クロノワールシュヴァルツ・シックスとは、ウィッチクラフトワークスの登場人物である。
概要
幼い外見をしているが、数百年生きている。火々里かざねとは旧知の仲である。一人称は「儂」。
さっそうと現れて綾火に明確なダメージを与えたと思えばその後に反撃を喰らい撤退、塔の魔女30人ほどをかき集めて洗脳を終えたところに街中の工房の魔女を総動員されて捕縛、メデューサの手がかりたあると疑ったかざねに拷問されてみたりと序盤こそいいところが無いようにも見られたが…
実際のところは「白いアレ」の封印が解かれた段階である程度の目的は成されており、次の段階まで休養を兼ねて静観を決め込んでいるだけであった。
しかしウィークエンドがかねてからのライバルであったかざねを倒したと知り、ウィークエンドに興味を示し、白姫奪取に失敗したウィークエンドを部下のエヴォークごとあっさり倒してしまう。
メデューサの真の目的を知っている素振りを見せたり、ウィークエンドに利用されている事を知りながら行動していたりと謎多き魔女である。また、かざねと肉弾戦で互角に渡り合えるほどの戦闘力も持ち合わせている。全力で戦闘する際はワニのような姿になる。
原作6巻では一切描写のなかったかざねとの決着がアニメでは描かれており、激戦の末打ち倒された様子がダイジェストで描かれた。
なお年齢は「700歳とちょっと」を自称しているが、かざねとの会話にあった「十字軍以来」という話を逆算するとどうしてもつじつまが合わない(十字軍遠征は終決が遅くとも1244年ごろであり、彼女の年齢が700歳とちょっとでは現在が20世紀中期ということになってしまう)。長く生き過ぎて年齢の感覚 が鈍くなっているかサバを読んでいると思われる。
名前について
名前の区切りは「クロノワールシュヴァルツ」・「シックス」である。「クロノワール」・「シュヴァルツシックス」ではない。ただ、便宜上「クロノワール」と呼ばれることはある。
名前の元ネタはマジック・ザ・ギャザリングのカード「夜のスピリット」の消費コスト表示。⑥黒黒黒→シックス・クロ(日本語)・ノワール(フランス語)・シュバルツ(ドイツ語)→クロノワールシュヴァルツ・シックス。彼女の名前に限らず作中にはMTGが元ネタと思われるキーワードが少し登場する(衣服に書かれていたりなど)。
傾国の君
多華宮仄の白いアレの封印を解く飴玉。かつては手に入れるだけでも国が傾くとも呼ばれるほど貴重なシロモノらしく、精製には大量の魔力を消費する。
初登場の折り綾火に追い返された(というか目的はこの飴玉を渡すことにあるためそれ以上の戦闘をする必要がなかっただけとも)ものの、この飴玉をこっそり彼に渡し、「必ず飴玉を飲むことになる」と予言。実際に彼はこの飴を飲み、白いアレの封印が解かれることとなる。
BD版おまけ・なぜなにウィッチクラフトワークスによるとこのアイテムは渡された段階で何らかの形で手放せなくなる術式(呪い?)があるようで、先に述べたとおり精製には大量の魔力を消費、クロノワールでもアニメ劇中内に魔力は完全に回復しきらないだろうと説明されている。
魔法
主に水の魔法を得意としているのか、時折海のような環境を周辺に作り出すことがある。戦闘で使われる魔法は以下の2つ。
アイオーンエクストラクション
魔法算術と呼ばれる魔法。彼女はその中でも時間操作魔術を扱う。
時間操作魔術は非常に繊細で、ちょっとでも扱いを間違えると時間軸に歪みが生まれ、地獄から現れた「漆黒の剣」と呼ばれた2匹の猟犬に殺されてしまう非常に危険なもの。後述する「ヌースの海域」の前準備である。
ヌースの海域
この術が発動されると結界内に限り彼女の意のままの世界を構築することができる。無から有を生み出す生命の海域。
範囲が広すぎる魔法であるゆえに、「独裁」と書かれた手のひらに収まる程度のサイズのスイッチを押した時にイメージしたことが発動するように制限されている。スイッチそのものに魔法などの仕掛けは備わっていない。どくさいスイッチ?
発動には希少な魔法石が媒体に必要で、魔力面でも金銭面でもそうそう頻繁に、長時間使える魔法ではないらしい。
関連静画
関連項目
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