シャンティエンとは、MHFに登場するモンスターである。別名は天翔る龍こと、天翔龍。
概要
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初登場したMHF-G1(2013/4/17)時点では昇級試験時の個体のみ存在し、実際に倒すことは出来なかったが、
MHF-G2(2013/7/17)にて「極限征伐戦」という特殊な狩猟システムで戦えるようになった。
運営からはMHF-Gの表向きのラスボスを務めるモンスターとして扱われている。
MHFモンスターの中では珍しく、名前のセンスが独特でどこか中国語(蒼天)を髣髴とさせる。
この名前からユーザーの間では、オシャンティーと呼ばれることも。渾名が妙に親父臭いが誰も気にしない。
戦闘時は4つの形態を持ち、ハンターによる攻撃でHPが規定値まで減らされると次々に形態変化していく。
第1~3形態までは空を飛ぶ巨大な飛空艇のような「大型探査船」で戦うことになるが、
最終形態ではシャンティエンが飛行船を落下させ火山地帯で戦うことになる。
わざわざ船の上で討伐させず、飛空艇を落下させるあたりさすがは期待を裏切らないカプコンといったところだろうか。
G級の古龍にふさわしく多種多様な攻撃パターンを持ち、空中モードと陸上モードを使い分け、
独自の属性である天翔属性(火+水+雷)を駆使した攻撃をしてくる。
また、大型探査船のギミックを活用すると戦いが楽になる。
怒り状態はないが段階が進むごとに攻撃力が増加していくという仕様を持っており、
同じ攻撃でも段階が進むと大ダメージを受ける。
昇級試験でも極限征伐戦と同じ個体であり、補正が適用されていない関係で極征の低レベル個体よりは手強い。
第3段階にして一定ダメージを与えると撃退となりG級に昇格できる。
なおシャンティエン自体は形態以降毎に必ずムービーが入るので、極限征伐戦で高みを目指す点においてはディスフィロアやミラボレアスたちのムービーが短いモンスターに人気を取られている。
ただ彼らと比べて強烈な攻撃が少ないのでシャン自身の立ち居地は極限征伐戦の初心者向けのモンスターといったところに収まっている。
戦闘
第1段階ではまだおとなしく探査船の床におりたまま戦う。
陸上モードは海竜種の共通行動が中心だが、
一部の攻撃では暴風を起こし探査船自体を揺らすことで震動を起こしてくるなど違いもある。
第2形態からは空中モードを使用し出す。
天翔龍の名の通り空を翔け、回転突撃やサマーソルトを使うようになる。
第3形態からはシャンティエンも本気を出し始める。
以降時に天候が荒れ、シャンティエンが探査船の外に高速で滑空するが、
落雷を伴いながら滑空するシャンティエンに高速用捕獲弾を当てると船内に引き戻して地上戦も可能になる。
ここから水と雷の力を開放し水ブレス、水弾、放電のほか、
レベルが上がると薙ぎ払い水ブレスやチャージ雷球などを使ってくる。
一定ダメージを与えるとシャンティエンの逆鱗に触れ、
電撃ブレスで探査船が破壊され火山地帯に墜落して第4形態との最終決戦となる。
ここではシャンティエンが火事場の馬鹿力を発揮してプレイヤーに攻撃を仕掛けてくる。
第3形態の動きをベースに複数の追加技が存在し、その技は多彩にして熾烈極まる物ばかり。
レベルが上がると更に増え、LV500で全モーションが開放される。
火山地帯では水と雷に加えて火山の影響からハンターを攻撃する技にも火属性のものが出てくるが、
ほとんどは噴火や地面からの火炎弾など地形を利用したものであり、
本体が行うものはスリップダメージの火炎旋風のみ。
とシャンティエンは火属性の使用に制約があるようだ。
LV500から使ってくる最大技は天翔属性を最大限発揮したもので、
超広範囲大放電(雷)→水ブレス(水)→尻尾による全方向雷火炎弾(火)飛ばしのコンボ。
苛烈な攻撃を乗り越えつつ戦闘を進めるとムービーが流れ、
瀕死のシャンティエンがエリア中央上空に飛びこちらに向けて特大のブレスを吐こうとする
・・・のだがダメージの影響かブレスが口元で炸裂してしまい墜落、討伐成功となる。
極限征伐戦
シャンティエンを始めとした強力な古龍種(他にディスフィロア、ミラボレアス、ミラバルカンがいる)を討伐する特殊なクエスト。
名前のとおり自分自身の極限を目指すことができ、クリアすれば古龍のレベルが上昇し、全体防御率が低くなったり更に強力な攻撃を繰り出してきたりする。
第一回開催
当初MHF-G1の顔として登場し、波乱万丈のサービス開始から4ヶ月が経ってからようやく正式に戦えるようになったのだが・・・期待に胸を膨らませたハンター達を待っていたのはまた地獄だった。
第一回実装のときの極限征伐戦は、異常ともいえる数値に設定されていた防御マイナス補正と最初からクライマックスといえるシャンティエンの異常な攻撃力により、レベル1でも戦死者が続出。
シャンティエンの攻撃力はGR8のモンスターをGR1から挑めるようにしただけで、能力を調整せずにそのまま持ってきたために起こってしまった設定ミスが原因。(これについては第一回極限征伐戦時のシャンティエンの装備の強化素材はGR8で取れる「破玉」だったため判明した。)
GR8のモンスターと聞けば当たり前なのだが、当時はGR5以降のモンスターが開放されておらずGRが穴あきの状態であったために、防御力を上げるためには真根性か元気のみなもとを使う以外手がなく、即死を防ぐために真根性や狩人応援コース(Fコース)に課金するユーザーが後を立たなかった。
しかし狩人応援コースを入れたとしても上位レベルでは即死することが判明してしまう。
頼りとなるはずの既存G級防具の強化も、強化するためには高レベルのシャンティエンとの戦いで入手できる素材が必須なため、シャンティエンを倒すためにシャンティエンと戦わなければならないという本末転倒な(剛種武器時代を思わせる)事態に。なんとか途中まで強化できたとしても結局は未公開モンスターの素材でストッパーがかけられてるため、多くのプレイヤーが諦めの境地に立たされてしまった。
報酬面も非常に乏しく、低レベルのシャンティエンを何度も倒しても強化素材がでないのとかもザラ。レベルが高ければ高いほどでやすくなるのだが、レベルが高くなればなるほどシャンティエンは強くなっていき、一般人の腕ではとても討伐が無理なレベルでないとまとまった報酬を得られない。その結果高ランキングの廃人ばかりが装備の強化素材を必然的に独占することになり、ランキングに乗っていないユーザーには雀の涙しか行き渡らず、大きな批判を呼ぶことになる。
その後
運営側は初開催となるこの回での不評を受け、急ピッチでリファイン、改善に取り組むこととなる。
初回時は特に、「最初から即死オンライン」「強化素材が出ない」という2点に関しては批判が殺到したためか、
翌週の運営レポートでこの2点を重点的に、次回開催時のリファインを行うことが明かされ、
シャンティエンの低レベル時の攻撃力の弱体や、報酬放出確率の増加などのリファインが行われた。
そして、以後もリファインを繰り返され、第5回辺りでやっと評価を回復させることに成功。
この経験は以後実装された大型コンテンツであるパローネ大航祭にも活かされた。
そういった意味でも第1回は無駄ではなかったと言える。
現在では上述した極限征伐戦のリファインが進んでおり、開催期間も一か月の内三週間とほぼ常駐しているため、G級武具のストッパ―要素にはなっておらず、コンテンツとしても普通の評価となっている。
関連動画
関連項目
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