カケフくんのジャンプ天国スピード地獄とは、ビック東海より1988年7月22日にファミコンで発売されたアクションゲームである。北米では「Kid Kool」のタイトルで1990年3月に発売されている。
概要
当時、掛布雅之のそっくりさんとして、クイズ番組に出演していた子役タレントが主人公。
ぽこにょっこり王国の王様の病気を治すため、3日以内に薬草を採ってくるのが目的。
ゲーム内では1時間が1日に相当する。
名前通り、高速移動と飛距離の長いジャンプが特徴のアクションだが、初動が極度に鈍く、加速後は慣性がつきすぎて、操作が非常に難しい。スピード感を味わおうにも、マップを覚え尽くさずに下手に突っ走ればすぐ死ぬ。
キャラのビジュアルの異様さ(おかっぱの王様や半ズボンで眼鏡で出っ歯な侍従長)や、台詞にメタ発言や酷い放言、果ては仮名遣いの間違いまで多いのが印象的。
クソゲーで有名なビック東海開発で、同社の「アイギーナの予言」の効果音が流用されている。
アイテム
ほとんどのアイテムは特定の草むらを高速で走り抜けることで出る。
- ウィッキー
- 最重要アイテム、というか仲間。
モジャ公をムックの色にしたような毛玉で、投擲武器および身代わりになってくれる。 - 1 Mi DOW
- 時間を1分戻す。
- 1 Mi UP
- 「1 Mi DOW」と紛らわしいが、時間を1分進めるマイナスアイテム。
- 1UP
- カケフくんと同じ姿で走り回るため、一見ドッペルゲンガーでも出たかのように見える。
- ビックラドリンク
- 一定時間無敵になる。
- 赤人形
- 画面内の敵を吸い込む。
- おとけいさん
- しばらく時間を止める。
- ビッグボーナス
- 時間が60分戻る。
- ゼニぶくろ
- マリオの隠しブロックのように特定の位置でジャンプすると突然空中に現れるのだが、しょっちゅう孔明としか言いようのない位置に配置されている。取った数だけステージクリア後にルーレット(当てると1UP)ができるのだが、残機はポールを利用した10UPで稼ぎ放題なのでいらない子。
エンディング
当時としては珍しいマルチエンディングで、クリアまでにかかった時間により6パターンに分岐する。
早くクリアするほど豪華な褒美を貰えるが、3時間以上かかると王様が死んでバッドエンドになる。
ベストエンドは楽屋オチで、プレイヤーを急激にゲームから現実へ引き戻す台詞が乱れ飛ぶ。
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関連項目
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