ミシャグジとは、古来より日本に伝わる神である。
概要
古くは縄文時代より人々から崇められている神様である。特に諏訪地方の信仰形態が有名だが、ミシャグジ信仰自体は東日本全体に広まっており、それぞれの地方で神性や信仰形態が違う。
諏訪地方では蛇神であるソソウ神と習合されたため、白蛇の姿をしているとされる。
洩矢神と同一視され、諏訪の祭神であったが、外からやってきた神である建御名方神(タケミナカタノカミ)に戦いを挑まれる。ミシャグジは鉄輪を武器に戦ったが、結局負けてしまい祭神を降ろされてしまう。
なお建御名方神の妻は八坂刀売神(ヤサカトメノカミ)とされている。
ちなみに、建御名方神は「古事記」と偽書である「先代旧事本紀」にのみ登場し、「日本書紀」には出てこない。この為、建御名方神は諏訪大社下社の大祝である大氏とその末である金刺氏が諏訪の神に箔を付る為に創作した神で、建御名方神もミシャグジの一種であるという説もある。
この神を祀っていた神社では、1年交代で前の神官を殺してしまうという「一年神主」の伝承が有名である。
女神転生のミシャグジさま
「ミシャグジさま」までが名前である。ミシャグジさまの祭りで使用する御柱や蛇が男性器の象徴であり、ミシャグジさま自身にも子孫繁栄の御利益がある。その為、真・女神転生2までは白蛇として描かれていたが、デビルサマナーソウルハッカーズ以降は御柱に巻きついた半人半蛇の神として描かれた。
頭部がちんこというインパクトのある姿だが、ソウルハッカーズではオメテオトルやティアマト・アプスー等、性器をモチーフにした悪魔がやたらと多いのでイマイチ影が薄い。
葛葉ライドウシリーズでは、「タタリ生唾」という白濁色の高性能誘導弾や「タタリ艶電」という魅了効果付与の雷を使用できるようになり、侮れない実力をつけた。
が、それを以てしてもマーラ様にはまだ敵わない。
何故なら、マーラ様はもっと以前から白い液体を飛ばしていたり大暴れしていたからだ。
ペルソナシリーズではPS4『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』にて追加されたペルソナで、アルカナは法王に属する。
東方Projectのミシャグジさま
東方風神録のEXボス、洩矢諏訪子が最後に使用するスペルカードに祟符「ミシャグジさま」というものがある。
彼女は洩矢神を元ネタとしており、概要の通りミシャグジさまと深い関わりを持っている。
しかし東方Projectにおける洩矢神(諏訪子)はミシャグジさまとは同一ではなく、ミシャグジさまを統括していたということになっている。
なお、祟符「ミシャグジさま」は延々と同じように交差弾を放ち続ける弾幕であり、攻撃を加えれば加えるほど弾数も増え、残り時間が少なくなると発狂してとんでもない速度になる。
派手さはないが、まるで祟るようにじわりじわりとこちらの精神を削る嫌なスペルである。
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- 15
- 0pt