マムクート 単語


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マムクート

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マムクートとは、任天堂のゲーム「ファイアーエムブレム」シリーズに登場する竜ユニットである。

概要

FEの世界観の根幹をなす重要な要素の一つ。人の姿を取っているが竜に変身して戦うことができる「人ならざる者」であり、ストーリー上でも重要なユニットである。特に、神竜王ナーガの名は後の多くのシリーズに登場する。

作品ごとに微妙に設定が異なるが、竜の姿が本来の姿だったものの、ある時から竜の姿を維持し続けることができなくなり、竜の力を「竜石」に封じ込め人の姿を取るようになったと言われる。

どの作品においても何かと特殊なユニットであるため単純な比較はできないが、人を超えた強さを誇り、仲間になる竜は制限つきの最強ユニットと言う場合が多い。火竜の他、氷竜などがいるほか、味方として神竜が仲間になることがあり、多くの場合規格外な伸びをするが何かしらの制限がある。

敵として登場した場合は攻撃力も守備力も最早規格外の域にあるため、まともに戦うのは難しい。ドラゴンキラーで対処するか、魔法で戦うのが有効である。いくつかの作品ではラスボスを務めている。

各作品の扱い

暗黒竜と光の剣

クラス 変身形式
マムクート 竜石。補正付き武器扱い・無限

世界全体にいるようで、老火竜のバヌトゥといまは亡き神竜王ナーガの娘である神竜の幼女チキが仲間になる。
バヌトゥは成長率が終わってるが、チキは反則的な勢いで良く伸びる。

チキが変身する神竜は敵の竜に対して特効を持つため、終盤の切り札である。
「竜石」は使用制限がなく、無限に変身することが可能であったため単純に強かった。

敵そのものが人間の王国に戦争を仕掛けた竜族の王国であるため、敵側にも多数のマムクートが登場する。
ラスボスは地竜メディウスであるが、地竜と言うか土竜っぽい。

外伝

 

紋章の謎

クラス 変身形式
マムクート 竜石使用で数ターン変身
(2部のみ秘密の店で補充可)
火竜 常時変身/敵専用
氷竜 常時変身/敵専用
魔竜 常時変身/敵専用
地竜 常時変身/敵専用

第一部は『暗黒竜』のリメイク、第二部が続編『紋章の謎』だが、ここでは作品全体を『紋章の謎』として扱う。

『暗黒竜』のバヌトゥとチキが仲間になり、第二部では『暗黒竜』から参戦していたコマンドのチェイニーも登場。
今作では会話のみ参加の賢者ガトーも神竜族だと判明する。ただし、竜石を捨てているため変身はできない。
尚、同じく『暗黒竜』から登場している伝説の武器ファルシオンは神竜王ナーガの牙でできていることが判明した。

竜石に回数制限が付いたが、チキはあらゆる竜石を使うことができるため、多少制限はあるが無限に使用可能。
特に第二部で竜石を販売している秘密の店があるため、資金が続く限り竜石が手に入る。
ただし、使用回数を回復するハマーンの杖は竜石には使用できない。

第一部ではリメイク前と同様に多数のマムクート・竜が敵として登場する。
第二部では敵マムクートは登場せず、知性を失った竜が登場する。ラスボスは、復活した暗黒竜メディウス。

聖戦の系譜

『竜』自体は登場しないが、竜と血の契約を結びその力を手に入れた人間の子孫が多数登場する。
また、最強の神器である『ナーガ』と『ロプトウス』はエフェクトにて神竜と暗黒竜が登場する。

ユニットではないが、第二部で裏方役として活躍しているレヴィンは竜族のフォルセティがレヴィンの姿を借りているものとされている。

トラキア776

『聖戦』の外伝扱いなのでこちらでも竜と血の契約を交わした者の子孫が多数登場する。
また、レヴィンの暗躍も健在である。

封印の剣

クラス 変身形式
マムクート 竜石。1戦闘で1消費・有限(30回)

ストーリー自体が「紋章の謎」に比較的近く、神竜のファが仲間になる。

チキ以上に幼く、変身後の竜形態ももふもふしており、とても竜とは思えないかわいさだが非常に強い。しかし神竜石が30回しか使えずハマーンも効かないため、前線に立たせるのは辛い。

敵には戦闘竜と言われる、心を持たない火竜が多数登場する。ラスボスは魔竜イドゥンで、最期はメディウスと同じ運命になるかと思われたが…?

