ロゼット(MS)とは、『ADVANCE OF Ζ』に登場するガンダムシリーズのモビルスーツである。
設定
RX-107[ロゼット]はティターンズの実験兵器TR-4[ダンディライアン]のコアMSである。
元々はアナハイム社がマラサイの試験機として開発した機体であり、ハイザックがコストを念頭に置いて必要最低限のスペックしか持たされていなかったのに対し、新規設計となる本機ではあらゆる面で見直しが図られた。
全ての面でハイザックを凌駕する本機だが、当時連邦はAE社の機体を採用する意思がなく、採用評価試験をT3部隊に一任し、評価を下そうとしなかった。
当時の標準を上回る性能を持つにも関わらず上層部の意向のせいでいらん子扱いの可哀想な子だが、高いジェネレータスペックを認められTR-4のコアへの採用に至った。
正式名称ではないもののT3部隊配備後はロゼットと呼ばれている。
胴体部ジェネレーターやバックパックを高性能な新型に刷新し、旧ジオン系の頭部はより流線形の装甲、通信性能向上のため大型ブレードアンテナに変更、ウェポンラックとして機能する右肩部バインダーシールド、脚部はスラスターノズルを厚い装甲で覆っている。
素体であるロゼットにはTR-4だけに留まらず、飛行用の装備が考案されていた。
ロゼットTR-4[ダンディライアン]
大気圏突入用の形態。
肩部スパイクアーマーは干渉するため全て取り外してある。
→詳細は「TR-4[ダンディライアン]」を参照。
ロゼット強化陸戦形態
ファイバーを使った弾道軌道からの強襲作戦で使用されたロゼットの1G重力下専用形態。
地上任務での高速戦闘のため熱核ジェットエンジンを収納した巨大なホバリング・スカート・ユニットを装着して浮遊させている。ドム同様急な方向転換での小回りが利かないのが欠点。
強化陸戦形態(試作プラン)
元々は飛行を目的とした強化案で熱核ロケットエンジンを搭載する予定だったが、こちらは空力特性に乏しく、さらにはコンペイトウ本部がイカロスユニットの開発に比重を置いたためペーパープランで終わった。
ダイダロスロゼット
ホバリング・スカート・ユニットにはミノフスキークラフトを搭載する計画もあったが小型化に失敗し、これもペーパープランで終わった。しかし計画は巨大MAを重力下で浮遊させる計画に移行し熱核エンジンとミノフスキークラフトを併用する「ダイダロスユニット」に発展した。
ダイダロスユニットはガンダムTR-6の大型形態に採用された。
関連動画
関連商品
関連項目
TRシリーズ
- ガンダムTR-1[ヘイズル]
- バイザックTR-2[ビグウィグ]
- プロトタイプアッシマーTR-3[キハール]
- TR-4[ダンディライアン]
- ギャプランTR-5[フライルー]
- ガンダムTR-S[ヘイズル・フレア]
- ガンダムTR-6[ウーンドウォート]
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