キチガイ(気違い、気狂い)とは、「常軌を逸した変な人」「行動や言動が他の者と大きく異なる人」「異常者」などを意味する蔑称の一種。
概要
キチガイはもともとは気を違えた(おかしくした)人そのものである「気狂い」「気違い」を指す単語である。「気を違える」「あの人は気が違う」の様にも使われる。
「気が狂う」の類義語にあたり、ニコニコ大百科風に現代語訳するとだいたい「頭おかしい」とかそのあたりの意味になる。
そこから単語としてカタカナの「キチガイ」の表記も多く使われ、また、当て字として「基地外」(ちなみに、沖縄での在日米軍基地問題を取り上げる際には「基地外」では「きちがい」と音が同じになってしまうため、『基地の外(きちのそと)』と、言い換えて表現している。)、並びに「既知外」と表記される場合もある。
~キチ
転じて狂ったように振舞っている人や、何かに対して熱狂的な思い入れを抱く人、といった意味合いとなり、「釣りバカ」などの「○○バカ」がさらに尋常ではなくひどくなった時の比喩として使われる(例:釣りキチ三平)。
この場合の「~キチ」という表現は必ずしも蔑称では無く、「○○マニア」や「○○オタク」などと言う意味合いにあたり、良い意味や愛称で使われることもある。古くは、このような意味合いでも「○○キチガイ」と略されずに使われていた。
放送禁止用語
「キチガイ」は、精神障がい者への差別的な表現に当てはまるとして、多くの著名な報道機関において放送禁止用語に指定されている。理由は1974年(昭和49年)以降、精神障害者家族会の一部から放送局に対して激しい抗議があったからで、この言葉が放送に流れると家族は委縮、本人はショックを受けて病状が悪化するとの医学的根拠(精神科医に相談したらしい)をもとに放送局を一日中監視し、しつこく抗議をした。放送局は抗議を受けるたびに謝罪し、スタジオ等には「キチガイは禁句」との掲示がなされ本当に使えなくなった。後日、医学のほうから医学的根拠がないとの見解が出されている。ようするに本人の周囲、特に家族の被害妄想が原因のカスタマーハラスメント(カスハラ)による言葉狩りであるが、そのような流れがあって一般的にも使ってはいけない言葉になってしまった。事情を知っている本人達はあきれ顔である。
著名な犠牲者は政治家の麻生太郎。2007年(平成19年)に「酒は【きちがい水】だとか何とか皆言うもんだから、勢いとかいろんなことありますよ」の発言に対して大手メディアが「問題発言」と食いついた。きちがい水とは古典落語では酒のことで問題ない発言である。
参考動画
関連項目
- マジキチ
- 出キチ
- チャー研はキチガイ
- よくもこんなキチガイゲームを!
- よくもこんなキチガイ動画を!
- キチガイレコード
- ミズポのパーフェクトきちがい教室
- キチガイ警報
- リアルキチガイ
- キチガイの巣窟
- 基地外活動
- ニコニコ生放送:運営NGワード一覧(「基地外」のみ)
- 放送禁止用語
- "黒天使"沼澤邪鬼(「キチ〇イの神様」を自称しているプロレスラー)
- 狂人
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