幻想水滸伝とは、コナミから発売されているRPG作品シリーズである。
1995年に発売されたシリーズ第1作から始まり、現在までに第5作が発売されている。
中国四大奇書の「水滸伝」をモチーフにしており、総勢108人のキャラクターを仲間にすることができる。
シリーズのファンからは「幻水」(公式な略称は「幻想」)の略称で親しまれており、ニコニコ動画においては通常のプレイ動画、縛りプレイ動画、実況動画など、さまざまな盛り上がりを見せている。
作品シリーズ
ナンバリング作品
- 『幻想水滸伝(初代)』
- 記念すべき第1作。PS用ソフトとして、1995年12月5日に発売。シリーズの舞台となる赤月帝国と27の真の紋章「ソウルイーター」を巡る物語。
キャッチコピーは「プレイステーションよ、これがRPGだ!」 - 『幻想水滸伝II』
- 1998年12月17日に発売。また、第1作と共にPSP用ソフトとしてリメイクされている。第1作より3年後の世界。27の真の紋章「始まりの紋章」に選ばれた主人公とその親友ジョウイの物語。
キャッチコピーは「その強さがあれば、全てを守れると思った」 - 『幻想水滸伝III』
- プラットフォームをPS2に移したシリーズ第3作。2002年7月11日発売。「幻想水滸伝II」から15年後の世界が舞台。3人の主人公が真の紋章に導かれ、炎の英雄の謎と戦争の陰謀へと迫る。主人公それぞれの視点からストーリーを追う形式を採用した意欲作。また、この作品よりゲームグラフィックが3D化する。
キャッチコピーは「信じる道ならば進むのでしょう。それは、人の性なのですから」 - 『幻想水滸伝IV』
- 2004年8月19日発売。第1作「幻想水滸伝」の150年前の世界が舞台。償いと許しを司る真の紋章「罰の紋章」を宿した主人公と、その主人公が所属する群島諸国の解放戦争を描く。シリーズのシナリオとディレクションを務めていた村山吉隆が「III」製作途中でコナミを退社したため、作品舞台が第1作以前の時代に設定されたという経緯がある。
キャッチコピーは「108人の待つ海へ。それは冒険か、出会いか」 - 『幻想水滸伝V』
- 2006年2月23日発売。シリーズの10周年記念作品である。第1作「幻想水滸伝」の約8年前の世界が舞台。27の真の紋章「太陽の紋章」により守られてきたファレナ女王国と、その元老貴族との確執を描く。主人公であるファレナ女王国の王子は「太陽の紋章」の眷属である「黎明の紋章」を宿し、奪われた紋章と妹を取り戻すために戦う。
キャッチコピーは「すべてを、奪還する」
外伝作品
- 『幻想水滸外伝Vol.1 ハルモニアの剣士』
- 2000年9月21日発売。「幻想水滸伝II」と同じ時代に始まったもう1つの戦いを描くアドベンチャーゲーム。
キャッチコピーは「それは、語られなかった、もう一つの物語」 - 『幻想水滸外伝Vol.2 クリスタルバレーの決闘』
- 2001年3月22日発売。これらの外伝作品にはあまりゲーム性は無く、小説を読み進めるような感覚でプレイできる。
- 『幻想水滸伝カードストーリーズ』
- 2001年より発売されたトレーディングカードゲームと、2001年9月13日に発売されたGBAソフトがある。2004年3月より『幻想水滸伝カードストーリーズ~第II章~ REMAKE BOOSTER 約束の地へ』にリニューアルされており、現在までにシリーズ第4作までのキャラクターが登場している。
- 『Rhapsodia』
- 2005年9月22日発売。「幻想水滸伝IV」の世界観によって描かれるシミュレーションRPG。本編中では語られることのなかったエピソードなどが含まれ、「IV」のストーリーを補完している。
新章
- 『幻想水滸伝ティアクライス』
- 2008年12月18日発売。ニンテンドーDS用ソフト。シリーズ本編の世界観から離れ、百万世界という所謂パラレルワールド(本編世界もまた百万世界の一つとされている)を舞台としたRPG。本編でいうところの「紋章」が「星の印」という別システムに変わっているが、それ以外はシリーズ本編とほぼ変わらないシステムとなっている。百万世界を脅かす存在である「一なる王」や「一なる王」を信奉する「一つの道の協会」と、それに抵抗する者達との戦いを描く。
キャッチコピーは「誰と組むか、信じるか。」 - 『幻想水滸伝 紡がれし百年の時』
- 2013年2月7日発売。PSP用ソフト。前作「ティアクライス」とはまた別の百万世界を舞台としている。100年ごとに大挙出現する正体不明の怪物と、それをめぐってさまざまな思惑をめぐらす人々をえがく。「時代樹」という不思議な木の力によって主人公たちが過去の世界に渡り、かつて怪物と戦って退けた経験をもつ先達から戦いの技を教えてもらう「技伝承システム」が目玉。
キャッチコピーは「求めるのは、秩序か、自由か。」
上記の作品はいずれも、その他ノベライズやコミカライズなど、多数のメディアミックス展開を果たしている。
シリーズプレイ動画
- 通常プレイ
- 縛りプレイ … 最低限の仲間でプレイ、一度使用した仲間は使わないなど、この作品独自の縛りが見られる。
- 実況プレイ … 会話しながらのプレイ。ゲーム内容より、プレイヤーの語彙力や会話のセンスが求められる。
お絵カキコ
関連コミュニティ
関連項目
- 幻想水滸伝の登場人物
- 27の真の紋章
- 水滸伝
- ゲームのタイトル一覧
- 幻水MMD
- 百英雄伝
- 19
- 0pt