはお互いのプレイヤーが受ける。
このカードが「No. 96 ブラック・ミスト」をランクアップして
エクシーズ召喚に成功した場合、以下の効果を得る。
このカードが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に1度、
このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。
その相手モンスターの攻撃力を0にし、
このカードの攻撃力はその変化した数値分アップする。
戦闘で破壊された場合、ダメージを互いが受ける効果[1]を持っている。
悲鳴の迷宮でのNo.96とアストラルのデュエルで、追い詰められたNo.96が「カオス・リターン」で墓地から「RUM-バリアンズ・フォース」を発動させることで、自らを進化させた。フィールドのブラック・ミストがランクアップするとともに、No.96自身の体も筋肉質の大柄な姿に変貌する。
「カオス・リターン」のさらなる効果で「CNo.39 希望皇ホープレイ」でこのカードへ攻撃させ、このカードが破壊されることで効果を発動、No.96とアストラルがたがいにダメージを受け、引き分けとなった。
その後、遊馬&アストラルとの再戦でも登場。
先攻1ターン目から「RUM-バリアンズ・フォース」によってランクアップされた。直後の遊馬のターン、「RUM-ヌメロン・フォース」によってこのカードの効果は無効化されてしまったものの、No.96はこのカードのカオス・オーバーレイ・ユニットと引き換えに、「カオス・フィールド」の効果を使用して遊馬のエクストラデッキのナンバーズを奪う戦術に出た。
その後、「ガガガガードナー」に対して効果を使用して攻撃、しかし、「タスケルトン」に妨害された。
最終的に、遊馬の「オーバーテイク・サモン」で残り1つのオーバーレイ・ユニットを奪われてしまう。他のCNo.は全て撃破され、さらに「ZW-極星神馬聖鎧」の効果でこのカードと同じ攻撃力になった「CNo.39 希望皇ホープレイ」によって相打ちにされてしまったため、プレイヤーへの戦闘ダメージが発生せず、ダメージを互いに受ける効果による相打ちも狙えなくなってしまった。
このカードのダメージを互いに受ける効果は、戦闘で破壊されなければならないが、ナンバーズ共通の戦闘破壊耐性を持っているために、同じナンバーズでもない限りなかなか戦闘破壊されないという扱いにくい効果になってしまっている。
記事最上部にあるのは初登場時の口上、遊馬&アストラルとの再戦時の口上は「現れろ、CNo.96!混沌なる漆黒の風とともに舞い降りよ。ブラック・ストーム!」。
嵐から風になってちょっと優しくなりました。
公式サイト「必勝!モンスターアカデミー」の第4回(第102話の放送終了後に公開)ではこのカードが特集されているが、初登場時の本編未登場分の効果も取り扱っているため、カード効果のネタバレを嫌う場合は閲覧注意。
また、以下の記述もアニメ版効果のネタバレになりうるため、極度にネタバレを嫌うのであれば閲覧非推奨。もっとも、そこまで極端に気にしてしまうとまともにネットの情報を見れなくなるが……。
初登場時のデュエルに関する内容だが、ストーリーとは関係ない内容であるため、読まずとも何ら問題はない。むしろ、よほど暇でない限り、飛ばすことを推奨。→飛ばしたい場合はこちら
また、読む人によっては「なんでこんなことにマジになっちゃうの?」というような内容のため注意。
No.96VSアストラル戦の最後、ホープレイの攻撃から決着までの大まかな展開は以下のようになる。
この展開に関して、「『カオス・リターン』の後のホープレイの攻撃に対してこのカードの後半の効果を発動し、攻撃力を上昇させていれば、No.96は勝てたのではないか」という意見が聞かれる(ブラック・ミストからランクアップしたこのカードには、ブラック・ミストがオーバーレイ・ユニットとして存在したので、効果発動に必要な素材は揃っている。「スペリオール・オーバーレイ」でブラック・ミストが素材を無くしたのは関係ない)。
それに対する反論としては、「攻撃宣言時に発動された後、強制的に攻撃を続行させるだけであり、再び攻撃宣言をするものではないため、攻撃宣言時に発動するこのカードの効果はタイミングを過ぎており、使用不可である」というものがある。
普通ならこれでいいのだが、「カオス・リターン」のテキストが話をややこしくしている。
参考に、アニメで確認できる「カオス・リターン」のテキストの全文は以下のとおりである。
通常罠
※アニメ「遊☆戯☆王ゼアルⅡ」第102話による
相手のバトルフェイズ時に相手モンスター1体の攻撃を無効にして発動できる。
自分の手札を1枚墓地へ送る事で、自分の墓地から魔法カード1枚を選択して発動する。
その後、このカードの発動時に攻撃を無効にした
相手モンスターは攻撃しなければならない。
このテキストを素直に受け取ると、「発動時に攻撃を無効化して、効果解決時(効果処理時)に攻撃させるという効果であるため、一度攻撃が無効化されている以上、改めて攻撃することになるのだからこのカードの効果を発動できるのではないか」ということになる。
これに対するさらなる反論としては、「OCG版の『沈黙の邪悪霊』が、『攻撃を無効にし(中略)攻撃させる』という効果でありながら、効果適用後の攻撃に対し『炸裂装甲』などを発動できない(→攻撃宣言時のタイミングは過ぎている)ことから、『カオス・リターン』も同様に、強制攻撃に対して、攻撃宣言時に発動するこのカードの効果は使用できない」というものがある。
通常罠
※「BIGINNER'S EDITION 2」収録のカードによる
このカードは相手のバトルステップ時にのみ発動する事ができる。
攻撃モンスター1体の攻撃を無効にし、
相手フィールド上に表側表示で存在する他のモンスター1体を選択して
代わりに攻撃させる。
(選択したモンスターが守備表示の場合は攻撃表示にする。)
「沈黙の邪悪霊」の場合、強制攻撃が「攻撃させる」であり、強制攻撃による攻撃までが効果処理に含まれるようなテキストだが、「カオス・リターン」の場合、「攻撃しなければならない」であり、攻撃の義務を負わせるだけのようなテキストになっている。
同じく「攻撃しなければならない」というテキストを持つカードのほとんどが、攻撃宣言を強要しているものである。
唯一の例外は「一角獣の使い魔」であるが、これは効果で自身を除外した後、通常通りバトルステップが巻き戻された後に、攻撃対象を再選択する際、攻撃を中止することはできないという意味であり、攻撃を無効にする効果は持ち合わせておらず、前の攻撃が続いているだけである。
「カオス・リターン」の最初の一文のために、効果処理時点ですでに攻撃は無効化されており、「カオス・リターン」の処理終了時点ではまだホープレイは攻撃しておらず、その後(まだホープレイが攻撃していないためにバトルフェイズを終えることはできず)ホープレイで改めて攻撃宣言するという流れになるから、やはりこのカードの効果は使用できたのではないかということになる。
もっとも、あまり言いだすと、「攻撃しなければならない」というテキストは、「攻撃可能ならば」という意味があり(元々攻撃不可なモンスターが「攻撃しなければならない」という効果を受けても攻撃しなくてよいし、攻撃できない)、一度攻撃を無効にされている以上、「もう一度攻撃できる」などの効果が「バトル・リターン」になく、ホープレイもそのような効果を持ち合わせていない以上、そもそもホープレイの再攻撃自体がおかしい、など、いくらでもへ理屈のようなものはつけられてしまうので、あまり気にしすぎるとキリがないかもしれない。
そもそも、仮に使えるとしても、No.96が意図して効果を使用しなかった可能性も考慮しなければならないし、結局のところ真相はわからないというしかない。
ちなみに、このカードの効果が発動できると仮定すると、No.96が発動していた「スモール・ストッパー」の効果によって、攻撃力1000以下のモンスターが攻撃宣言できなくなるため、このカードの効果でホープレイの攻撃力を0にすれば攻撃自体が止められ、「スモール・ストッパー」の効果ダメージで勝てたのではないかという指摘もあるが、OCGルールで話をするならば、攻撃宣言より後に「攻撃宣言できない」効果を受けても、すでに攻撃宣言は完了しているために影響はない。よって、その戦法は不可能。
そのため、この指摘は普通なら的外れとなるはずなのだが、アニメでは「ゼロゼロック」(攻撃力0のモンスターへの攻撃宣言不可)の効果で、攻撃宣言より後に攻撃を止めている場面があったことから、同じように考えればそのプレイングが可能だったのではないかということにもなる(無効化されたとはいえ攻撃宣言はしたのだから「スモール・ストッパー」のダメージは発生しないのではないかという反論があるかもしれないが、アニメでよく似た状況になった「戦闘重力」の場合は効果ダメージが発生する仕様らしいため、前例に従えばこの場合も「スモール・ストッパー」の効果は発動することになる)。
「ゼロゼロック」に関する詳細は「銀河眼の光子竜」の脚注を参照。
長々と書いたが、一言でこの話を終わらせる最上の意見は、「アニメとOCGは別物」、あるいは「ノリだよ、ノリ」。
これだけ頭に入れておけば問題ないかもしれない。
