CNo.96 ブラック・ストーム 単語

10件

カオスナンバーズキュウジュウロクブラックストーム

6.3千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

現れろ、CNo.96!混沌なるを巻き起こし、今ここに舞い降りよ!
ブラックストーム

CNo.96 ブラック・ストームとは、アニメ遊☆戯☆王ゼアル」に登場するカードである。
キャラクターとしてのNo.96の行動は「No.96 ブラック・ミスト」の項を参照。

概要

邪悪な意思を持ち、自由行動するナンバーズ、「No.96 ブラック・ミスト」(ダークアストラル)が、バリアンによって自身をランクアップさせた姿。

エクシーズ・効果モンスター
ランク3/闇属性/悪魔族/ATK 1000/DEF 1000
属性レベル3モンスター×4
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
このカード戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
その戦闘によって発生する戦闘ダメージはお互いのプレイヤーが受ける。
このカードが「No. 96 ブラックミスト」をランクアップして
エクシーズ召喚に成功した場合、以下の効果を得る。
このカードが相手モンスター戦闘を行う攻撃宣言時に1度、
このカードエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。
その相手モンスターの攻撃を0にし、
このカードの攻撃はその変化した数値分アップする。

アニメ遊☆戯☆王ゼアル」第102話による

戦闘で破壊された場合、ダメージを互いが受ける効果[1]を持っている。

悲鳴の迷宮でのNo.96とアストラルデュエルで、追い詰められたNo.96が「カオスリターン」で墓地から「RUM-バリアンズ・フォース」を発動させることで、自らを進化させた。フィールドブラックミストランクアップするとともに、No.96自身の体も筋肉質の大柄な姿に変貌する。

カオスリターン」のさらなる効果で「CNo.39 希望皇ホープレイ」でこのカードへ攻撃させ、このカードが破壊されることで効果を発動、No.96とアストラルがたがいにダメージを受け、引き分けとなった。


その後、遊馬アストラルとの再戦でも登場。
先攻1ターンから「RUM-バリアンズ・フォース」によってランクアップされた。直後の遊馬ターン、「RUM-ヌメロン・フォース」によってこのカードの効果は効化されてしまったものの、No.96はこのカードカオスオーバーレイユニットと引き換えに、「カオスフィールド」の効果を使用して遊馬エクストラデッキナンバーズを奪う戦術に出た。

その後、「ガガガガードナー」に対して効果を使用して攻撃、しかし、「タスケルトン」に妨された。

最終的に、遊馬の「オーバーテイク・サモン」で残り1つのオーバーレイユニットを奪われてしまう。他のCNo.は全て撃破され、さらに「ZW極星」の効果でこのカードと同じ攻撃になった「CNo.39 希望皇ホープレイ」によって相打ちにされてしまったため、プレイヤーへの戦闘ダメージが発生せず、ダメージを互いに受ける効果による相打ちも狙えなくなってしまった。


このカードダメージを互いに受ける効果は、戦闘で破壊されなければならないが、ナンバーズ共通の戦闘破壊耐性を持っているために、同じナンバーズでもない限りなかなか戦闘破壊されないという扱いにくい効果になってしまっている。

記事最上部にあるのは初登場時の口上、遊馬アストラルとの再戦時の口上は「現れろ、CNo.96!混沌なる漆黒とともに舞い降りよ。ブラックストーム!」。
からになってちょっと優しくなりました。

公式サイト「必勝!モンスターアカデミー」の第4回(第102話の放送終了後に開)ではこのカードが特集されているが、初登場時の本編未登場分の効果も取り扱っているため、カード効果のネタバレを嫌う場合は閲覧注意
また、以下の記述もアニメ版効果のネタバレになりうるため、極度にネタバレを嫌うのであれば閲覧非推奨。もっとも、そこまで極端に気にしてしまうとまともにネット情報を見れなくなるが……。

余談-「カオス・リターン」とこのカードの効果について

初登場時のデュエルに関する内容だが、ストーリーとは関係ない内容であるため、読まずとも何ら問題はない。むしろ、よほど暇でない限り、飛ばすことを推奨。→飛ばしたい場合はこちら
また、読む人によっては「なんでこんなことにマジになっちゃうの?」というような内容のため注意。

No.96VSアストラル戦の最後、ホープレイの攻撃から決着までの大まかな展開は以下のようになる。

  1. No.96は「カオスリターン」を発動。ホープレイの攻撃が効化。
  2. カオスリターン」の効果適用。墓地の「RUM-バリアンズ・フォース」を発動し、このカードエクシーズ召喚
  3. カオスリターン」の効果でホープレイはこのカードへ強制攻撃。
  4. このカードが破壊され、ダメージを互いが受ける。

