ファイアーエムブレム 暁の女神 | |
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ジャンル | シミュレーションRPG |
開発元 | インテリジェントシステムズ |
販売元 | 任天堂 |
機種 | Wii |
発売日 | 2007年2月22日 |
価格 | 6,476円(税別) |
ゲームソフトテンプレート |
『ファイアーエムブレム 暁の女神』とは、任天堂から発売されたWii用ロールプレイングシミュレーションゲームである。
開発はインテリジェントシステムズ。発売日は2007年2月22日。
キャッチコピーは「共に戦い、共に生きる。」。ゲームではリュシオンがこのセリフを使っている。
ゲームキューブで発売された『ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡』の直接の続編。前作の終わりから3年が経過した「テリウス大陸」のストーリーを描く。
システムは前作を踏襲した上で、新たに最上級クラスの追加やスキルの着脱などの要素が加わった。仲間にならなかったキャラクターやクラス(サナキや王族以外の鴉など)もユニットに加わる。
ストーリーが4部構成、全員と支援が結べる(支援会話は簡易化。[1])、支援と別の「絆支援」追加、「無音レベルアップ」(レベルアップしたときに運悪く何も能力が上昇しない現象、通称「貫禄の無音」)が発生しない、バイオリズムの影響増加(命中・回避への影響増加、スキル発動率・埋もれた財宝の判定にも影響)などの変更も行われている。
操作はWiiリモコン、クラシックコントローラ、ニンテンドーゲームキューブコントローラに対応している。ただしWiiUでプレイする場合、GCコントローラは使えない。
ディスク容量が増えたことで映像部分と音響に非常にこだわっており、ムービーの数は前作の2倍以上にも及ぶ。美術スタッフだけでも全体の半分以上を占める力の入れ様は、少なくとも当時FE史上類を見ない多さであった。
また、蒼炎での実績を買われてWii(2006年12月2日発売)初期のコアユーザー向けソフトとして販売されている。体感ゲーム主体のWiiにおいて、従来型モデルのソフトとして販売された意義は大きい。発売から一年近く経過したクリスマス商戦で二万本以上も売り上げるなど長いスパンで販売されたソフトでもある。
製作規模の拡大はもちろんであるが、本作の発売に合わせてファイアーエムブレム公式サイト「ファイアーエムブレムワールド」が立ち上げられるなど、任天堂のコンテンツ内でも従来までとは異なる規模で取り扱われる事となった。
デイン再興のため活動する【暁の団】は先王アシュナードの遺児を王にしたデイン王国の復活を目指す。
第2部 国とは王とは
クリミア女王に即位したエリンシア。彼女を失脚させようとする貴族達と戦う。
第3部 交わされし誓約
ベグニオン帝国と獣牙族・鳥翼族によるラグズ連合との戦争が勃発。
アイク率いるグレイル傭兵団はラグズ連合に加わり、再び戦地に赴く。
第4部 神と人
正の女神・アスタルテの裁きによって殆どの人(ラグズ、ベオク)が石化してしまった。
人々の石化を解くため、アイク達一行は負の女神・ユンヌと共にアスタルテに挑む。
第一部の主人公で、第4部、及び『暁の女神』本編の主人公("女性主人公"の意味合いでのヒロインとでも言うべきか)。FEシリーズでの女性主人公は、外伝のセリカ、『聖魔の光石』のエイリーク以来三人目となる。初期クラスは下級・光魔道士<ライトマージ>。専用スキルコマンド「癒しの手」。
鎧・騎兵特効を持つ光魔法セイニーが使える(シリーズ恒例のレイピア的立場)。魔力、幸運、魔防は凄まじく伸び、まずカンストする。反面HP、速さ、守備が伸びにくく、ゲームオーバー要因となる主人公としては耐久に難あり。
第二部の主人公で、前作『蒼炎の軌跡』のヒロイン。初期クラスは専用の最上級・女王<クイーン>。
今回は声優によるボイスがない。また、各部の主人公で唯一、第四部終章の強制メンバーではない。
