あの時「YES」とこたえていたら、ふたりは、どこにいたのだろう。
天使のくれた時間とは、ニコラス・ケイジ主演のアメリカ映画である。日本公開は2001年4月28日。
恋人を捨てて大富豪になった男がとあることからパラレルワールドへ放り出され「もう一つの人生」を歩むファンタジーチックなラブロマンス。
世界トップレベルの金持ちが何の変哲もないタイヤ店勤務の庶民になり、人生で大事なものは何なのかを学んでいく。
1987年。ロンドン行きの飛行機に「嫌な予感がする」と言う恋人のケイトを振り切ってジャックは一年の研修へと旅立つ。
時は移り2000年のクリスマスイブ。ケイトと別れたジャックはウォール街で成功を収めペントハウスに住み若い恋人とセックスしオペラを歌いながら出勤するなど優雅な独身生活を満喫していた。
大規模な企業合併に向けた会議を済ませると秘書からケイトから電話があったことを伝えられるもそのまま無視。
そんな雪降るイブの夜。珍しく歩いて帰る途中のスーパーで銃を取り出してわめく青年キャッシュと出会う。
交渉し落ち着かせキャッシュを救うつもりで「自分は全てを手に入れている。君も更生して再チャレンジしよう」と話すとキャッシュは「面白くなるぞ。これからアンタに起きることは自分が招いたことだ」と言って夜の街に消えてゆく。
いつも通りマンションで眠ったジャックが目を覚ますと、家は見知らぬ民家に代わっており胸には別れたはずのケイトの顔が乗せられていた。更には2人の子供と犬までおり――
ジャック(演:ニコラス・ケイジ)
ウォール街で大成功を収めた大手金融会社社長。1300億ドルの企業買収に向け役員をイブなのに残業させる仕事人間。自分は全てを手に入れたと信じている。別世界ではタイヤのセールスマン。
ケイト(演:ティア・レオーニ)
学生時代ジャックと結婚を約束した元恋人。弁護士。イブの夜にジャックに電話をかける。
キャッシュ(演:ドン・チードル)
アジア人が経営するスーパーマーケットで怪しい宝くじの換金を強要していた謎の黒人青年。ビジネスを持ち掛けてきたジャックに一時説き伏せられるも自分を傲慢に憐れんだことで不気味なセリフを残し去っていった。
アーニー(演:ジュレミー・ピヴェン)
パラレルワールドでのジャックの良き友人。
アニー(演:マッケンジー・ヴェガ)
別世界のジャックとケイトの間に生まれた娘。いつもと様子が違うパパをエイリアンだと疑う。
アラン(演:ソウル・ルビネック)
ジャックの部下。家族思いだがあまり仕事熱心ではない。しかし別世界ではジャックに代わり社長の座についている。
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掲示板
1 ななしのよっしん
2023/10/10(火) 23:20:37 ID: bJrUC0jY3D
私が「転生モノ」を簡単に受け入れられたのはこの物語を知っていたから。またDVDを見ようかな
こんな記事があるなんて知らなかった…うれしかった。
2 ななしのよっしん
2023/10/20(金) 17:37:45 ID: A05jFzqMyK
妻ケイトがかわいい
それはさておき天使さんよ
それまでの記憶も無しに他人の人生の続きに放り込まれたら
まずその適応に手いっぱいできらめきを見つけるどころじゃないんですけど?
3 ななしのよっしん
2024/12/04(水) 04:33:47 ID: CufYjHDNYW
ほんと好きな映画
終盤、もう取返しがつかず許されないとしか思えなくても、過ぎ去ってしまった時間はもう戻らなくとも、そこからでもまた二人の時間を始めようと踏み出す選択にはなにより価値を感じられた。
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最終更新:2025/12/13(土) 00:00
最終更新:2025/12/13(土) 00:00
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