エンゲル係数とは、家計の消費支出の内の、飲食費の割合のことである。
概要(エンゲル係数)
統計的に、この係数が高い層ほど、生活水準が低い傾向にあるとされる。
ドイツの社会統計学者のエンゲルが1857年に発表した論文が初出。計算方法は以下の通り。
あくまで統計的に見るための数字なので、必ずしも個々の家庭で「エンゲル係数が高い=貧しい」が成り立つわけではないことに注意。また、エンゲル係数と生活水準の相関は単純な反比例ではない。
修正エンゲル係数
総務省統計局により取りまとめられている。計算方法は以下の通り。
総務省統計局:明治から続く統計指標:エンゲル係数 図9より引用
(https://www.stat.go.jp/info/today/129.html)
可処分所得とは一般的に消費支出+貯蓄と示すことができる。また賃金の手取りと同等とすることもできる。
高所得者は貯蓄の割合が高く、低所得者は消費支出の割合が高いため、修正エンゲル係数はエンゲル係数に比べ高所得者の貯蓄率増加効果が強い影響を与える。
参考-アベノミクス係数
前述した通りエンゲル係数は統計的に見て国民全体の指標となるのに対し、修正エンゲル係数は富裕層に偏重した指標である。
この2つの指標を用いることで格差の大きさを示すことが可能であるとされる。
アベノミクス係数=修正エンゲル係数-エンゲル係数
修正エンゲル係数は極東地域において近年登場したばかりの新しい指標であるため、どの程度実情を反映したモデルであるかは第三者における十二分な検証が必要とされている。現在も民間によって検証は続けられているため、最新情報は修正エンゲル係数で検索されたし。
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関連項目
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