さくらの雲*スカアレットの恋とは、きゃべつそふとから発売されたPCアドベンチャーゲーム(アダルトゲーム)である。18歳未満の購入及びプレイ不可。2020年9月25日発売。
概要
きゃべつそふとの4作目の作品。ジャンルは「100年の時を超えるミステリイADV」となる。それぞれのルートは平行世界扱いとなり、記憶などは引き継がれない。
メイン原画は前作『あまいろショコラータ』に続き、梱枝りこが務める(サブキャラを除く)。また、SDキャラ原画(OPムービー・ゲーム外の特典のみ)はしらたまが務める。シナリオは前々作「アメイジング・グレイス」に続き、冬茜トムが務める。
2021年12月23日にPlayStation 4とNintendo Switchへの移植版が発売。
あらすじ
2020年に暮らす主人公、司(つかさ)は桜の木の下で詩集を片手に眠りにつき、目を覚ますと桜の木はそのままだが周囲の景色が一変していた。起きた時に横に居た英国女性と話をするうちに、どうやら自分は100年前の大正時代へとタイムスリップしてしまった事を知る。女性が所長を務める探偵事務所で手伝う事を条件に、現代へと戻る方法を一緒に探して貰えることに。しかし、司が来るまで閑古鳥が鳴いていた探偵事務所に解決して欲しい依頼が舞い込み、それらの解決に奔走する日々。そんな中、司は大日本帝国の憲兵、加藤大尉と出会う―――。
登場人物
2020年からタイムスリップを遂げた青年。所長の下で探偵の助手として大正時代での生活を送ることになる。現代の幅広い知識を持っているため重宝されるが、しばしば文字通りのジェネレーション・ギャップに衝撃を受けている。
所長
帝都で『チェリイ探偵事務所』を営むイギリス人女性。失せ物探しから身辺調査までさまざまな案件を請け負っているが、経営状況は常に困窮しているカネの亡者。特殊なその風貌はしばしば悪目立ちするものの、まるで意に介していない。
不知出 遠子(しらいで とおこ)
旧家・不知出の一人娘で、どこか浮世離れした感覚を持つお嬢様。普段は帝都有数の女学校へ通いながら、屋敷でメリッサらメイドと共に生活をしている。所長にとっては最も金払いのいいクライアントの一人。
遠子の屋敷で雇われている女中。正統派ヴィクトリアン・メイドを自称しており、家事にかけては超一流。中でも彼女の淹れる紅茶は所長をも唸らせる絶品だが、料理はというとフィッシュ・アンド・チップスしか作れない。
浅草の女学校に通う下町育ちの女の子。性格は控えめなものの、昨今の時流もあってか恋や異性に興味のあふれるお年頃。所長や遠子のように外国を知っているわけでもないため、現代から来た司の存在は極めて刺激的に映ったようだ。
関連動画
関連リンク
関連項目
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