専用装備アミーテがゲーム中でもトップクラスの装備な上、杖+再移動できる飛行系のため、運用次第で他に類を見ない活躍も出来る。ステータスは全体的にバランス良く伸び回避も高いが、弓などの特効には注意。
第三部および前作『蒼炎の軌跡』の主人公。初期クラスは上級・勇者<ブレイブ>。第4部ではミカヤと並び主役として物語の中核となる。
体つきが父グレイルに近くなり、昔の仲間にごついと言われ、敵にはよくラグズ扱いされる。
前作に比べると幸運・魔防以外のステータスは概ね上昇(特に力、技が驚異的)。ただし、幸運の低さから必殺を受けやすく、魔防の低さ故に魔法攻撃の標的にされやすく、スリープも命中しやすい。
ゲームキューブのメモリーカードを使って蒼炎の軌跡クリアデータを引き継げる。蒼炎の難易度は引き継ぐ内容に関係しない。蒼炎20章でジルが寝返ったデータは引き継げない模様(引き継ごうとするとフリーズするバグがある)
WiiUの場合、ゲームは遊べるがメモリーカードスロットがないため引き継ぎは行えない。(Wiiで引き継ぎしてWiiUに引っ越すことは可能。ただしWiiUに引っ越した場合はWiiから暁の女神のデータが消去される)
何でも引き継ぐのではなく、引き継ぐことで能力補正、支援強化などの一部特典が条件付きで得られる。
全員加入・全員生存扱い(蒼炎でキャラを失っていても暁では登場し、引き継ぎ対象にもなる)
例:レベル20・力最大のキャラのデータ引き継ぎ→暁で力+2補正されたキャラが登場
サザだけは特殊で、蒼炎でLV20達成時のみステータスがそのまま引き継がれる。魔防は最大15まで(暁盗賊の上限)。レベルアップで成長しない能力は引き継がない(ブーツで移動力増強など)。暁サザの初期値より弱い能力があっても丸ごと引き継がれる。特に大器晩成を外した固定成長方式だと能力が下がるだけで損な可能性が高い。蒼炎サザは育てやすくないため、引継ぎ目的で育成するならよく検討すべき。
引き継ぎが発生条件となっている拠点会話も、ごくわずかだが存在する。具体的には
画面サイズは国内版だと4:3のみだが、海外版(北米版・ヨーロッパ版)では16:9に対応。
他にも一部イベントの削除や追加、ならびに一部キャラの専用武器の追加など国内版とは違う部分も多く、『完全版』とも言える作りになっている。(ただしテキストは難易度にかかわらず日本語版ノーマル相当の簡略版のみなので、蒼炎と合わせて楽しみたい人には劣化ともいえる)
こうした経緯から、国内完全版の発売を求める声が挙がることがある。 しかし任天堂は完全版などの販売を基本的に行わないため、実現には至らなかった。 (「最初に買った人が損をして、後から買った人が得をする販売方式は取らない」と当時社長だった岩田聡が述べていた)
1.追加イラストの閲覧
2.ストーリーの修正、及び補足
ゲーム内クレジットなどに詳しい役柄表記がないため一部詳細不明。
ファイアーエムブレムシリーズ |
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3部の前半は今見るとあの世界観における軍記物をしっかり描こうとしてる雰囲気が感じられて結構好きだな
敵味方の主戦力が激突してる間に陽動部隊が敵の補給線を潰しにいく3部3章なんかは前者をダイナミックなムービーで展開しつつ、
後者をプレイヤー操作パートにすることでFEらしい局地戦闘を戦略に落とし込んで描写することに成功してるし
3部4章では有利に戦局を進められたところで和平に持ち込むっていう戦略の定石がラグズという種族の性質のせいで成立させられず、結局直接戦闘でさらなる勝利を求める方針をとらざるをえなくなりそのせいで決定的な敗北を招いてしまう…
というのもあの世界ならではな戦争描写で面白いと思った
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最終更新:2024/12/12(木) 01:00
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