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上川誠二（かみかわ せいじ）とは、元プロ野球選手である。
概要
| OB | |
|---|---|
| 上川誠二 | |
| 基本情報 | |
| 国籍 |  日本 |
| 出身地 | 和歌山県有田郡 |
| 生年月日 | 1960年3月27日 |
| 身長 体重 |
173cm 70kg |
| 選手情報 | |
| 投球･打撃 | 右投左打 |
| 守備位置 | 内野手 |
| プロ入り | 1981年 ドラフト外 |
| 引退 | 1993年 |
| 経歴 | |
| 選手歴 監督・コーチ歴 | |
| プロ野球選手テンプレート | |
箕島高等学校へ進学。レギュラーとして活躍し、1977年の春の甲子園大会では優勝に貢献。春夏連覇を狙った夏の大会では県大会決勝で敗退している。
卒業後、三協精機に入社。入社1年目に都市対抗野球大会に出場したが、その後、会社が経営不振に陥り休部に。休部後、数ヶ月勤務した後、大昭和製紙へ移籍。ここでも2年連続で都市対抗に出場するなど活躍を見せたが、1981年の冬、またしてもチームが休部してしまう。
ドラフト会議終了後というタイミングでの休部だったが、阪急ブレーブスと中日ドラゴンズからドラフト外での入団の打診があり、中日に入団することを決めた。
初年度の1982年、キャンプ前の合同自主トレでノックのボールが顎に当たり、下顎亀裂骨折、前歯のほとんどを折るという大怪我を負ってしまった。入院が必要なレベルの怪我だったが、上川は顎と前歯をブリッジで固定しキャンプに参加。この姿勢を近藤貞雄監督が評価してか、シーズン序盤から出場機会を得ることに成功。ゴールデンウィーク前には風疹を発症したが、復帰直後に江川卓から3安打を放つ活躍を見せた。その後も田野倉正樹とレギュラー争いを繰り広げながら99試合に出場し、セ・リーグ制覇に貢献。日本シリーズでも高橋直樹から逆転本塁打を放つなど活躍し、日本シリーズ敢闘賞にも選ばれた。
1983年、セカンドのレギュラーの座を獲得することに成功。初めて規定打席に到達し、打率.249、5本塁打、30打点を記録。
1984年、キャリアハイとなる打率.309を記録した他、17盗塁を記録するなど、走塁面でも活躍を見せた。
1986年、打率.295、15犠打を記録するなどまずまずの成績を残した。しかし、12月に突如、落合博満とのトレードで牛島和彦・平沼定晴らとともにロッテオリオンズへ移籍する事になった。
1987年、開幕前に肩を負傷し出遅れたが、西村徳文や中日時代のライバルであった田野倉らとともにレギュラーを争いながら96試合に出場。翌1988年には98試合に出場。
1989年、セカンドのレギュラーとして112に出場し、自己最多の12本塁打、43打点を記録。
引退後は古巣のロッテや中日の他に、東北楽天ゴールデンイーグルスや、社会人野球の西多摩倶楽部、国士舘大学ソフトボール部などでコーチを務めた。また、コーチを務めていない時期には解説者としても活動。
人物・エピソード
しぶとく食らいつき、コツコツ当てるようなバッティングで相手投手から嫌がられた巧打者。その打撃スタイルは「ピラニア」と称された。
三振の少なさが特徴であり、12年のキャリアの中で30三振以上を喫したシーズンは0である。
落合博満との4対1のトレード相手だったことから、結果を残せないときは『落合の1/4！』と野次られることもあったという。
通算成績
打撃成績
| 通算:12年 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| NPB | 1170 | 3500 | 3214 | 325 | 872 | 51 | 282 | 59 | 66 | 22 | 178 | 20 | 186 | 54 | .271 | .312 |
表彰
関連動画
関連項目
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