正体不明のアルシャードセイヴァーとは、しろねこ氏が投稿している東方卓遊戯動画のシリーズである。
概要
ある日、二人で命蓮寺に遊びに来たぬえと小傘。だが、生憎ナズーリン以外は留守にしていた。二人は「アルシャードセイヴァー」のセッションをしに来たのだ。面子が少ないと悩むぬえの前を通りかかった犠牲者二匹ミスティアとリグルをメンバーに加え、ぬえGMによるキャンペーンが始まった。
GMもPLも全員仲が良く、積極的にネタ振りやネタ乗りをするためやや脱線しやすいが、その掛け合いはまさに「少女たちの遊び」といえるほのぼの風味。キャラクターなんとか機を用いた立ち絵やうp主お手製の挿絵によるシーン描写、様々な演出を凝らした戦闘シーンなども見所である。まぁ何が言いたいのか一言で表すと、要は
みんなかわいい
使用システム
アルシャードセイヴァーRPGルールブックおよび同上級ルールブック、サプリメント「ブルースフィア」を使用。関連商品を参照のこと。
登場人物一覧
シリーズ上のネタバレを多く含んでいる可能性があります。ご了承ください。
GMなど
・封獣ぬえ
当卓のGM。視聴者に向けたメタ発言を時折行う。殺意に溢れた言動とは裏腹に、ダイス目はあまりよろしくない。ぬえええん。
小傘はいぢりがいがあるらしく、よくいぢっている。が、小傘には割と甘く、彼女から純真な好意を寄せられると大いに赤くなって狼狽える。かわいい。
・霧雨魔理沙
コメント返信担当。元々はPL候補だったが諸々の事情で裏方行きとなった。
・十六夜咲夜
セッション2にてSMを担当。忠誠心は鼻から出るタイプ。うっかりボッシュートしたナズを妹様の所にしまっちゃったりするうっかりさん。
PC・PL
※PC番号は1話でのキャラ紹介順としています。「深い意味はないんだからねっ!?」 byぬえ
・PC1 傘掛 興子(かさがけ きょうこ) PL:多々良小傘
クラス構成 ミスティック/ワード/キャスター
ライフパス 原罪なき者/素行不良/渇望/兄妹(興子→鈴) 小型施設/中流家庭 16歳 女性
シャード 群青/八角柱/防具
神の力を持つ現人神少女。古風な喋り方をするが威厳とかは全くなく、どこかズレた言動を繰り返すぽんこつ現人神(笑)。幼馴染みの鈴曰く「サボり癖のダル巫女ポンコツクエスター」。素行不良故か真面目に学校に通おうとしない(単に面倒臭がっているだけだが)が、鈴に毎度起こされるため一応通えている。夢の中で聞こえた声に導かれ、「皆と過ごせる明日を掴む」為にクエスターとして覚醒した。
基本は〈雷〉属性の魔装を用いた魔法攻撃を行うが、《神降ろし》《祈念・鼓舞》による自己強化や《天罰》によるダイス目操作といった搦め手も行える。必殺技は《アカラナータ》と《ヘル》二つを組み合わせたインディグネイション。炎なのか雷なのかはっきりしろと言うのは禁句。2話終盤にて(鈴お手製の)巫女服を獲得した。当然のように腋出しなのは幻想郷の巫女服基準故か。ちなみに、データ上は防具の「神官服」に該当する。
ぬえちゃんとはとっても仲良し。こがぬえは俺のユーフォーロマンス。かわいい。
・PC2 小鳥遊 歌葉(たかなし うたは) PL:ミスティア=ローレライ
クラス構成 アーティスト/ヴァルキリー/レジェンド
ライフパス 組織の子/悩み多き人生/出会い/慕情(歌葉→美夜) 一般住宅/中流家庭+臨時収入 16歳(見た目) 女性
シャード 白/二十面体/武器
かつてブルースフィアに来たアルフによって作られ、永き眠りに就いていたヴァルキリー。最近、具体的には作中時間で4年前になって眠りから目覚め、人間の感情を理解するために学校に通っている。・・・が、美夜への絡みを見るに間違った方向に学んでいるようにしか見えない。どうしてこうなった。
支援型の前衛といったデータ構成で、他者の火力や判定にボーナスを与えられる。他にも1シーンに1回だけヴァルキリーアーマーによる高い防御力を得たり、《剣王の城》から武装を取り出したりできる。ちなみにPC中、唯一歌葉のみが物語開始時点でクエスターに覚醒している。
