「クンニしろオラァァァ」とは、少年漫画「エデンの檻」の登場人物、コトミのセリフである。
週刊少年マガジン2009年51号に掲載された第46話「明日に架ける橋」より。
あらすじ
この台詞だけ取り上げてもセリフ前後の流れがさっぱり分からないため、一応の解説としてあらすじを付記。
- 主人公・仙石アキラらを乗せた旅客機が、修学旅行からの帰路で原因不明の異常に巻き込まれ、墜落。
- 墜落後の生き残りが気づくと、そこは絶滅哺乳類・絶滅鳥類ばかりが棲む「地図にない島」だった。
- 墜落旅客機は当然大破。追い討ちに絶滅動物達の急襲を受け、残った機器も炎上、生存者達も散り散りに
- ここまで生き残れた者も、自然災害、絶滅動物による捕食の犠牲となったり、または閉じたグループ内での集団心理による人間の仲間内同士での殺し合いなどで、一人また一人減っていくという無人島サバイバルの様相に。
- 生き延びてこの島を出るには、人間が2人3人いたところで"まとまり"が無ければあまりにも無力だという事実を痛感。
図らずしも主人公グループもその他の生き残りも、生存のため「国」のような組織づくりが必要だという、共通した結論に至るのだった。
このセリフに至るまでの流れ
ある日、主人公のアキラに対し、大学生サークル組 生き残りの1人・コトミが、二人きりで話そうと誘う。
「コトミ」は金持ちの家のお嬢様で、容姿端麗・天然系の性格。意識せずとも何かと男を惹きつける美人であったが、今まで何不自由なく生きてきたため、この島で自分が目立たず自分の思い通りにならないことに対し、たまに女王様気質のワガママを繰り出したり、キズモノになった前彼を急に切り捨てたりと、非常に自分本位な側面もある という話題が出たばかりの頃であった…
場所を移動し二人きりになるとコトミは突然脱ぎだし、
「ねぇアキラくん 私としよ」
なんてことをほざいた。
アキラは顔を真っ赤にして目を背け、コトミの誘いを断った。
するとコトミの態度が一変し…
↓
全セリフ
何がクニだよ クンニしろオラァァァ
こんなガキにまでシカトされるなんて!どーせ爪はボロボロ髪もボサボサで・・体はキズだらけ
女としての魅力がなくなったから・・・・だから私の言うこと聞かねーんだろ!?」
まとめ
大自然の摂理、身内でのいがみ合いなどで次々に死んで逝く仲間達
↓生き残るためには"国"みたいなまとまりを作って皆、一丸で立ち向かわなければ・・・
↓何がクニだよ クンニしろオラァァァ!
なお、この台詞を吐いた後にコトミはアキラとの掴み合いの結果崖から転落、頭部を強打し、
次話でアキラは重症(その後主人公補正のため回復)、コトミは死亡した。
反響
当然ネタにされ、数々のコラ画像も作られた。→参考
尚、この台詞、原作者・山田恵庸先生が"編集による原稿待ち待機・徹夜カンヅメ"で少々気分がトリップしてハイになっていた状態で書かれたものであるという点、エデンの檻にあざとい位エロス表現が含まれるのはマガジン編集直々の指示であり、その全てが作者の意向・趣味に依るものではないという点に注意しなければいけないだろう。
同胞の大先輩・久米田康治先生には当然速攻でネタにされ、巻末コメントでも「お騒がせして申し訳ありませんでした…」と謝罪するさまがあちこちのまとめブログ等に載せられている光景
を見ると、少々気の毒ではある。もう頭を下げて済んだ話なので、山田先生だけ追及するのは止して生暖かく見守りましょう。そして焚き付ける編集部実にけしからん。もっとやれ
なお、この台詞が登場する単行本第6巻では、「ク◯ニしろオラァァァ!」と、伏字に修正された。
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問題の台詞が登場する巻↑
外部リンク
関連項目
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