なお、封印の剣に登場する竜たちは誰も彼も例外なく射程が1しかない。加えて、魔防が低め(あくまで防御に比べて、だが)であること、バ火力の魔道士ヒロイン・リリーナがいることなどの要因により、魔法で間接攻撃すれば簡単に倒せるというなんともアレな仕様となっている。ちなみにタイトルにもなっている「封印の剣」は火竜や魔竜に特攻が付いている上に間接攻撃できるため、まさに対マムクート最終兵器と言うべき武器である。

烈火の剣

味方ユニットとしてマムクートが仲間になることはないが、前作に登場したファがゲスト出演。
実は竜族は仲間になっており、ストーリー上重要な役割を果たす。

ラスボスは、今回の事件の首謀者であるネルガルが呼び出した「古の火竜」である。
封印の剣で魔法にフルボッコされた反省か、敵のブレス攻撃の射程は1~3に設定されており隙はない。

聖魔の光石

クラス 変身形式
マムクート 竜石。1戦闘で1消費・有限(50回)

魔物を封じるものとして存在するマムクート、ミルラが仲間になる。歳は自称千二百歳ほど。

こちらも幼女だが変身後は結構いかつい。また、主人公エフラムと支援がある。この支援会話が原因でエフラムはファンからロリコン呼ばわりされる羽目になるのだが・・・

竜石の上限は50回に増えたが、聖魔の光石の仕様上、ED後もレベル上げができるため武器の補充がきかないのは辛い。設定上、自分の竜石でなくても使えるようなので補充する機会があると良かったのだが。

竜石には魔物特効があり、後半魔物しか出なくなる聖魔において恐るべき攻撃力を誇る。また飛行系ユニットのため移動に有利な反面、弱点がさらに増えるなど不安要素も増した。

蒼炎の軌跡 

クラス(化身前→化身後) 変身形式
竜鱗族→赤竜 化身ゲージ(ゲージMAXで強制化身)
竜鱗族→白竜 化身ゲージ(ゲージMAXで強制化身)
なりそこない 常時化身(敵専用)

従来の作品とやや異なる設定で竜が登場する。呼び名もマムクートではない。

テリウス大陸では人間を「ベオク」、ヒトから化身(変身)して戦う種族を総称して「ラグズ」と呼ぶ。
ラグズは3種族に分けられ、獣の「獣牙族」、鳥の「鳥翼族」のほか、竜が大陸最強の「竜鱗族」として登場する。

白竜のナーシル又は赤竜のイナが仲間になるが、終盤なので強いのにあまり活躍の機会がない。

変身の触媒に竜石を用いなくなった代わりに化身ゲージが登場。ターン経過でゲージが最大になると強制的に化身し、戦うとゲージが減少、0になると強制的に化身が解ける。ブレスは射程1。弱点に雷魔法が設定された。

竜鱗族はかつて邪神を倒した三雄の一人、黒竜王デギンハンザーが治めており、その圧倒的な力ゆえ他国との交わりを避け、争いに加担することを固く禁じている。こうした設定から普通に竜鱗族と戦うことはなく、敵として戦うのはほぼすべて「なりそこない」と呼ばれる、生物実験で強制的に化身させられたラグズとなっている。
ちなみに、ラスボスのアシュナードが乗っている竜は他のドラゴンナイトのような「飛竜」ではなく、竜鱗族である。

暁の女神

クラス(化身前→化身後 カッコ内は読み) 変身形式
竜鱗族/赤鱗(ドラゴントライブ/レッド)→赤竜(レッドドラゴン) 化身ゲージ(ゲージMAXで任意に化身)
竜鱗族/白鱗(ドラゴントライブ/ホワイト)→白竜(ホワイトドラゴン) 化身ゲージ(ゲージMAXで任意に化身)
竜王子(プリンスドラゴン)→黒竜(ブラックドラゴン) 化身ゲージ(イベント後は常時化身可能)
黒竜王(キングブラックドラゴン)→黒竜(ブラックドラゴン) 常時化身

イナとナーシルに加え、前回チョイ役の赤竜ゴートと竜王子クルトナーガが仲間になる。

今回のラグズはゲージMAXで任意に化身できるようになり、化身前でも攻撃(反撃)する。射程1~2の力or魔力依存ブレスと減りにくい化身ゲージでユニットとしては強いが、全員仲間になるのがあまりにも終盤すぎるためユニットとしての見せ場は少ない。化身すると雷魔法に弱くなり、黒竜は飛行弱点も追加される。

蒼炎同様、設定の都合上なりそこない以外の竜鱗族と戦う機会はほぼないが、終盤に竜鱗族しか出ないマップがある。敵として立ちはだかる「化石親父」こと黒竜王デギンハンザーは作中最強の強さである。

新・暗黒竜と光の剣

クラス 特殊能力 変身形式
マムクート Lv上限30 竜石。1戦闘で1消費・有限(いくつか補充可)