リグル共々ぬえに拉致誘われての参戦。覚醒で慕情を振ったため、自棄になって覚悟を決めて全力でリグルを愛しにいくことに。かわいい。・・・がちょくちょくコトリサバス化する。ダイス神のさでずむを受け、やたらとピンゾロを連発する。
「あきらめなさい。光に振り払えない闇はないのよ」
クラス構成 アルケミスト/ソードマスター/アタッカー
ライフパス 兄弟姉妹/学校関係者/蘇生/恩人(鈴→歌葉) 一般住宅/富豪 16歳 女性
シャード 黄/円柱/ペンダント
興子の幼馴染でクラス委員長。基本的に真面目な性格で、興子のストッパー、ツッコミ役のポジションを務めることに。ただしその付き合いの長さ故か、興子の悪く言えば高慢な――しかし、決して周りをないがしろにはしない――在り方に理解を示し、彼女が折れかかった時には叱咤激励し、支えられる存在である。まさに正妻。また、気心の知れた仲間の前では時々はっちゃけることもある。
学校の帰り道で奈落に襲われ、歌葉を助けるために体を張るが返り討ちに合い、死亡してしまう。しかし、興子がクエスターとして目覚めるのに合わせ鈴も覚醒、死の淵より蘇生した。
魔剣化したチャンバーレイピアを用いた接近戦を得意とする。PLが賢将なだけあり、戦闘における司令塔を務めることも。
PLも生真面目な性格で、周りによくいぢられる。ただしやられっぱなしではなく、逆に相手をいぢり返したりもする。かわいい。ミスティア程極端ではないが、ダイス目にはかなり翻弄されるタイプ。
・PC4 蛍 美夜(ほたる みや) PL:リグル・ナイトバグ
「大丈夫だよ、歌葉。一人で全て背負わなくても」
クラス構成 サモナー/フォックステイル/エンチャンター
ライフパス 魔術師/異世界育ち/記憶/いいひと(美夜→興子) 小型施設/富豪 16歳 女性
シャード 錆色/円柱/リング
普通の女子高生(妖狐)のデュエリスト少女。フォックステイルではあるがクエスターとしては覚醒しておらず、奈落などについての知識は持っていない。小さい頃に昔の記憶を封じられ、人間界に送られたという。興子とは中学時代からの友人。
サモナー専用装備「召喚魔法」で相手を攻撃する魔術師もとい決闘者。《狐の狡猾》や《マジックシールド》などの支援能力も備えており、歌葉が攻撃面を、美夜が防御面をサポートしていく形となっている。
卓遊戯界隈ではよくネタ枠扱いされるフォックステイルのキャラだが、本卓では某ヴァルキリーの方が重度の残念っぷりを披露しており、むしろ狐は被害者側である。・・・どっちにしろ狐の尊厳はあまり守れていないのだが。そんな彼女からは毎度毎度欲望ダダ漏れなアプローチを受けており、ツッコんだり狼狽えたりスルーしたりと気苦労が絶えない。ただし、なんだかんだ言いつつも少しづつ歌葉の事を受け入れている。あくまで友人として、ではあるが。
ミスティアと同じくぬえに拉致誘われての参戦。遊戯王ネタを多用するデュエリスト。段々歌葉に侵食されている気のあるミスティアや他の参加者たちにいぢられる苦労人(妖怪)。かわいい。ダイス神のお気に入りらしく、やたらといい出目を連発する。
NPC
フォーチュン関係者
フォーチュンの店長を務める女性。ただし見た目がPC達と同い年、無邪気な性格や言動、雰囲気も含めると年下にすら見られてしまうらしい。うp主曰く20代後半とのこと。恋バナに目が無く、よく一行のじゃれ合いに食い付いている。
「人遣いが荒いですねぇ・・・。いつも頼りにしてますよ?」
フォーチュンのナンバー2で、あだ名はおりんorおりんりん。今まであまり奈落が攻めてこなかったのもあるが、一人で奈落退治を行っていたらしい。PC達が覚醒して以降はサポート役として一行を支援する。
その他NPC
「初めまして、よろしくね」
PC達のクラスに転入してきた少女。美夜とは転校前に曲がり角で一度出会っているが、学校で出会った時は「初めまして」と言っている。元々夜鳥町に住んでいたが、父親の転勤の都合で離れていた。母親はすでに他界しており、父親の転勤は光が物心着く頃時にはすでに始まっていたという。
趣味は人間観察。その人がどういった性格や状況にあるかを見て推測するらしい。作中での描写から、光に似た容姿を持つものがもう一人いるのではと推測されているが・・・?
