ウォーターボーイズ

ウォーターボーイズ(WATER BOYS)とは、2001年に公開された映画である。
転じて、男子によるシンクロナイズドスイミングを指す。

概要

部員が1人しかいなく、廃部寸前の水泳部にある日、美人教師が顧問として着任。
部員が急増するが、彼女がやりたかったのはシンクロナイズドスイミングである事を知るやいなや、部員はたったの5人となってしまった。それでもめげず、彼らのシンクロにかけた夏が始まる…

フジテレビ・アルタミラーピクチャーズ制作。監督、脚本に矢口史靖を迎え、当時は女子による競技という一般認識の強かったシンクロナイズドスイミング(現:アーティスティックスイミング)を題材をコメディタッチに描いた青春ドラマ。

当時「アドレナリンドライブ」等のコメディ作品を制作していた矢口の出世作であり、この作品で日本アカデミー賞の優秀脚本賞、優秀監督賞にノミネートされた。後に彼はこの作品の経験を活かし「スウィングガールズ」を製作。一般認知度がそれほど高くなかった吹奏楽を幅広い世代に浸透させることになる。

2年後には同じくフジテレビにて、劇場版の2年後を描いた連続ドラマ版が放送。2004年には続編ドラマ「WATER BOYS2」が放映されている。こちらはドラマの続編というよりは映画のスピンオフ的作品に近い。 翌年にはドラマ第1作の続編である単発ドラマの前後編が放映されている。

補足

• 男子のみのシンクロをウォーターボーイズというがあくまで通称であって、正しい言い方ではない。厳密に言うとシンクロではなくウォーターパフォーマンスという。ドラマ版2が放送された同時期には国内の高校を対象にした「ウォーターボーイズ選手権」を実施した。第1回優勝は三重県の鈴鹿高等専門学校で、同校はこの大会の優勝を機に活動を継続。現在も夏季に公演を毎年続けている学内定番コンテンツとして根付いている。
• 上記の映画及びドラマのモデルとなったのは埼玉県立川越高校水泳部3年生が『くすのき祭』で行った催しである。1988年から行われ、1999年にニュース番組で特集されたことがきっかけで映画化の話が立ち上がった。

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関連項目

• 映画
• 水泳
• スウィングガールズ
• 映画の一覧