この展開に関して、「『カオスリターン』の後のホープレイの攻撃に対してこのカードの後半の効果を発動し、攻撃を上昇させていれば、No.96は勝てたのではないか」という意見が聞かれる(ブラックミストからランクアップしたこのカードには、ブラックミストオーバーレイユニットとして存在したので、効果発動に必要な素材っている。「スペリオールオーバーレイ」でブラックミスト素材くしたのは関係ない)。

それに対する反論としては、「攻撃宣言時に発動された後、強制的に攻撃を続行させるだけであり、再び攻撃宣言をするものではないため、攻撃宣言時に発動するこのカードの効果はタイミングを過ぎており、使用不可である」というものがある。

普通ならこれでいいのだが、「カオスリターン」のテキストが話をややこしくしている。

参考に、アニメで確認できる「カオスリターン」のテキストの全文は以下のとおりである。

通常
相手のバトルフェイズ時に相手モンスター1体の攻撃を効にして発動できる。
自分の手札を1枚墓地へ送る事で、自分の墓地から魔法カード1枚を選択して発動する。
その後、このカードの発動時に攻撃を効にした
相手モンスターは攻撃しなければならない。

アニメ遊☆戯☆王ゼアル」第102話による

このテキストを素直に受け取ると、「発動時に攻撃を効化して、効果解決時(効果処理時)に攻撃させるという効果であるため、一度攻撃が効化されている以上、めて攻撃することになるのだからこのカードの効果を発動できるのではないか」ということになる。

これに対するさらなる反論としては、「OCG版の『沈黙の邪悪霊』が、『攻撃を効にし(中略)攻撃させる』という効果でありながら、効果適用後の攻撃に対し『炸裂装甲』などを発動できない(→攻撃宣言時のタイミングは過ぎている)ことから、『カオスリターン』も同様に、強制攻撃に対して、攻撃宣言時に発動するこのカードの効果は使用できない」というものがある。

「沈黙の邪悪霊」のOCGテキストの全文は以下の通り。

通常
このカードは相手のバトルステップ時にのみ発動する事ができる。
攻撃モンスター1体の攻撃を効にし、
相手フィールド上に表側表示で存在する他のモンスター1体を選択して
代わりに攻撃させる。
(選択したモンスターが守備表示の場合は攻撃表示にする。)

※「BIGINNER'S EDITION 2」収録のカードによる

「沈黙の邪悪霊」の場合、強制攻撃が「攻撃させる」であり、強制攻撃による攻撃までが効果処理に含まれるようなテキストだが、「カオスリターン」の場合、「攻撃しなければならない」であり、攻撃の義務を負わせるだけのようなテキストになっている。

同じく「攻撃しなければならない」というテキストを持つカードのほとんどが、攻撃宣言を強要しているものである。
一の例外は「一角獣使い魔」であるが、これは効果で自身を除外した後、通常通りバトルステップが巻き戻された後に、攻撃対を再選択する際、攻撃を中止することはできないという意味であり、攻撃を効にする効果は持ち合わせておらず、前の攻撃が続いているだけである。

カオスリターン」の最初の一文のために、効果処理時点ですでに攻撃は効化されており、「カオスリターン」の処理終了時点ではまだホープレイは攻撃しておらず、その後(まだホープレイが攻撃していないためにバトルフェイズを終えることはできず)ホープレイめて攻撃宣言するという流れになるから、やはりこのカードの効果は使用できたのではないかということになる。

もっとも、あまり言いだすと、「攻撃しなければならない」というテキストは、「攻撃可ならば」という意味があり(元々攻撃不可なモンスターが「攻撃しなければならない」という効果を受けても攻撃しなくてよいし、攻撃できない)、一度攻撃を効にされている以上、「もう一度攻撃できる」などの効果が「バトルリターン」になく、ホープレイもそのような効果を持ち合わせていない以上、そもそもホープレイの再攻撃自体がおかしい、など、いくらでもへ理屈のようなものはつけられてしまうので、あまり気にしすぎるとキリがないかもしれない。

そもそも、仮に使えるとしても、No.96が意図して効果を使用しなかった可性も考慮しなければならないし、結局のところ相はわからないというしかない。


ちなみに、このカードの効果が発動できると仮定すると、No.96が発動していた「スモール・ストッパー」の効果によって、攻撃1000以下のモンスターが攻撃宣言できなくなるため、このカードの効果でホープレイの攻撃を0にすれば攻撃自体が止められ、「スモール・ストッパー」の効果ダメージで勝てたのではないかという摘もあるが、OCGルールで話をするならば、攻撃宣言より後に「攻撃宣言できない」効果を受けても、すでに攻撃宣言は了しているためにはない。よって、その戦法は不可能

そのため、この摘は普通なら的外れとなるはずなのだが、アニメでは「ゼロゼロック」(攻撃0のモンスターへの攻撃宣言不可)の効果で、攻撃宣言より後に攻撃を止めている場面があったことから、同じように考えればそのプレイングが可だったのではないかということにもなる(効化されたとはいえ攻撃宣言はしたのだから「スモール・ストッパー」のダメージは発生しないのではないかという反論があるかもしれないが、アニメでよく似た状況になった「戦闘重力」の場合は効果ダメージが発生する仕様らしいため、前例に従えばこの場合も「スモール・ストッパー」の効果は発動することになる)。
ゼロゼロック」に関する詳細は「銀河眼の光子竜」の脚注を参照。



