日本女子プロ野球リーグ | |
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京都フローラ | |
基本情報 | |
創設 | 2010年 |
本拠地 | 京都府京都市 |
優勝回数 | |
リーグ優勝 | 1回 |
経歴 | |
プロ野球球団テンプレート |
日本女子プロ野球リーグ発足時には京都アストドリームスの名称で活動した。
概要
京都フローラは、京都アストドリームスを前身とする女子プロ野球チームである。
京都アストドリームス時代
2010年、京都アストドリームスとしてスタート。当初は古都を表現した紫がチームカラーだった。
初年度は兵庫スイングスマイリーズとの2球団体制でリーグ戦を実施。当初の構想ではシーズン通年で優勝を争う予定であったが、前半でスマイリーズに6勝14敗と大きく負け越したことで、方針転換し急遽前後期を敷くことになる。それでも差は相変わらずで、後期も6勝11敗と負け越した。
朗報としては、東京ヤクルトスワローズ川端慎吾の妹として注目された川端友紀が期待に応え首位打者を獲得。また、後年、川端と首位打者を二分する三浦伊織が打率2位につけた。
2011年、戦力均衡化の観点から、スマイリーズの二枚看板の一人として活躍した小久保志乃投手を獲得。前期は9勝11敗、後期は8勝10敗2分と互角の戦いを繰り広げたが、スマイリーズの連覇を許す。タイトルでは荒井蛍が最優秀防御率、塩谷千晶が最多セーブ、川端が二年連続で首位打者を獲得し、また獲得した小久保がチームの勝ち頭になる活躍をする等、翌年に期待を持てる形でシーズンを終えた。
2012年、女子プロ野球リーグの3球団目として大阪ブレイビーハニーズが加入。三浦がこの年からタイトルとなった最多安打を含め、首位打者、最多盗塁の3冠を達成。大倉三佳が最多打点、河本悠が最多セーブに輝くなどタイトル獲得者を多く輩出した勢いで、チーム創立以来初の前期優勝を果たした。
後期はハニーズが優勝し、11月5日に行なわれた優勝決定戦では、1点を争う締まった展開となる。最終回に3点を奪って均衡を破り、このまま優勝と思われたが、裏に4四死球が絡む劇的な再逆転でサヨナラ負けを喫した。
ウエスト・フローラ~京都フローラ時代
2013年、女子プロ野球の東日本進出という方針により、4チームでリーグを構成し東地区・西地区へ分かれることとなった。これに伴い、ドリームスはウエスト・フローラへ引き継がれる。チームカラーも紫から、「花が燦々と咲き誇る西日本の美しさをイメージし」た赤色へと転換した。
※かぎ括弧つきの斜線太字部分は、京都フローラ公式サイトより引用
この年はトーナメント戦であるティアラカップが主体となり、最終順位2位でシーズンを終える。三浦が2年連続で最多安打、最多盗塁のタイトルを獲得。かつての同僚であるイースト・アストライアの川端に遅れをとったものの、シーズン中に通算200安打達成。
また、8勝9敗と負け越しタイトルは獲得できなかったが、防御率1.62と奮闘した矢野みなみが最優秀新人賞を受賞した。ハニーズからエース小西美加が移籍してきたものの、リーグが設定したセカンドキャリア支援の専門学校を卒業できず出場制限のペナルティを喰らい、投打ともに精彩を欠いてプロ入り以来初めて無冠でシーズンを終えた。
2014年はティアラカップで前期2位、後期優勝。また、リーグ戦のヴィクトリア・シリーズで西地区のサウス・ディオーネを前後期ともに圧倒して西地区優勝を果たす。女王決定戦では2連勝でイースト・アストライアを下し女王の座に付いた。継承元となった球団を含めれば、フローラの優勝によりリーグ所属チームが一通り優勝したことになる。
三浦が打率.500と打ちまくり、2年ぶりに首位打者のタイトルを獲得。もはや定番となった最多安打、最多盗塁に最高出塁率も加え4冠を達成。通算250安打も達成し、通算安打数において同シーズン不調に終わった川端を抜いた(川端は250安打に1本足りない249安打でシーズン終了)。中村香澄と池山あゆ美が同数で本塁打賞、中村茜が最多打点と、主要な打者タイトルをフローラ打撃陣が占めた。
また、投手部門でも、前年最優秀新人賞の矢野が14勝で最多勝、防御率1.10(勝率0.875)と大活躍。小西美加が復調し最多セーブを記録した。
2015年からは地域密着をテーマとするため、京都府京都市へ本拠地を設定し、球団名を京都フローラと改称。新原千恵がコーチから監督へ昇任した。前期は序盤5試合で1勝3敗1分と出足が悪かったが、その後怒涛の7連勝を挙げて勢いに乗り前期優勝を勝ち取った。後期も優勝し、年間1位、2位チームの対戦となった女王決定戦で埼玉アストライアを下し2連覇達成。
主催試合での使用球場は、スポンサーである株式会社わかさ生活が命名権を得ているわかさスタジアム京都がメイン。このほか、伏見桃山城運動公園野球場、皇子山野球場も使用する。関連施設として、阪急京都線河原町駅から徒歩1分という立地に「京都フローラのお店」を構え、グッズ販売を行なっている。店には選手も交代で顔を出している。
チームマスコットはフローラちゃん。ディオーネちゃんの姉という設定である。
記事のある選手・スタッフ
- 朝井秀樹 - コーチ(2015年-)
- 池山あゆ美 - ソフトボール出身者。本塁打の出にくい女子プロ野球会では貴重なホームランバッター
- 小西美加 - 2013年に移籍。2015年は選手兼任コーチとしてプレイ
- 三浦伊織 - 京都アストドリームス創設時から所属
- 矢野みなみ
記事のあるOB
関連動画・チャンネル
関連項目
- 日本女子プロ野球機構(JWBL)
- プロ野球
- プロ野球選手一覧
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京都フローラ公式サイト(外部)
- 京都アストドリームス
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