葛飾北斎(Fate)とは (カツシカホクサイフェイトとは) [単語記事]

葛飾北斎(Fate)とは、スマホアプリ『Fate/Grand Order』にて実装されたサーヴァントの一騎。

ILLUST:黒星紅白　CV:ゆかな

概要

2018年1月1日（月）に何の前触れもなくピックアップ召喚に現れた2体目のフォーリナー。期間限定で体験クエストも開催された。
1月24日（水）開催の節分イベントには早くも10階の中ボスとして登場、『画凶人』と言う毎ターン発動スキルも敵限定で追加されている。

一人称は「おれ」「俺（憑依時）」、マスターの呼び方は「ますたぁ殿」「かるであの（憑依時）」

容姿は和装。二人静に蘇芳の二色を合わせた着物、金の帯に浅葱の紐で襷掛けという大変いなせな格好である。
裾には芒に月および雁の模様を、髪飾りは野牡丹をあしらい、これらは再臨を重ねると異形のモノへ変化していく。

1体目のアビゲイル・ウィリアムと同じく、魔神柱ラウムが開いた「外なる宇宙」の扉より現れた、領域外の生命に依り代と定められた一般人・・・が蛸になった姿である。真っ先に目が行くお餅豊かな女の子は葛飾北斎ではなく、その三女となるお栄（葛飾応為）。

英霊の資格を元々持たないアビゲイルと異なり、北斎本人は英霊の資格を持ちながら死してなお絵を描き続ける事を求め続け、その狂気を「海の竜神だか、星のタコ神だか（本人談）」に利用され深淵に誘われ、フォーリナーとその身を堕とした。
後は深淵の神がカルデアを通じ顕現するのみだったが、正も邪もありのままを描かんとする北斎は、世を歪めんとする邪神と終の間際で対立、邪神の狂気を取り込みつつもその呪縛から逃れ、邪神は再び深淵に戻っていった。

カルデアに召喚された後も、北斎は面妖蛸の姿で娘お栄に付きまとう。
ただし邪神の力を振るわんとするときはお栄の体に憑依し一体となる。

画狂老人

元となった葛飾北斎は東洲斎写楽と並ぶ浮世絵界の狂人。
道を歩くとき常に呪文を唱えていたことからフォーリナー候補として選ばれたと思われる。
画狂老人卍は齢90歳になってから最後に名乗った雅号、90の爺でこの中二病センスは流石と言わざるを得ない

蛸と女と言うキャラデザインは、北斎が描いた春画の代表作『蛸と海女』がモチーフ。
宝具デザインは『富嶽三十六景』と、葛飾北斎の魅力を存分に活かしたキャラクターとなっている。

プロフィール

クラス：フォーリナー
身長／体重：162cm・51kg
出典：史実
地域：日本
属性：混沌・中庸　カテゴリ：人
性別：女性

公式プロフィールは基本お栄のプロフィールとなっている。

能力

パラメータ

筋力:D 耐久:D 敏捷:B 魔力:B 幸運:A 宝具:A

スキル

保有スキル
森羅万象:A+	自然の有り様を研究し、その真髄を見抜く観察眼。自身に回避状態を付与(1T)＆NPを増やす[Lv.](20→30％)
父娘の絆:A	邪神の狂気にも揺るがない親子の絆。自身のArtsカード性能をアップ[Lv.](3T) ＆強化解除耐性をアップ[Lv.](1T) ＆弱体耐性をアップ[Lv.](1T)
雅号・異星蛸:B	深淵の邪神と混然となった境地で描かれる非ユークリッド幾何学的画風。自身にArtsカードによる攻撃時に対象に「防御力をダウン[Lv.](3T)」を付与する状態を付与(3T)
クラススキル
領域外の生命:EX	外なる宇宙。虚空からの降臨者。邪神に魅入られ、その権能の片鱗を身に宿し揮う者。自身に毎ターンスター2個獲得状態を付与＆弱体耐性をアップ
道具作成:B	描かれた絵画は人心に強く働きかける魔力を帯びる。自身の弱体付与成功率をアップ
陣地作成:D	絵を描くのに便利なスペースを作り上げるが掃除・整理整頓はしない。見かねたアビゲイルが見学ついでに部屋を掃除してくれる。自身のArtsカードの性能を少しアップ
神性:B	計り知れぬ邪神の脅威を身一つで封じている。代償としてとと様はタコになった。自身に与ダメージプラス状態を付与

アビゲイルが筋力B、耐久Aとなっているのに比べると非常に脆弱である。邪神に取り込まれ切っていないが故か。
魔力B、神性Bはアビゲイルと共通。

戦闘は筆を振るい敵を討つ。スキル使用時にはとと様が墨を噴くか、筆で虹を描く。

第3再臨以降はEX攻撃で締めを飾る富士が逆さ富士となる、Q攻撃が分離攻撃する時のボイスが「とと様！」から「応為！」になるなど、スキル使用・攻撃時のモーションやボイスが多彩に変化するので一見の価値あり。

宝具：富嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)

ランク：A / 種別：対軍宝具 / レンジ：1～？ / 最大補足：46人
カード種別：Arts
敵全体に強力な〔人の力を持つ敵〕特攻攻撃[Lv.]＜OCで特攻威力アップ＞

富嶽三十六景のうち二十一作目『神奈川沖浪裏』を題材とした宝具。
第3形態以降は"表富士"三十六景に加え"裏富士"十景を加え『神奈川異海裏すさび』とその名を変える。

ちなみに唱える文言は「ふんぐるいふんぐるい、オン・ソチリシュタ・ソワカ、うがふなぐるふたぐん！」
本来は「ふんぐるい　むぐるうなふ　くとぅるう　るるいえ　うがふなぐる　ふたぐん」
（『死せるクトゥルー、ルルイエの館にて夢見るままに待ちいたり』）なのだが
宝具での呪文を意訳すると『蓮の連なる座にて、妙見菩薩は、夢見るままに待ちいたり』となる。
取り込もうとした邪神に抗った北斎の我の強さが垣間見られる。

水着Ver

2019年水着イベント「ラスベガス御前試合水着剣豪七色勝負！」にて実装。
水着剣豪としてクラスチェンジした姿。カルデアでの記憶は失われたが、水着剣豪としての道を突き進んでいく。

北斎は吉良家家臣の剣客・小林平八郎の曾孫である、という伝説があるがその真偽は不明。そんな眉唾物の話を聞き、天女に憧れ、本を読み漁った若い頃の応為ちゃんがこの姿である。

クラス：セイバー
属性：混沌・善　　カテゴリ：人
ステータス

筋力：C 耐久：C 敏捷：B 魔力：C- 幸運：B- 宝具：B

スキル

保有スキル
神通力(墨):C	中二なシーズン。サルノコシカケを煎じて飲んだり仙女修行をした過去は大人北斎ちゃん的には黒歴史である。自身のNPを増やす[Lv.](10→20％) +スターを獲得[Lv.](10→20個)
父娘の縁:B	青臭い娘を見守る父親と、父を超えて認められたいと望む娘の少しちぐはぐな想い。自身のスター集中度をアップ[Lv.](3T) ＆ガッツ状態を付与[Lv.](1回・3T・1000→2000)
雅号・竜紋蛸:B	娘の霊体を己の触手と化して侵食する、深淵なる邪神の狂気。旅好き引っ越し好きが高じてついに別クラスまで……？自身のArtsカード性能をアップ[Lv.](3T) ＆クリティカル攻撃時に「自身のクリティカル威力をアップ[Lv.](3T)」する状態を付与(3T)
クラススキル
対魔力:C	自身の弱体耐性を少しアップ
神性:E	自身に与ダメージプラス状態を付与

宝具
諸国瀧廻り（しょこくたきめぐり）
ランク：B / 種別：対人宝具 / レンジ：1～？ / 最大補足：8人
カード種別：Arts
自身の宝具威力をアップ(1T)<OCで効果アップ>+敵単体に超強力な攻撃[Lv.]

数々の名瀑の姿に着想を得た、応用無辺天界飛翔の大剣技。
『冨嶽三十六景』の後年に描かれた全八図からなる名所絵揃物。
滝名は、
- 『下野黒髪山きりふりの滝』
- 『東海道坂ノ下清滝くわんおん』
- 『東都葵ヶ丘の滝』
- 『相州大山ろうべんの滝』
- 『和州吉野義経馬洗滝』
- 『美濃国養老の滝』
- 『木曾海道小野ノ瀑布』
- 『木曾路ノ奥阿弥陀ヶ瀧』
性能
イベント報酬の星４セイバー。カード構成はQ2A2B1。