エドワード・ティーチ(Fate)とは、「Fate/Grand Order」の登場するサーヴァントの1騎。
CV:西前忠久 イラスト:Bすけ
サーヴァントについてはサーヴァント(聖杯戦争)の記事を参照。
第三章オケアノス編に登場する敵役。ライダーのサーヴァントとして登場。
人理崩壊によってその時代の地球は諸島がある太平洋中央にある僅かな海域しか残されていない世界で、人理崩壊の病巣ともいえる聖杯を回収しに来たカルデアのマスターたちの前に現れ、ある目的のブツを得るべく、海戦に優れたサーヴァント達を率いて襲い掛かってくる。
……と、こう書けばカッコいいのだが、彼の活躍は悪役であるだけでなく、コメディリリーフでもあったのだ。
真名、エドワード・ティーチ、あるいはエドワード・サッチ。
世界で最も有名な『黒髭』の名で知られる海賊その人。危機一髪ゲームで樽の中から飛び出してくるあいつ。東京ディズニーランドの「カリブの海賊」にもちゃっかり出演している。
マントの内側には多数の銃器、長く伸ばした黒い髭の中に麻や導火線を結いこんだ姿は有名。
私掠船に下働きしながら頭角を現し、彼が船長として名声を挙げた頃は250人の船員を率いる大船団の指導者であったという。
北米西海岸~西インド諸島を拠点に活動。
主要な航路を航行中の商船を襲い、乗船させるように迫る。相手が積載貨物や食料、武器、それに酒をおとなしく引き渡せばそのまま解放したが、もし抵抗した場合には全ての乗員を殺害した。
という残忍なやり口、そして30門の大砲を積んだイギリスの軍艦スカーボロー(HMS Scarborough)を撃退したことで最強の海賊という名声を得ることとなった。
そのあまりに残忍で横暴なやり口は当時の船員をも恐れさせたという。
海軍すら撃退してのける海賊に当時の駐米イギリス総督もほとほと困り果てていた。イギリス本国は革命機運のヨーロッパに政治力を傾注していたため増援もなかったことも複合して某王下七武海並に犯罪を黙認されることとなった彼はカリブ海を無法地帯たらしめる象徴とも言える存在となった。
しかし、元私掠船船長、ウッズ・ロジャーズの総督就任で風向きが変わる。
同じ海の男としての手腕を把握した男による海賊掃討に次第に劣勢に追い込まれ、最期はノースカロライナ州オラコーク湾においてイギリス海軍と交戦、25もの傷をものともせず奮闘したものの、倒れ、その首は船首に吊るされたといわれている。
”海賊”という豪放磊落な生き様を世に知らしめたその影響力は計り知れない。
パイレーツ・オブ・カリビアンをはじめ、世界的に海賊を知らしめた永遠のアウトローと言えるだろう。
おやおや、これはこれは奇遇ですな。デュフフフフフ。黒髭、参上ですぞ。緑は敵ですぞ
カルデアのマスターの前に現れたのは全方位オタク、ロジカル語法を駆使する2メートル超の偉丈夫であった。どうしてこうなった。歴史上の偉人が女の子だったことよりも質が悪いぞ!
通称「くろひー」。ストーカー蛇女リスペクトなのは言うまでもない。
自分の趣味に傾倒し、その観念を現実に持ち込みがちな所以”キモいオタク”の典型ともいえる性格をしている。
一人称は「拙者」、笑い方も「デュフフフ」笑いで人受けが良いとは言えない。同乗していたアンメアことアン・ボニーとメアリー・リードからは冷たくあしらわれている。
性癖は純愛を謳いながら凌辱をしたいという変態趣味。真剣に好意や敬意を向ける相手には素直に接することが出来ないというツンデレ属性持ちでもある。
どうやら生前は女に不自由しなかったそうだが、「金に魅せられた尻軽ばかり」だったそうで、恋愛をはじめ彼自身を正当に評価してくれるのは身の回りに存在しなかった模様。聖杯からの知識供与によってオタク趣味に目覚めたのは、そういった人間関係に半ば絶望していたため。
だからって、ラッキースケベ目当てで銃を放棄して徒手に切り替えるのはあまり良い考えとは言えないのだが。
しかしその実、計算高く特にリスク管理においては戦争の天才たるヘクトールをして「愚者を装った知恵者」「バカにふるまっているが不利な状況を作らないように詰みを行う」と言われる海賊王たる真価を内に秘めている。
そして欲しいものは奪ってでも手に入れる、死んだらそれまでなら誇らしく生きるべしという海賊らしい信念はなおも生きている。
ドレイク船長をBBA呼ばわりするが、その実、滅茶苦茶尊敬している。
好きなものを子供と遊ぶことと挙げるなど童心を抱く男。なんだかんだ邪険にされ、コメディリリーフを担ってオチまでやってのける典型的な三枚目ながらその多面性はある意味で超然としたサーヴァント達の中で俗っぽい癒しを提供してくれるそういうポジションである。
Fate/Requiemにも登場。秋葉原コロセウムにゲスト実況者として呼ばれたが、登場するなりブーイングの嵐を受ける。
| 筋力:B+ | 耐久:A | 俊敏:E | 魔力:D | 幸運:C | 宝具:C |
| 保有スキル | |
|---|---|
| 嵐の航海者:A (CT7→5) |
味方全体の宝具威力をアップ[Lv.](1T) &攻撃力をアップ[Lv.](1T) |
| 海賊の誉れ:B (CT7→5) |
自身の攻撃力をアップ[Lv.](3T) &ガッツ状態を付与(1回・1) &弱体耐性をダウン(3T)【デメリット】 |
| 紳士的な愛:C (CT8→6) |
味方全体のHPを回復[Lv.](1000→2000) +味方全体の[女性]のHPを回復[Lv.](1000→2000) |
| クラススキル | |
| 対魔力:E | 自身の弱体耐性を少しアップ |
ランク:C++→C+++ / 種別:対軍宝具 / レンジ:1~20 / 最大捕捉:300人
カード種別:Buster
敵全体に強力な攻撃[Lv.]▲&低確率で敵全体のチャージを減らす▲〈OCで確率UP〉+スターを獲得▲(10個)
黒髭海賊団最盛期の旗艦、「アン女王の復讐号」を召喚する。
その40門の大砲による一斉射に紛れて突撃し、瞬く間に敵艦船を制圧してしまう一連の掠奪行為が宝具化したもの。
同乗する船員の能力が高ければ高いほど船そのもののスペックも向上してゆく能力があり、第三章では英霊を乗せたこの海賊船への対処が課題となる。海では常時展開可能。大量の魔力を消費すれば陸空も移動可能。
ゲーム内ではBuster種全体攻撃。
敵を混乱に陥れ、自軍の優位を作り出す点は「敵のチャージを一定確率で減少」と「スター獲得」の2種類で表現されている。
なお、史実の『アン女王の復讐号』だが、その大砲が現存している。
……というのも、恩赦の取引をシカトしてとある入り江に逃げ込もうとした際、暗礁に乗り上げた上に後続の船が追突していよいよ行動不能となり、放棄したから というもの。宝具なのに扱いがあんまりだ。
レアリティ☆2(UC)。即ちフレンドポイントの無料ガチャから排出される低レアのライダー。
しかし低レアと侮るなかれ。彼には☆5宝具相当の能力がスキルで搭載されている。
まず基本スペックは☆2並。さすがに☆4や☆5の同レベル帯には劣るところはある。
Quick1枚でクリティカル型のパーティには向かないが、Arts2枚なので味方の宝具回転率を邪魔しない。
宝具は敵のチャージ減少・スター生産によって次のターンの支援としてもバッチリである。
そしてスキル群は宝具・攻撃力両方の強化をする「嵐の航海者」により、宝具チェインにも単体による宝具絡みブレイヴチェインの両方に役立つ。
もう一つの「海賊の誉れ」は弱体耐性ダウンのデメリットと引き換えに3ターンの攻撃力強化とターン制限なしのガッツ(蘇生)付与。☆2あるまじきタフさを発揮してくれる。
そして決め手はクエスト取得となる第三スキル「紳士的な愛」
まさかの全サーヴァントで貴重な全体回復スキルである。
LV.1で1000、LV.6で1500、LV.10で2000という回復量であるが、女性のみ2倍になるという特徴がある。
これのお蔭で自分は対象から外れるものの、女性パーティではLV6時点であのナイチンゲールの宝具LV1にやや及ばぬ程度の総回復量を発揮する。
ヒーラーと名高いナイチンゲールが☆5、メディア・リリィが☆4と考えればこのコスパの凄さをご理解頂けるだろう。
前述のガッツによってクールタイムが短縮できていれば2回目の発動も視野に入るため、パーティ全体を耐久面から支えてくれる強力なサポーターとなってくれる。
そしてスタッフも狙ったのか、黒髭を活かすために黒髭ハーレムが完成するのである。
なんと効果対象は性別不明勢も含む。性別不定/男の娘/無性のキャラの一部も対象に含まれるが、パーソナリティーが男性に近いキャラ、男性メインのカップルには効果がない。リア充は敵ですぞー
エルキドゥに対しては余談があり、最初は効果対象外だったが、実装二週間後のメンテで効果対象に。ファンの間では「2週間の熟考の末、黒髭はOKと判断した」とネタにされている。
全方位オタクという個性的な三枚目に反し、そのスキル群はまるでRPGの勇者型のそれ。
ライダーというクラス故、クリティカル率を奪いがちなのが欠点だが、それ以外はバランスが良いので幅広く活躍させることができうるポテンシャルを持っている。
| 紳士的な愛追加効果発生対象一覧(女性除く) | ||
|---|---|---|
| セイバー | アーチャー | ランサー |
| ライダー | アサシン | キャスター |
| バーサーカー | EX | その他 |
※真面目な姿
※第四再臨セイントグラフではタミヤ模型パロディのTシャツが普段着であることが判明
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最終更新:2025/12/15(月) 23:00
最終更新:2025/12/15(月) 23:00
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