小久保志乃(こくぼ しの)は、日本女子プロ野球リーグ(JWBL)に所属する野球選手(外野手、投手)である。
概要
兵庫ディオーネ #1 | |
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小久保志乃 | |
基本情報 | |
出身地 | 東京都 |
生年月日 | 1988年1月16日 |
身長 体重 |
166cm ??kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 外野手、投手 |
プロ入り | 2009年 |
タイトル・表彰 | |
タイトル | -- |
表彰 | -- |
経歴 | |
選手歴 コーチ・監督歴
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プロ野球選手テンプレート |
経歴
小学校4年生の時に野球を始め、中学校時代にはシニアリーグに所属。男子選手との体格差もありレギュラーにはなれなかったが、主にファーストコーチャーを担当し、スコアをつけたりコーチの脇で学ぶなど努力を続けることで野球の知識を積み重ねた。
花咲徳栄高校に進学し女子硬式野球部に所属したが、当時のチームは初心者の集まりであり、小久保が投手を務めるようになる。3年間で公式戦未勝利だったが、 第1回IBAF女子ワールドカップ代表として選出(他大会との日程重複により、U-18でチームを構成せざるを得なかった状況も影響している)。アメリカに敗れたが銀メダル獲得に貢献した。
高校卒業後は日本女子体育大学に進学し、クラブチームハマンジに所属してヴィーナスリーグへ参戦。リーグでは外野手として4回ベストナインに選ばれた。
2009年に日本女子プロ野球機構の開催する第1回合同トライアウトに合格。ドラフトでは京都アストドリームス、兵庫スイングスマイリーズから外野手1順目で指名競合し、抽選の結果スマイリーズに入団が決まった。背番号1をつける。
2010年は投手としても活躍し、リーグを代表する小西美加投手に次ぐ好成績を残し、打撃成績でも3割を記録した。 スマイリーズとドリームスの勝敗差が大きかったため、戦力均衡のためドリームスへ移籍。
2011年はドリームスでチームの最多勝利を上げ、期待に応える成績を残したが、本業の野手としては3割を切った。
2012年に新チームである大阪ブレイビーハニーズへ移籍。打率.297を残し、チームの優勝に貢献した。投手としても10試合に登板したが、2勝5敗と振るわず、以降は野手としての出場が中心になる。
2013年には継承チームであるノースレイアでプレイ。キャプテンに就任した。
2015年に兵庫ディオーネへ移籍し、新チームでもキャプテンとしてチームを引っ張ることになった。専ら指名打者としてレギュラー出場したが成績は低迷し、引退を申し出て9月21日にJWBLが引退を発表。同日、チームブログでも引退発表し、技術向上と維持が困難であったことを理由として述べている。引退後は女子野球普及のため指導者を目指すことがリーグより発表されている。
引退発表後、通算200本安打まで残り3本、通算100打点まであと4打点に迫っていたが、9月27日の試合を最後にスタメン落ち(この試合で4打数1安打)。2割少々のシーズン打率で、出場機会も減ったことで残り試合での200本安打達成は微妙な状況だったが、10月2日のアストライア戦の4回に代打で登場すると安打を放った。そのままレフトの守備に就き、迎えた6回の第2打席でセンターオーバーのタイムリーツーベースを放ち、200本安打を達成した。このプレーで送球エラーの隙をついて三進し、同点のホームを踏む貴重な一打でもあった。ちなみに、最終回にディオーネが逆転勝利を遂げた(さらにちなみに、この試合で相手チームの川端友紀が通算300本安打を達成。記録づくしの試合となった)。この試合で1打点を挙げたものの、最終的に通算100打点には惜しくも届かなかった(通算97打点)。
特徴
明るい性格でチームメイトから頼られ、キャプテンを務めたレイア時代にはパンフレットに「育成請負人」と記載されたことがある。小久保自身はキャプテンという柄ではないと否定的であるが、指導者になりたいという希望があり、教員免許も取得している。
プロ入りから3年間は投手・野手の二刀流で所属チームを支えた。小久保は幼い頃から身体能力に自信があり、また人に教えることを楽しめる性格であることも、体育教師や指導者を目指した理由となっている。
入団以来、継承球団を含めると5球団を渡り歩いており、2015年現在の移籍数としては最多となっている。
年度別成績
(投手成績)
年度 | 球団 | 登板 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 | WHIP |
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2010年 | スマイリーズ | 15 | 1 | 1 | 6 | 2 | 0 | 1 | .750 | 72.0 | 15 | 14 | 28 | 20 | 2.50 | 1.26 |
2011年 | ドリームス | 16 | 1 | 0 | 7 | 4 | 1 | 1 | .636 | 50.0 | 24 | 11 | 26 | 24 | 3.33 | 1.56 |
2012年 | ハニーズ | 10 | 1 | 1 | 2 | 5 | 0 | 2 | .286 | 35.2 | 17 | 10 | 30 | 20 | 3.92 | 1.94 |
2013年 | レイア | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | -- | 2.2 | 2 | 1 | 1 | 1 | 2.69 | 1.92 |
2014年 | レイア | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | -- | 8.0 | 5 | 2 | 7 | 6 | 5.25 | 2.25 |
JWBL:5年 | 50 | 3 | 2 | 15 | 11 | 2 | 4 | .577 | 168.1 | 63 | 38 | 92 | 71 | 2.95 | 1.55 |
(野手成績)
年度 | 所属 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 |
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2010年 | スマイリーズ | 40 | 169 | 139 | 26 | 47 | 8 | 3 | 0 | 24 | 15 | 0 | 1 | 27 | 1 | 9 | 4 | .338 | .446 |
2011年 | ドリームス | 50 | 163 | 139 | 15 | 37 | 9 | 3 | 0 | 23 | 3 | 1 | 4 | 17 | 2 | 14 | 3 | .266 | .346 |
2012年 | ハニーズ | 40 | 139 | 118 | 19 | 35 | 10 | 1 | 0 | 15 | 11 | 0 | 1 | 17 | 3 | 6 | 0 | .297 | .396 |
2013年 | レイア | 44 | 117 | 102 | 11 | 31 | 6 | 2 | 0 | 14 | 2 | 1 | 2 | 11 | 1 | 8 | 3 | .304 | .371 |
2014年 | レイア | 33 | 111 | 97 | 12 | 28 | 6 | 2 | 0 | 8 | 1 | 5 | 3 | 5 | 1 | 7 | 2 | .289 | .321 |
JWBL:5年 | 207 | 699 | 595 | 83 | 178 | 39 | 11 | 0 | 84 | 32 | 7 | 11 | 77 | 8 | 44 | 12 | .299 | .381 |
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関連項目
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