「カオス・リターン」の件はそれなりに気になる人もいたのか、ニコニコ大百科内の「遊☆戯☆王ゼアル」の記事でも放送終了後にこのカードに関する話が行われていた(>>12318, >>12321-12324, >>12327, >>12329, >>12332-12333, >>12338-12339, >>12343, >>12437, >>12440, >>12442-12443, >>12448, >>12451, >>12460)。この項の記述もそれを参考にしている。
「SHADOW SPECTERS」(2013年7月20日発売予定)でOCGに登場。パックのパッケージを飾るモンスター。
エクシーズ・効果モンスター
※「Vジャンプ」2013年7月号付録冊子「遊☆戯☆王ZEXAL かっとブック」7ページによる
ランク3/闇属性/悪魔族/ATK 1000/DEF 1000
闇属性レベル3モンスター×4
このカードは戦闘では破壊されず、このカードの戦闘によって発生する
自分への戦闘ダメージは相手も受ける。
また、このカードが「No.96 ブラック・ミスト」をエクシーズ素材としている場合、
以下の効果を得る。
●このカードが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に1度、
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
その相手モンスターの攻撃力を0にし、
このカードの攻撃力はその相手モンスターの元々の攻撃力分アップする。
戦闘破壊に関係なくダメージは相手も受けるようになり、強化された。
素材の指定は厳しすぎるため、通常のエクシーズ召喚は現実的でなく、「RUM-バリアンズ・フォース」に頼ることになる。
前半の効果によって、相手に自爆すればお互いに大ダメージを受けることになり、相手に低攻撃力を狙われてもダメージを返せる。
しかし、同じ量だけ自分のライフも減ってしまうため、扱いにくさは否めない。相手のライフを大量に減らそうと思ったら、同じだけ自分のライフも大幅に減ってしまうのである。減ったところを突かれて先に負けたというのではシャレにならない。
自分へのダメージを相手にも受けさせるだけのため、自分のダメージを消してしまうズルはできない。
一応、ダメージを受けたあとに回復する「ダメージ・ワクチンΩMAX」を使えば実質帳消しにはできる(そのダメージで自分のライフが0になってしまう場合は発動前に敗北が確定するので不可)が、そこまでの用意をする手間が面倒である。
後半の効果を使う場合は前半の効果を活用する機会はあまりないため、この効果は、素材がない状態で蘇生された場合などに、相手のほうがライフが少なければ使えるくらいだろう。
ブラック・ミストを素材に持つ場合のみ使える効果は、単純にブラック・ミストの効果の強化版。
相手の攻撃力を0にしてしまうため、より大きなダメージが期待でき、戦闘では派手に活躍してくれるものの、ブラック・ミストの場合でも、少々攻撃力は劣るものの、戦闘破壊するという点をみれば、こちらと効果の使い勝手はあまり変わらず、RUMなどの手間を考えると、結局このカードを使わなくてもいいという結論になりやすい。
下手にRUMを採用すると、ランクアップ元のモンスターがいないまま手札にRUMを持て余すこと(いわゆる手札事故)になりやすい。「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」に対応しないランク3であるため、素材に限りがあるのも事故率を高めてしまっている。このカードを採用するか、ブラック・ミストだけでがんばるかはよく考えたい。
掲示板
14 ななしのよっしん
2013/07/24(水) 22:08:47 ID: L/+SLY4t1F
まさか人生初のホログラフィックがこいつとはな
専用デッキ組むか・・・
15 ななしのよっしん
2013/08/25(日) 18:40:35 ID: WZLujEm47o
マエストロとNo.50につぶされなくなったし(震え声)
実際出されると結構うざいし強いんだけどね
16 ななしのよっしん
2015/09/03(木) 03:24:25 ID: qyLXT7iOf8
こいつの問題は出せば活躍はしてくれるんだろうけど重さと性能が余り見合わない事なんだよなあ。
他のRUMにも言えるんだけど。
進化元のブラックミストが素材2体ならなあ。
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/25(木) 21:00
最終更新:2024/04/25(木) 21:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。