その正体は興子曰くサイヤ人。ねーよ。
・夜鳥 流子(やとり るこ)
「つまりー、二人は付き合ってるのかー」
奈落に取り憑かれていた少女。実家は大きな屋敷であり、母の「夜鳥 満(やとり みちる)」と暮らしている。買い物中に見かけた七色に光る蠅を追いかける内に奈落に取り憑かれ、気を失うもPC達に保護された。
「わ、私にとっては重要なことなのよ!!」
鈴達のクラスメイト。気の強い少女で、特定のクラス内グループには属していない。クラスメイトから仲間外れにされていると感じ、鈴を屋上に呼び出し告白相談を持ち掛けた。数年前から自宅とは離れた所にある河川敷によく寄り道しているという。
教育に厳しい母親から英才教育を受け、結果が出ないことから虐待を受けていた過去を持つ。最近は少しづつうまく行くようになっていたが、プライドの影響を受け家族を襲おうとしてしまう。美夜達の奮戦により事なきを得、その後廃墟にて一行と戦い、一行の説得と歌葉の《ガイア》によって奈落から解放された。
「あら、いつもの4人で何するつもり?」
興子達のクラスの担任教師。前述の流子と同姓であることから、何らかの関係性があると思われる。
・謎の老人
「おお、がんばりなさいよ」
歌葉と鈴が河川敷で出会ったおじいさん。行方不明になった玲奈を探していた二人に彼女の目撃情報を与え、姿を“消した”。奈落ではないようだが正体不明の老人。
奈落勢
・悪食の奈落 ※名称は仮称です。作中にこの名前は出てきていません。
「ふ、そレこそが我ノ望み! 様々なモのを喰ろうコとは我の衝動ナのだ!」
子供に取りつき、ゴミ箱を漁り食べていた奇妙なやつ興子達が初めて対峙した奈落。異常な食欲を持ち、取り憑いた者が食べたもののエネルギー全てを自分のものにすることができる。また、取り憑かれた者は異常なものを食べたくなる衝動に駆られるという。巨大な蠅の奈落を配下として従えている。
興子達を襲い、喰らおうとしたが一行がクエスターとして覚醒したため失敗。その後流子に取り憑くも歌葉達に見つかり逃亡、偶然現れた光を喰らおうとするもこちらも失敗。今度こそ興子達を喰らおうとするも返り討ちにあった。
この奈落が所有するオリジナル特技《自己領域・改》は、判定に失敗した対象からアイテムを使用不能にする(演出上は奪い取り食べている)ことができ、加護《ティール》が成功した際HPを2D6点回復するオリジナル特技《偏食》も所持している。
過ぎた食欲はその心をも食い散らす by part1-8 マイリストコメント
・プライド
「てメぇらもうゼぇんだよ・・・! トっとと消エなぁ!!」
“傲慢”の奈落。人の感情、その中でも傲慢な気持ちを好む。孔雀型の奈落を配下として従えている。過去、親からの重圧に耐えかねていた玲奈に取り憑き、数年がかりで彼女の身体を乗っ取った。
オリジナル特技《傲慢(プライド)の胎動》や、判定に失敗した対象の特定の判定を封じる《自己領域・改》、分裂などを用いて興子達を苦しめたが敗北、実態を保てなくなり消失した。どうやら『傘掛』という名に心当たりがあるらしいが・・・?
作中用語・設定
・夜鳥町
PC達が暮らす街。光曰く、かつては治安が少々悪い方だったらしい。中学生が複数人重症、内一人が亡くなったという事件が起こったようだが・・・。また、過去に“大罪”関連の奈落事件もあったとも言われている。
・罪の器
悪食の奈落が自身を指して口にした謎の言葉。また、プライドは「俺様たちは人の罪の具現。人類がいる限り、完全には消滅しない」とも言及している。
なお、本シリーズのセッションボスは「七つの大罪」をモチーフにしているようで、1話ボスは「暴食」を、2話ボスのプライドは「傲慢」をそれぞれ司っている。
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関連項目
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