メディアワークス文庫とは、KADOKAWA(アスキー・メディアワークス)が発行している文庫レーベルである。2009年12月創刊。キャッチコピーはずっと面白い小説を読み続けたい人たちへ―である。
概要
毎月25日発売。メディアワークス文庫の対象読者はライトノベルを卒業した人、もしくは一般文芸読者を対象にしている。装丁としては、一般文庫と違い口絵が1枚用意されており、表紙もラノベよりはシック調にされている。文字の大きさは電撃文庫より大きめのサイズとなっている。作家陣は電撃文庫でライトノベルを書いていた作家が中心となっているが、電撃小説大賞の一部門メディアワークス文庫賞で受賞した作家も参加している。実質的に一般文芸とライトノベルの中間位置の文庫レーベルである。
営業方針として、電撃文庫とは売り場を離してほしい等、ライトノベルと一線を画した戦略をとっている。が、作品自体はライトノベル出身作家が多いため、ライトノベルのような読みやすさが特徴な作家が多い。
『ビブリア古書堂の事件手帖』の大ヒットにより、「ライト文芸」や「キャラクター文芸」と呼ばれるジャンルのブームの先駆けとなった。この後、新潮文庫nex、講談社タイガ、集英社オレンジ文庫、富士見L文庫など各社が続々と同系統の文庫レーベルを創刊することになる。
書き下ろしが中心で、単行本からの文庫化もときおりある。2016年に久住四季『トリックスターズ』全6巻が再刊されてからは電撃文庫からの再刊もたまにある(ただし、売り上げ次第では全巻再刊される前に打ち切りになってしまう。たとえば高野和『七姫物語』は電撃文庫では全6巻だが、メディアワークス文庫で再刊されたのは1巻のみ)。
ニコニコ大百科に記事がある作品(ノベライズは除く)
- 断章のグリム(作者:甲田学人、挿絵:あんりふれ) ※電撃文庫から再刊
- 博多豚骨ラーメンズ(作者:木崎ちあき、挿絵:一色箱)
- ビブリア古書堂の事件手帖(作者:三上延、挿絵:越島はぐ)
- 三日間の幸福(作者:三秋縋、挿絵:E9L)
- Missing(作者:甲田学人、挿絵:花邑まい) ※電撃文庫から再刊
メディアワークス文庫に参加しているかつニコニコ大百科に記事がある作家
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 3
- 0pt