初代同様バヌトゥとチキが仲間になる。成長率も少しは改善されたが似たようなものである。

今回の竜は変身しても騎兵と同じぐらいというミニサイズであるが、その分ブレスの迫力はスゴイ。
竜石が武器扱いで30回であるため、戦闘回数の制限がキツい…のであるが、ハマーンが使用可能で、何より星のオーブの「武器の使用回数が減らない」と言う効果が竜石にも有効であるため気にならない。
そのため、チキを使うなら特定の敵を倒すために必要なスターライトを作らない方が良いということになる。
この場合、ファルシオンは手に入らないが本物の神竜がいるのであるから神竜の牙など不要である

追加キャラのナギは謎が多く、ナーガその人とも、チキの母親とも、未来のチキとも言われる。
加入条件はファルシオンが無くチキがいないことであるが、オームの杖があればチキと共存できる。

新・紋章の謎

クラス 特殊能力 変身形式
マムクート LV上限30 竜石。1戦闘1回消費(有限だが補充可)
火竜 常時変身/敵専用
氷竜 常時変身/敵専用
飛竜 常時変身/敵専用
魔竜 常時変身/敵専用
地竜 常時変身/敵専用

やっぱりバヌトゥとチキとナギが仲間になる。前作同様竜石が武器扱いで、紋章の謎にあった変身によるHP2倍がなくなりHPにやや不安がある。

チキを使うなら天使の衣を使っておくと安定して育成及び戦力化できる。
他には、バヌトゥも神竜石以外は使用でき、竜石は秘密の店で各一つづつしか買えないが魔竜石も購入できる。
また、火竜と氷竜のブレスや魔法の特効が無くなっているため味方は安全だが敵の竜を倒すのに苦労する。
しかし、星のオーブの「武器の使用回数が減らない」と言う効果がないため竜石の使用回数にはやや注意。
ナギはアトスのような感じで終章開始時に仲間になるが、EDで神竜王ナーガの化身であるとハッキリする、
納得の回答であると共に「お前女だったのか」と思った人もいるかもしれない。そして、こっちみんな

変化が大きかったのは敵のほうで、紋章の謎同様知能を失った竜が竜にになりっぱなしの姿で登場する。
しかし、今回も前回同様魔竜は魔法属性でそれ以外は物理属性と防御が通用するので破壊力は大したことはない
…まではいいのだが、攻速=速さであるため攻速がかなりあり、遅いユニットでは2回攻撃は難しい。

ラスボスの暗黒竜メディウスはしっかり巨大な竜になっているが見た目の迫力以上にステータスが驚異的で、ハードで既に速さ27守備31という暁の女神と見紛うような反則的な数値を誇り、ルナティックではHP99速さ30守備40魔防30というまさに「絶望ここに君臨す」な性能になっている。

覚醒

クラス 特殊能力 変身形式
マムクート Lv上限30 竜石・真竜石。補正付き武器扱い(無限補充可)

ノノ・チキ・ンンが仲間になる。竜石・真竜石は店売りされているため普通のユニットとして使用できる。それに加え、ユニットにはならないがナーガもストーリーに登場する。

マイユニットを含め他のユニットをマムクートにはできないものの、味方マムクートもチェンジプルフで他の職業になったり(戻ることも可能)結婚したりとシステム上も一般ユニットとしての使用が可能である。ただし、クラスを変更しても兵種によらず竜特効がつくという弱点がある。

攻守に秀でブレスの射程1-2が便利、スキルは初期スキル「バイオリズム・奇数」とLV15時「竜特効」を得られる。

ノノはシリーズ恒例のロリ竜で初期値は超貧弱であるが凄まじい成長率を誇る。
性能もさることながら歴代マムクート一の露出度+結婚可能と本作のはっちゃけぶりが見て取れる。

物語後半で成長したチキも加入するが、遥か昔「お兄ちゃん」と呼ぶマルスに対して思うところがあるようである。
三千歳になっているだけあって初期値もレベルも高いが、成長率はちゃんと高いので安心していい。

ンンは二人目のロリ竜。ノノが誰かと支援Sになると出る外伝にて加入。
成長率は高く初期値もよほどおかしなプレイをしない限り低くなることはない、かなりの強キャラ。

ちなみに、自軍にはもう一人竜の血を色濃く受け継ぐ人物がユニットとして現れる可能性がある。

(以下、発売後暫く後に加筆)

ティアリングサーガについて

ファイアーエムブレムの生みの親とも言われる加賀氏が(ISを抜けた後に)開発に参加し、エンターブレインによって販売されたティアリングサーガは大人の事情によりいろいろあったのだが、発売直前まではファイアーエムブレムと共通の世界観を持つとされていた。

そのためいろいろと設定に変更が加えられた後でも、マムクートではないが竜に変身するユニットが登場し、ラスボスも竜である。
また、作品中に別人の姿に変身し、過去の竜と人の交わりにやたらと詳しい人物が登場する。

関連動画

 

関連項目

  • ファイアーエムブレム
  • 任天堂
  • インテリジェントシステムズ
  • チキ
  • ノノ(ファイアーエムブレム)
  • タグエル
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