サウナとは、温度の高い部屋に入る事で汗を流す蒸し風呂のことである。
概要
一般的にサウナの発祥はフィンランドとされている。1000~1500年ほど昔に食料をスモークする小屋から進化・発展したとされている。
サウナに入ることで血流がよくなり、発汗することによる老廃物の排出され健康効果が期待される。
大概の公衆浴場やスーパー銭湯などに設けられているが、近年では温泉やレジャー施設などに行かずとも、大量発汗によってサウナに入っている状態を擬似的に体感できるものが販売されている。
ニコニコ動画的にはゲーム「ペルソナ4」に登場するダンジョン『熱気立つ大浴場』がメジャーであるか。
世間で一部に定着している「サウナ=ハッテン場」のイメージをユーザーを通して広く定着させた事もあり、記憶に残っているプレイヤーも多いと思われる。
ただ長時間入っているのも苦なため、時計やテレビが備え付けられている場合もある。
温度・湿度
ちなみに室内は80~90℃ほどの室温がある。
…と聞くと大火傷しそうだが、意外と湿度が低く汗が防御してくれるため火傷はしない。
(ちなみに湿度だらけのミストサウナは40℃ほど)
ロウリュとアウフグース
サウナストーンに水をかけて蒸発させることで湿度を上げることやその蒸気のことをロウリュと呼ぶ。
また、タオルなどを使って扇ぐことで蒸気を送ることをアウフグースと呼ぶ。
湿度が上がることで体感温度が大幅に上昇する。
サウナ施設によっては実際にはアウフグースであってもロウリュと呼んでいることも少なくない。
ロウリュはフィンランド由来で蒸気を意味する単語で、アウフグースはドイツ由来で注入などを意味する単語である。
アウフグースを行う人はアウフギーサーと呼ぶが、日本語で熱波師とも呼ぶ。
入り方
- 体を洗い流す
- 5~10分ほどサウナに入る
- サウナから出て体の末端から水をかけ、慣れたところで水風呂に入る
- 寒くなる前に水風呂から上がり、小休憩を入れた後再度サウナに入る(これを何度か繰り返す)
- 一連の流れを終えたら必ず休憩室でゆっくりしながら水分補給を行う
注意すべきこと
- 泥酔した状態で入らない
- 金属類を身に付けない(室温が高いため火傷の危険性がある)
- 眼鏡は温度差でレンズ表面のコーティングが傷つき、細かくひび割れたようになるため推奨できない。
- 食後は避ける(消化不良を起こすため)
- サウナ室内でタオルを絞る、汗を洗い流さず水風呂に入るなど、他の人の迷惑になることをしてはならない
- 絶対に無理をしない
スポーツとサウナ
スポーツの中でも特に体重管理が厳格な競技(ボクシング等)で減量はどうしても必要になるが、そんな時に食事制限に加えてサウナは欠かせないものとなっている。
個人差はあるが、6分入って体重が300g減る計算になり、時には1日10回位入る選手もいる。
公営競技の中でも競馬や競艇は、選手が宿泊する宿舎の大浴場にサウナが完備される程、必需品であるが、武幸四郎調教師は騎手時代に入り過ぎて骨密度が60~70代にまで落ち込んだ。
関連動画
関連静画
関連項目
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