2006年度新人選手選択会議 単語

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ドラフト会議 > 2006年度新人選手選択会議

2006年度新人選手選択会議とは、2006年に新高輪プリンスホテル高輪で行われた第42回目のプロ野球ドラフト会議である。

概要

2005年から始まった分離ドラフトの2年目。高校生ドラフトは9月25日、大学生・社会人ドラフトと育成ドラフトは11月21日に行われた。

翌2007年、不正スカウト問題で希望入団枠が撤廃されたため、1993年度の逆指名制度導入から自由獲得枠、希望入団枠と名前を変えて継続されていた大学生・社会人選手の希望球団宣言制度が行われた最後の年である。

2005年に発足した四国アイランドリーグの選手が初めて育成ではなく大学生・社会人ドラフトで指名された(深沢和帆、角中勝也の2名)。また、ソフトバンクに1巡目で指名された福田秀平は平成生まれのプロ野球選手第1号となった(他に平成生まれでは土井健大、延江大輔、山田弘喜の3名が指名された)。

1巡目指名・希望入団枠

高校生ドラフト1巡目

ハンカチ旋風を引き起こした斎藤佑樹(早稲田実業)、田中将大(駒大苫小牧)の動向が注目されていたが、斎藤は早稲田大学進学を表明。ほか、前田健太(PL学園)、堂上直倫(愛工大名電)、増渕竜義(鷲宮)、大嶺祐太(八重山商工)らが注目された。

1巡目では広島を除く11球団が指名重複。広島のみが前田健太の単独指名に成功したが、このような形はドラフト制度史上初のことであった。

指名順 選手名 ポジション 指名球団
1巡目 田中将大 投手 楽天、横浜、日本ハム、オリックス
1巡目 堂上直倫 内野手 中日、巨人、阪神
1巡目 増渕竜義 投手 ヤクルト、西武
1巡目 大嶺祐太 投手 ロッテ、ソフトバンク

赤字が交渉権獲得球団。

大学生・社会人ドラフト希望入団枠・1巡目

ロッテを除く11球団が希望入団枠の権利を行使。

最大の目玉として一時は広島以外の11球団が獲得に名乗りを上げた大隣憲司(近大)は、争奪戦の末ソフトバンクに入団。岸孝之(東北学院大)は西武、楽天、巨人が争奪戦を繰り広げたが、最終的に西武に入団した。広島は永川勝浩以来4年ぶりにこの制度を行使し、宮崎充登(ホンダ鈴鹿)を獲得。

楽天は岸の獲得を断念したあと、木村雄太(東京ガス)や森福允彦(シダックス)の獲得を目指したがいずれも断られ、結局希望枠を行使しながら選手と契約を締結できず、その場合に可能な1巡目指名で永井怜(東洋大)を指名した。

指名選手一覧

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セントラル・リーグ

中日ドラゴンズ

順位 選手名 ポジション 所属
高校生ドラフト
1巡目 堂上直倫 内野手 愛知工業大学名電高等学校
2巡目 (選択権なし)
3巡目 福田永将 捕手 横浜高等学校
大学生・社会人ドラフト
希望枠 田中大輔 捕手 東洋大学
1巡目 (選択権なし)
2巡目 (選択権なし)
3巡目 浅尾拓也 投手 日本福祉大学
4巡目 菊地正法 投手 東邦ガス
5巡目 岩崎達郎 内野手 新日本石油ENEOS
6巡目 清水昭信 投手 名城大学
7巡目 西川明 内野手 法政大学

阪神タイガース

順位 選手名 ポジション 所属
高校生ドラフト
1巡目 野原将志 内野手 長崎日本大学高等学校
2巡目 (選択権なし)
3巡目 橋本良平 捕手 智辯学園和歌山高等学校
4巡目 横山龍之介 投手 日本文理高等学校
大学生・社会人ドラフト
希望枠 小嶋達也 投手 大阪ガス
1巡目 (選択権なし)
2巡目 (選択権なし)
3巡目 上園啓史 投手 武蔵大学
4巡目 清水誉 捕手 関西学院大学
5巡目 大城祐二 内野手 TKD千曲川

東京ヤクルトスワローズ

順位 選手名 ポジション 所属
高校生ドラフト
1巡目 増渕竜義 投手 鷲宮高等学校
2巡目 (選択権なし)
3巡目 上田剛史 外野手 関西高等学校
4巡目 山田弘喜 投手 城東工業高等学校
大学生・社会人ドラフト
希望枠 高市俊 投手 青山学院大学
1巡目 (選択権なし)
2巡目 (選択権なし)
3巡目 西崎聡 投手 JR北海道
4巡目 衣川篤史 捕手 住友金属鹿島
育成ドラフト
1巡目 伊藤秀範 投手 四国IL:香川オリーブガイナーズ

読売ジャイアンツ

順位 選手名 ポジション 所属
高校生ドラフト
1巡目 坂本勇人 内野手 光星学院高等学校
2巡目 (選択権なし)
3巡目 田中大二郎 内野手 東海大学付属相模高等学校
4巡目 伊集院峰弘 捕手 鹿児島実業高等学校
大学生・社会人ドラフト
希望枠 金刃憲人 投手 立命館大学
1巡目
2巡目 (選択権なし)
3巡目 上野貴久 投手 NTT東日本
4巡目 円谷英俊 内野手 青山学院大学
5巡目 深沢和帆 投手 四国IL:香川オリーブガイナーズ
6巡目 寺内崇幸 内野手 JR東日本
7巡目 深町亮介 投手 中京大学
育成ドラフト
1巡目 鈴木誠 投手 JR東日本
2巡目 下山学 外野手 青森大学
3巡目 松本哲也 外野手 専修大学
4巡目 隠善智也 外野手 広島国際学院大学
5巡目 芹沢明 内野手 元シダックス
6巡目 作田啓一 外野手 苫小牧駒沢大学
7巡目 大枝亮祐 投手 中京高等学校

広島東洋カープ

順位 選手名 ポジション 所属
高校生ドラフト
1巡目 前田健太 投手 PL学園高等学校
2巡目 (選択権なし)
3巡目 會澤翼 捕手 水戸短期大学附属高等学校
大学・社会人ドラフト
希望枠 宮崎充登 投手 ホンダ鈴鹿
1巡目
2巡目 (選択権なし)
3巡目 上野弘文 投手 トヨタ自動車
4巡目 青木高広 投手 日産自動車
5巡目 中東直己 外野手 ホンダ鈴鹿
育成ドラフト
1巡目 山中達也 投手 九亀城西高等学校

横浜ベイスターズ

順位 選手名 ポジション 所属
高校生ドラフト
1巡目 北篤 投手 小松工業高等学校
2巡目 (選択権なし)
3巡目 梶谷隆幸 内野手 開星高等学校
4巡目 高森勇気 捕手 中京高等学校
大学生・社会人ドラフト
希望枠 高崎健太郎  投手 日産自動車
1巡目 (選択権なし)
2巡目 (選択権なし)
3巡目 木村雄太 投手 東京ガス※入団拒否[1]
4巡目 下園辰哉 外野手 九州学院大学
5巡目 下窪陽介 外野手 日本通運
6巡目 吉原道臣 投手 ホンダ

パシフィック・リーグ

北海道日本ハムファイターズ

順位 選手名 ポジション 所属
高校生ドラフト
1巡目 吉川光夫 投手 広陵高等学校
2巡目 (選択権なし)
3巡目 植村祐介 投手 北照高等学校
4巡目 ダース・ローマシュ匡 投手 関西高等学校
大学生・社会人ドラフト
希望枠 宮本賢 投手 早稲田大学
1巡目 (選択権なし)
2巡目 (選択権なし)
3巡目 糸数敬作 投手 亜細亜大学
4巡目 長野久義 外野手 日本大学※入団拒否[2]
5巡目 山本一徳 投手 早稲田大学
6巡目 金子洋平 外野手 ホンダ
7巡目 今浪隆博 内野手 明治大学
8巡目 内山雄介 投手 旭川大学

西武ライオンズ

順位 選手名 ポジション 所属
高校生ドラフト
1巡目 木村文紀 投手 埼玉栄高等学校
2巡目 (選択権なし)
3巡目 朱大衛 投手 中部大学第一高等学校
大学生・社会人ドラフト
希望枠 岸孝之 投手 東北学院大学
1巡目 (選択権なし)
2巡目 (選択権なし)
3巡目 山本淳 投手 TDK千曲川
4巡目 原拓也 内野手 関東学院大学
5巡目 岩崎哲也 投手 三菱重工横浜硬式野球クラブ
6巡目 大崎雄太朗 外野手 青山学院大学

福岡ソフトバンクホークス

順位 選手名 ポジション 所属
高校生ドラフト
1巡目 福田秀平 内野手 多摩大学付属聖ヶ丘高等学校
2巡目 (選択権なし)
3巡目 伊奈龍哉 内野手 近江高等学校
4巡目 李秉諺[3] 内野手 共生高等学校
大学・社会人ドラフト
希望枠 大隣憲司 投手 近畿大学
1巡目 (選択権なし)
2巡目 (選択権なし)
3巡目 高谷裕亮 捕手 白鴎大学
4巡目 森福允彦 投手 シダックス
5巡目 長谷川勇也 外野手 専修大学
6巡目 川頭秀人 投手 福岡大学
育成ドラフト
1巡目 山田大樹 投手 つくば秀英高等学校

千葉ロッテマリーンズ

順位 選手名 ポジション 所属
高校生ドラフト
1巡目 大嶺祐太 投手 八重山商工高等学校
2巡目 佐藤賢治 外野手 横浜高等学校
3巡目 黒滝将人 投手 札幌日本大学高等学校
大学生・社会人ドラフト
1巡目 (選択権なし)
2巡目 (選択権なし)
3巡目 神戸拓光 外野手 流通経済大学
4巡目 荻野忠寛 投手 日立製作所
5巡目 江口亮輔 投手 愛知学院大学
6巡目 中郷大樹 投手 JR四国
7巡目 角中勝也 外野手 四国IL:高知ファイティングドッグス
8巡目 松本幸大 投手 デュプロ

オリックス・バファローズ

順位 選手名 ポジション 所属
高校生ドラフト
1巡目 延江大輔 投手 瀬戸内高等学校
2巡目 (選択権なし)
3巡目 梅村学人 投手 三重高等学校
4巡目 仁藤拓馬 投手 島田商業高等学校
5巡目 土井健太 捕手 履正社高等学校
大学生・社会人ドラフト
希望枠 小松聖 投手 JR九州
1順目 (選択権なし)
2巡目 (選択権なし)
3巡目 大引啓次 内野手 法政大学

東北楽天ゴールデンイーグルス

順位 選手名 ポジション 所属
高校生ドラフト
1巡目 田中将大 投手 駒澤大学付属苫小牧高等学校
2巡目 (選択権なし)
3巡目 山本大明 捕手 尾山台高等学校
大学・社会人ドラフト
1巡目 永井怜 投手 東洋大学
2巡目 (選択権なし)
3巡目 嶋基宏 捕手 國學院大學
4巡目 横川史学 外野手 青山学院大学
5巡目 渡辺直人 内野手 三菱ふそう川崎
育成ドラフト
1巡目 金森久朋 投手 西多摩倶楽部
2巡目 中村真人  外野手 シダックス

関連項目

  • プロ野球
  • ドラフト会議
プロ野球ドラフト会議前後表
2000年代 2005年 - 2006年 - 2007年 - 2008年 - 2009年
2010年代 2010年 - 2011年 - 2012年 - 2013年2014年
2015年2016年2017年 - 2018年

脚注

  1. *2008年1位でロッテに入団
  2. *2008年もロッテ2位指名を拒否し、2009年1位で巨人に入団
  3. *入団時に「李杜軒」に改名。
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