永瀬伊織(ながせ いおり)とはココロコネクトに登場するキャラクターである。CV.豊崎愛生
ココロコネクトの人気投票で第2位。このライトノベルがすごい!2013(2012年12月発売)で
女性キャラクターランキング29位にランクインしている。
概要
本作品のヒロインであり、もう一人の主人公でもある。また、ココロコネクトは彼女の物語でもある(作者公認)
八重樫太一と稲葉姫子のクラスメイトであり、文研部の部長。口元の艶ボクロと左側に縛った髪が特徴。
「パッチリとした二重の双眸」「すっと通った鼻梁」「(若干丸顔気味の)整った顔立ち」 などの描写の上に「肌は白く澄んで潤いに満ちている」という美少女。学業も優秀。
稲葉の持つ情報によれば胸のサイズはCカップ(情報の仕入れ時期は不明)。どうやらまだまだ成長途中の様子。
(アニメや特典イラスト、二次創作、さらには抱き枕カバーやブランケットなどでは明らかに一回り以上大きい)
原作絵準拠か不明だがアニメ版の身長は157cm。
明るく人当たりが良い人気者の美少女で、周りを盛り上げるムードメーカー的な存在である。「ヒトランダム」開始直前のミスコンで1位に輝き(直後、交際申し込みラッシュをすべて「お断り」と一刀両断して)「学年一の美少女」として有名になった。
母子家庭で母親と2人暮らし。文研部の八重樫太一・桐山唯・青木義文は中流層、稲葉がかなり裕福な家庭だが、永瀬家はあまり裕福ではない。困窮しているというほどではないがアパート住まい(それでも伊織の個室として仕切りが設けられるほどには広い)。
同じ文研部の八重樫太一に好意を持っている。それは後述する【自分】というものさえ受け入れてしまうが故でもあるが・・・・・・?
【誰かが望むわたし】
永瀬伊織には父親が5人いる。母親がバツ5で、父親が変わるたびに自分の性格を演じ変えてきた。
2人目の父親は暴力を振るうタイプだったことが原因にある。当時は7歳だった。
父親が変わるたびに「相手の好み」に合わせて気に入られようと観察して演じてきたため、その「演じる」という演技はもはやスイッチのオンオフ感覚となっている。 伊織自身は「演じてやろう」というようなつもりで演じていたのではないと語っている。 (幼かったため、やらなけなければいけないと思っていたとも) 自然と感覚で「こうすれこうなる」というのを理解して、それを上手くやれてしまい、歯止めが利かなくなり、それを異常なまでに極めてしまった。
中学3年の春。伊織の演技に気づいていた5人目の父親が、病死する前に「もっと自由に生きなさい」と告げた。 母親も好き勝手やって生きて迷惑をかけたことを謝り、自分の望むように生きて欲しいといわれ――ハッピーエンド。母子家庭ながら、贅沢さえしなければ私立高校ながらバイトする必要がない程度に人並みに暮らしている。
・・・・・・それで終わらなかった。
アフターエピソード。5人目の父の言葉通りに生きようとしたが、幼少から演技を重ね自分を偽ってきたために「自分」というものがわからなくなってしまった。 また、山星高校の部活入部届けに「先生にお任せ」と書いたのも自分の好みややりたいことがわからなかったからでもある。
普段は明るく振る舞い場を盛り上げる【適当にその場に合ったキャラクターを演じ続ける】
それが山星高校生徒、文研部部長「永瀬伊織」のキャラクターとなっている。
自分というアイデンティティがわからないと苦悩する本作の象徴的な人物。
自分を歪めた『他人の望みを見破る』能力が唯一のアイデンティティ。
【人格入れ替わり】を始めとする異常現象に【自分】という存在に悩み、不安を感じながらもその中で【本当の自分】を見つけられるのではないかと淡い期待を抱いている。
ヨチランダム(ネタバレ注意)
ゲーム・ヨチランダムにおいて原作者の庵田定夏による唯一書き下ろし原案のシナリオが用意された。
【永瀬伊織編】
新たな【未来予知】の映像、「キープ」宣言してしまった自分と「太一が好きだ」という自分に悩む伊織。
そんな中、 ある2人の距離感に気づいてしまう・・・・・・。
【稲葉姫子編】では稲葉が太一と伊織がキスしている予知を見てしまう。(稲葉の行動によって、予知の実現が変化する)。
「永瀬伊織にとっての八重樫太一」とはなんだったのか一つの回答が出る。
【八重樫太一編・永瀬伊織ルート】
交通事故の未来予知を見たことで再び危険が迫っていることを知る。
予知を回避すべく文研部員たちが奔走するが・・・・・・。
【八重樫太一編・稲葉姫子ルート】
終わらない未来予知に警戒する中、担任の後藤から告げられた一言で文研部が(立場的な)窮地に陥っていることを気づかされる。全員が協力することで乗り切ろうと奮闘するが、稲葉に負担が集中してしまい、太一がある行動に出る。その様子に伊織は・・・・・・。
【ハンター藤島編】
這い寄る藤島。もう、逃げられない・・・・・・。
フィギュアとグッズと人気と
実は、プライズフィギュアとして稲葉姫子と並び多数立体化されている(クオリティに関しても安定している)
一方でこのライトノベルすごい!で稲葉姫子と違い一度しかランクインしていなかったり、物語が進むごとに稲葉姫子に人気を取られ(太一も取られ)、公式でフィギュア化されているのも太一【稲葉】という扱いである。
もちろん永瀬伊織がココロコネクトの象徴的なキャラクターであるため支持も多い。
ココロコネクト内の人気投票でも稲葉に次ぐ2位である。
ミチランダムで唯一なかったバレンタインのチョコはプレシャスメモリーズでイラストとして存在する(コスプレなども)
余談
- イラスト担当の白身魚から「トラブルメーカー」といわれている。
- 中の人である豊崎愛生もお気に入りらしく(我が子が大事ともいっている)、DJCDの新規収録やオーディオコメンタリーで「永瀬伊織」というキャラクターについて詳しく語っている(ドラマCDの収録の頃からの原作ファン)
- 豊崎愛生「伊織みたいな子はいっぱいいる」(本人も人に合わせている部分があったとDJCD3巻で触れている)
- 豊崎愛生は5話の「キス、しようぜ」のシーンなど永瀬【稲葉】のシーンも演じたかったので「やりたかったのにー!」とコメンタリーで川面真也監督に言っている(それ以上に沢城みゆきが上手くやってくれたとも)。
- (ネタバレ注意)ゲーム・ヨチランダムの庵田定夏(作者)描き下ろしの原案シナリオでは八重樫太一の子供を授かっている。「違う未来もあったのかな」
- ダイジェスト漫画版「ONAIR」の伊織は明らかにCカップではない(関連イラスト参照)
関連動画
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関連項目
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