「多分、僕は亡霊なんだ」
実休光忠(刀剣乱舞)とは、ブラウザゲーム・スマホアプリゲーム『刀剣乱舞』に登場するキャラクター(刀剣男士)である。
概要
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https://twitter.com/tkrb_ht/status/1671081692768108544
2023年6月20日(火)~7月18日(火)12:59開催、「連隊戦~海辺の陣」にて実装。
同イベントでは夜光貝10万、20万、30万の報酬として最大3口入手可能。
刀剣男士としての姿は、長船派や光忠に共通する黒い礼服を纏いつつ、白いネクタイやベストを着ていなかったり所々アレンジが見られる。青年の体格のわりには紫色の瞳はやや幼げな顔つきの印象。肩に付くほどの髪が黒から白へと変色しており、顔から腕にかけて見える炎を意匠したような?火傷痕のような?刻印は痛々しくも彼の辿った歴史を感じさせる。両耳にはピアスをガッツリ付け、右耳は軟骨含め3つ、左耳には1つあるとの担当絵師の言
がある。
まるでヴィジュアル系かホストのような厳つい身なりに加えて、逆光を帯びて両手を広げたすしざんまいラスボスと見紛う立ち絵のため謎に迫力がある。
人物像は素直で穏やかな物腰で人当たりも良いが、どこか寂寥感を抱えた朧気な青年。一人称は「僕」。
光忠の中でも名の知れた名刀であるが、二度焼けて再刃もされなかった来歴から記憶があやふやであり、自身に欠落を感じている。負傷時の本丸では「傷だらけの僕を…綺麗だと言ってくれた人がいた…。誰だったかなあ…?」と大切なものを喪失した哀しみを垣間見せる。
刀時代の損傷が身体へ反映があったり燃えたことにより記憶喪失となる刀剣男士は過去にも例があったが、精神と身体の両方の損傷が目立つ状態で顕現した刀剣男士は珍しい。
戦闘においても平時の穏やさを持ったままだが、真剣必殺では迫真の表情を見せる。これまた逆光を帯びて謎に迫力がある。
審神者への対応は柔和で謙虚だが、時折やけに距離が近い。実休から何か香ると審神者が気にすると、なんと逆に嗅いできて審神者のほうが甘い匂いがすると囁いてくる。審神者の呼び方は「主」「君」。
担当声優の子安氏は「実休くん凄く素敵な奴なので優しく寄り添ってくださいね」
と審神者達の庇護欲が刺激されるコメントをしている。守護らねば……
また、「(子安氏の演技の色気がすごくてけしからん刀という流れから)けしからんかはわからないが、何回か焼けて焼失しているため記憶があやふやという設定で、思い出せなくて、不安定な要素があり、そこが彼のほわほわしたところ、儚げというか、そういうミステリアスなところを生んでいる。僕のおすすめは馬当番のところ。馬相手のときだけは乙女ゲームでとディレクションされた。他人に対しては距離感が若干そんなに近くないところにいるが、馬にだけは本当に心を許して、馬は口説くっていう収録をした。馬にはとにかく囁いて落としてくださいと言われた」と武人・光樹のKOYASU RADIO第38回
にて語っていた。
福島光忠から「秘密の花園を作りたがっている奴がいる」といずれかの光忠の実装を匂わされていたが、実休光忠のプロフィールと合致したため彼の趣味および花園とは何なのか推測が飛び交った。秘密の趣味は明言せず、聞いても伏せられるものの、薬草採集や薬草茶作りなどに精を出す姿が散見され、審神者や刀剣男士にも振舞ってくれる。
薬草については、織田信長の薬草園や甲賀の三雲の影響と薬研藤四郎からは推察される。刀剣男士は手入れで治る身体なのに必要なのかと自問しつつ、心を落ち着けるために好んでやっているという。
織田信長はポルトガルの宣教師の要望に応じて伊吹山に約50町歩(東京ドーム約11個分)の薬草園を開かせたという説が伝わっており、甲賀の製薬業発達の理由にもなった。実休が自分にとって趣味は重要だと語るのは、記憶から失われた元主のよすがを辿ることで自分を見失わない意図もあるのかもしれない。
来歴
元々は後の甲賀流忍術の中心となった近江国甲賀郡三雲城主の三雲定持が所持していたが、のちに愛刀家の三好実休が入手し、同家では「三雲光忠」とも呼ばれていた。
永禄3年(1560)3月5日、和泉国南郡八木の久米田寺において三好実休は敵の流れ矢に当たり陣没したため、敵将の畠山高政がこの刀を戦利品として分捕った。高政はこの後に織田信長に属し、詳細は不明ながら信長に献上したと思われ、信長の所持となる。たいへんな大業物という評判の太刀を手に入れられたことに信長は大いに喜び、岐阜のきりの馬場で自らその切れ味を試したという。その後は「実休光忠」と呼ばれ、信長は差料として常に愛用していたという。
信長は光忠の刀を好んで蒐集し、特に実休光忠を寵愛していた逸話が残っている。天正8年(1580)2月22日、信長は堺の豪商らを安土城に呼び寄せ、自慢の光忠の刀を二十五振り披露した。刀の目利きと評判が高い木津屋に「実休光忠はこの二十五腰のうちのどれか当ててみよ」とムチャぶりをする。
しかし木津屋はなんと一発正解。その理由を尋ねたところ、木津屋は「実休が最期のとき、根来法師の往来左京の脛当てをその太刀で払ったため、切先の刃が少しこぼれた、と聞いておりました。話の通りにこの太刀にも切先に刃こぼれがあります故」と答えたという。
天正10年(1582)本能寺の変にて信長は自らこの太刀をもって奮戦したと云われ、刀身には18ヶ所もの切り込み傷を負った。信長が自害する直前まで使用され、共に炎に包まれて焼け身となる。
のちに豊臣秀吉により回収され、信長の形見として刀鍛冶に修復させた自らの腰に佩用した説もある。
しかし、大坂城では「七之箱 下之御太刀」と豊家腰物帳の最後に記載され、秀吉が佩用した説は疑わしい。大坂城が落ちたのちは、焼け身となり徳川家康に献上される。
「享保名物帳」には焼失として記録されている。
関連動画
関連項目
- 刀剣乱舞
- 刀剣男士
- 三好実休
- 織田信長
- 薬研藤四郎(刀剣乱舞) ー 回想発生。呼び方は「薬研くん」「実休さん」。名前に反して薬草の逸話は付属しなかった薬研だが、実休光忠を待っていたのかもしれないとすら思うと語る。お互いの中に信長の存在を感じるが、実休は己を「亡霊」と評する。内心を吐露しあった。
- へし切長谷部(刀剣乱舞)
- 不動行光(刀剣乱舞)
- 豊臣秀吉
- 徳川家康
- 備前長船
- 長船派
- 福島光忠(刀剣乱舞) ー 手合わせ特殊あり。呼び方は「福島」。気心知れた関係性や薬研との回想での言及からすると何らかの近い境遇や仲間意識があると推察される。
- 燭台切光忠(刀剣乱舞) ー 手合わせ特殊あり。「福島のように強要はしないが…」との言い方からすると実休もお兄ちゃんと呼ばれたいのかも…?
- 大般若長光(刀剣乱舞)
- 小豆長光(刀剣乱舞)
- 小竜景光(刀剣乱舞)
- 謙信景光(刀剣乱舞)
- 刀派表記なし
- 長船派
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