 

長々と書いたが、一言でこの話を終わらせる最上の意見は、「アニメOCGは別物」、あるいは「ノリだよ、ノリ」。
これだけ頭に入れておけば問題ないかもしれない。


カオスリターン」の件はそれなりに気になる人もいたのか、ニコニコ大百科内の「遊☆戯☆王ゼアル」の記事でも放送終了後にこのカードに関する話が行われていた(>>12318, >>12321-12324, >>12327, >>12329, >>12332-12333, >>12338-12339, >>12343, >>12437, >>12440, >>12442-12443, >>12448, >>12451, >>12460)。この項の記述もそれを参考にしている。

OCG版

SHADOW SPECTERS」(2013年7月20日発売予定)でOCGに登場。パックのパッケージを飾るモンスター

エクシーズ・効果モンスター
ランク3/闇属性/悪魔族/ATK 1000/DEF 1000
属性レベル3モンスター×4
このカード戦闘では破壊されず、このカード戦闘によって発生する
自分への戦闘ダメージは相手も受ける。
また、このカードが「No.96 ブラック・ミスト」をエクシーズ素材としている場合、
以下の効果を得る。
●このカードが相手モンスター戦闘を行う攻撃宣言時に1度、
このカードエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
その相手モンスターの攻撃を0にし、
このカードの攻撃はその相手モンスターの元々の攻撃アップする。

※「Vジャンプ2013年7月付録冊子「遊☆戯☆王ZEXAL かっとブック」7ページによる

戦闘破壊に関係なくダメージは相手も受けるようになり、強化された。

素材定は厳しすぎるため、通常のエクシーズ召喚現実的でなく、「RUM-バリアンズ・フォース」に頼ることになる。

前半の効果によって、相手に自爆すればお互いに大ダメージを受けることになり、相手に低攻撃を狙われてもダメージを返せる。
しかし、同じ量だけ自分のライフも減ってしまうため、扱いにくさは否めない。相手のライフを大量に減らそうと思ったら、同じだけ自分のライフも大幅に減ってしまうのである。減ったところを突かれて先に負けたというのではシャレにならない。

自分へのダメージを相手にも受けさせるだけのため、自分のダメージを消してしまうズルはできない。
一応、ダメージを受けたあとに回復する「ダメージワクチンΩMAX」を使えば実質帳消しにはできる(そのダメージで自分のライフが0になってしまう場合は発動前に敗北が確定するので不可)が、そこまでの用意をする手間が面倒である。

後半の効果を使う場合は前半の効果を活用する機会はあまりないため、この効果は、素材がない状態で蘇生された場合などに、相手のほうがライフが少なければ使えるくらいだろう。

ブラックミスト素材に持つ場合のみ使える効果は、単純にブラックミストの効果の強化版。
相手の攻撃を0にしてしまうため、より大きなダメージが期待でき、戦闘では手に活躍してくれるものの、ブラックミストの場合でも、少々攻撃は劣るものの、戦闘破壊するという点をみれば、こちらと効果の使い勝手はあまり変わらず、RUMなどの手間を考えると、結局このカードを使わなくてもいいという結論になりやすい。

下手にRUMを採用すると、ランクアップ元のモンスターがいないまま手札にRUMを持て余すこと(いわゆる手札事故)になりやすい。「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」に対応しないランク3であるため、素材に限りがあるのも事故率を高めてしまっている。このカードを採用するか、ブラックミストだけでがんばるかはよく考えたい。

関連動画

関連商品

関連項目

脚注

  1. *だが、OCGルールで考えると、ダメージを受けるのは破壊より前であるため、この処理はテキスト矛盾してしまう。ただし、アニメ版「ハネクリボー」の処理などから考えるに、アニメでは戦闘ダメージの適用(ライフからの減算)が戦闘破壊より後に設定されている可性もある。戦闘の結果ダメージが発生するという直感で考えれば、確かにそのほうが納得はいく。
    ちなみに、詳細なダメージステップの手順は、ダメージステップ開始→ダメージ計算前(モンスターリバース)→ダメージ計算時i:攻守の加減算→ダメージ計算時ii:ダメージの確定→ダメージ計算時iii:ダメージの適用(ライフの減算)ダメージ計算時iv:戦闘破壊の決定(決定するだけでまだ破壊されない)→ダメージ計算後→リバース効果等の発動→ダメージステップ終了時(戦闘破壊されたモンスター墓地へ送られる)となる。
この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
☆くろさや☆[単語]

提供: 奥沢美咲

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/04/25(木) 21:00

ほめられた記事

最終更新:2024/04/25(木) 21:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP