ベディヴィエール(Fate)

ベディヴィエール(Fate)とは、円卓の騎士の一員、Fate/Grand Orderに登場するサーヴァントの一騎である。

CV：能登麻美子（stay nightアニメ第一作）
　　 三木眞一郎（stay night PS2版）
　　 真殿光昭（stay night Vita版）
　　 宮野真守（Garden of Avalon、Grand Order）

サーヴァントについてはサーヴァント(聖杯戦争)の記事を参照。

概要

円卓の騎士の一人。円卓最初のメンバーであり自然と円卓での執事、世話役ポジションに収まる。
隻腕でありながら優れた将軍であると同時に卓越した剣技や槍技を持つ騎士でもあったとされる。

人を超えた力を持つ円卓にあって「ただ一人の人間」として仕えた。カムランの丘での最後の戦いで傷ついたアーサー王を最期まで守り、不老の力を持つ聖剣エクスカリバーを湖の貴婦人へ返せという命令には二度背いたが三度目は返還した。一説ではその後を修道院で過ごしたという。

Fate/Grand Order

※Fate/GrandOrder第六章ネタバレ注意

イラスト：天空すふぃあ / 設定制作：奈須きのこ 桜井光

FGOでの彼は前述の“三度目”をやり遂げられなかった平行世界の存在。

その三度目を躊躇っている間に、王の躰は聖槍の女神として活動を再開し、行方不明となってしまう。
今度こそエクスカリバーを返還するため『アーサー王の躰』を求める長きに渡る旅をはじめたが見つからず、世界の果てであるアヴァロンにてで力尽き、石と化してしまっていた。

今度は彼が聖剣の加護を一身に受けることで1500年もの実らぬ捜索を続け、鞘に施されていた不朽の加護がないがために石も同然の肉体になってなお「あの不忠を贖う」という強い意志を理解したマーリンは彼を復活させ、エクスカリバーを加工した義手と、正体を悟らせない誤魔化しのまじないを施して送り出した。
彼の旅の目的……『アーサー王の遺骸』が興したエルサレムのキャメロットという特異点にーーー

本来、ベディヴィエールは円卓の一員でありながら英霊として召喚されるに足る知名度と力量を持たないのだが、FGOにて召喚される彼は、この第六特異点の功績を認められ、“本人と対面した”という縁のあるFGO主人公にのみ特例で召喚される『銀腕の騎士』である。

人物像

沈着冷静にして温厚。慇懃で丁寧な騎士であり、平穏を愛する一方やや気弱な面がある。
ただ、芯の強さは本物で、マシュ・キリエライトが選ぶ「先輩呼びできる人物」の3人目である。
一方、立地的に痩せた土地しかないブリテンの生まれに加え、旅慣れているためゲテモノ食いも躊躇しない。

円卓の良心……と思いきや、割と鉄拳制裁する系の常識人であった様子。
ヒトヅマニア共をはじめとしてフリーダムな面々に厳しく（？）世話を焼いている模様。
そういう意味で王の執事というポジションは彼が望むところの平穏だったのか　と愚考してしまうマスターたちなのであった。

サーヴァントとしての能力

ステータス

• クラス：セイバー
• 身長／体重：187cm・88kg
  　　　　　　内10kg以上が銀の腕の重さ
• 出典：アーサー王伝説
• 地域：イギリス
• 属性：秩序・善　　　カテゴリ：星
• 性別：男性
• パラメータ ：
  

  筋力：A

  耐久：B

  敏捷：A+

  魔力：C

  幸運：B

  宝具：A

• スキル
  

  対魔力：B	詠唱が三節以下の魔術を無効化する。 自身の弱体耐性をアップ
  騎乗：A	幻獣・神獣を除く騎乗物に騎乗可能。 自身のQuickカード性能をアップ
  軍略：C	多人数戦闘における戦術的直観力。対軍宝具の使用及び対処の際に補正が働く。 不朽の指揮官として語られている。 味方全体の宝具威力をアップ(1T)
  冷静沈着：B	如何なる状況に置いても冷静さを失わないスキル。 精神系(特に混乱や焦燥)への抵抗に高い効果を持つ。執事的行為にも有効に働く。 自身のNPを増やす 自身の精神異常弱体耐性をアップ(3T)
  守護の誓約：B	陣地防衛に対してプラス補正。自陣メンバーの防御力を上げる。 味方全体の防御力をアップ(1T) 味方全体の弱体耐性をアップ(1T)

• 宝具
  

  剣を摂れ、銀色の腕（スイッチオン・アガートラム）
  ランク：C+ / 種別：対人宝具 / レンジ：0 / 最大捕捉：1人
  Buster
  自身のBusterカード性能をアップ（1T）〈OCで効果UP〉＆敵単体に超強力な攻撃

  ケルトの戦神ヌァザの用いた神造兵装アガートラムのレプリカ品。常時発動型宝具で戦闘用起動中には筋力、耐久、敏捷のパラメーターが上昇し、白兵攻撃にボーナスが加算される。（上記ステータスは上昇分加算済み）マーリンが返還されなかったエクスカリバーを素材にして作った仮初めの宝具。聖剣の出力に耐えきれず肉体にダメージを負う。カルデアに召喚後のベディヴィエールはエクスカリバーではなく仮想聖剣によってできているためダメージはない。

  一閃せよ、銀色の腕（デッドエンド・アガートラム）
  ランク：A＋ / 種別：対人・対軍絶技 / レンジ：1~40 / 最大捕捉：300人

  銀の腕に魔力を集中させ繰り出す絶技。「剣を摂れ、銀色の腕」を戦闘用起動中にのみ使用できる。敵陣を手刀で一閃する技。

ゲーム内性能

メインシナリオ「第六特異点」にて実装。第六特異点クリア後に追加される星3セイバー。カード構成はQ2A1B2。クリア後限定のストーリー召喚限定サーヴァントのため宝具を重ねづらい。第六特異点のクリア報酬。

「軍略」以外のスキルのレベルを上げてもほとんど目立った数値面の強化がみられない欠点はあるが、逆に言えばスキルレベル１で十分運用可能というメリットとも取れる。
わずかながら自身でNPを充填することがかのうで、味方全体の支援もぬかりなく行えるなど、非常にバランスの取れた一騎。

やはり彼の仕事は宝具ワンパンマンにあるといえる。
宝具を重ねるほど増した基礎威力がさらに高倍率な宝具自身のバフによって上乗せされてから放たれる一閃の最大ダメージは星５レアリティの単体宝具組と並び立てるほどであり、まさに槍を取った騎士王をはじめとしたランサークラスのボス相手に「忠を示してくれる」だろう。
前述のとおり、星３ながら、排出ガチャが限定されているため、なかなか宝具の威力がパーティメンバー採用の決定打にならないカルデアも多いのが欠点か。

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関連項目

• Fate/Grand Order
• サーヴァント(聖杯戦争)
• TYPE-MOON関連の一覧
• アルトリア・ペンドラゴン（仕えた王）