劇場版 とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険とは、アニメーション映画作品である。
概要
2001年12月15日に公開されたアニメ『とっとこハム太郎』の劇場版第1作。上映時間は52分。
舞台はハムスターだけが棲む魔法の国「ハムハムランド」。ロコちゃんに自身の思いを伝えるべく、各地を探検して「魔法のヒマワリのタネ」を見つけようというのが本作の内容である。ゲスト声優はアイドルグループ「ミニモニ。」で、彼女たちをモデルにしたキャラクター「ミニハムず」にはCGが用いられている。
同時上映作はゴジラシリーズ第25作目『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(以下GMK)。映画館で前売り券を買うと「ハム太郎のキーチェーン」「ゴジラのボトルキャップ」が、入場者にはハム太郎がゴジラのきぐるみを着た「ゴジハムくん」がプレゼントされた。
GMKが先に、後にハム太郎が上映された(映画館によっては逆になっていたという証言もある)。しかしGMKはシリーズの中でも群を抜いて怖い作風だったため、泣き出す子供が多かったという。致命的に作風が合わない作品同士の同時公開は急遽決まったもので、観客動員数低下に対する苦肉の策だったと言われる。酷い有様ではあったが、動員数は増加し一応は成功した。その後、『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』まで同時上映される。
インタビューによると、ハム太郎側の沢辺プロデューサーから話を持ちかけたらしい。ハム太郎は子供向け、ゴジラは大人向けという事で、組み合わせれば家族で楽しめるとして同時上映と相成ったという。
が、相手がGMKだった事が運の尽きだった。
それから約20年経った2020年。何を思ったのか「ゴジハムくん」の復活が発表。新規グッズが発売されたほか、当時の入場者特典であったぬいぐるみも再制作され、2021年に発売された。
あらすじ
飼い主であるロコちゃん(春名ヒロ子)の誕生日を祝おうとプレゼントを用意したハム太郎だったが、あえなくスルーされてしまいヤケになって家出をしたハム太郎。ハムちゃんずのみんなと一緒に地下ハウスでヤケほじりをしていると、偶然にも魔法の国「ハムハムランド」への入口を見つける。食べると人間と話すことができる「魔法のヒマワリのタネ」を見つけ、ロコちゃんに自分の気持ちを伝えようとするハム太郎だったが、そこに同じく「魔法のヒマワリのタネ」を狙う魔王ハムが現れる。
登場キャラクター
ゲストのメインキャラクターのみ掲載。レギュラー陣については単語記事「とっとこハム太郎」の該当節を参照のこと。
- 魔王ハム(CV:堀内賢雄)
- 本名はハムヤマ・リュウ。黒い仮面に赤いマントを着用したハムスター。ドラゴンに変身することができる。
- 配下にニンハムたちを従えており、同じく「魔法のヒマワリのタネ」を探すハム太郎に尾行させている。
- 妖精ハムとは幼馴染のようだが…。
- 妖精ハム(CV:三石琴乃)
- 本名はティンクル。黄色い妖精の姿と女神のような姿の2種類に変身することができる。
- 魔王ハムとは幼馴染のようだが…。
- ミニハムず
- ハムスターのアイドルグループ。ぐっちゃん(CV:矢口真里)、のんのちゃん(CV:辻希美)、あい~んちゃん(CV:加護亜依)、メリカちゃん(CV:ミカ)の4匹で構成されている。
- ミニモニ。をモチーフにしたもので、声優も彼女たちが務める。
スタッフ
- 原作:河井リツ子
- ゼネラルプロデューサー:沢辺伸政
- 監督:出崎統
- 脚本:島田満、出崎統
- キャラクターデザイン・総作画監督:須藤昌朋、山中純子
- 演出:矢野篤
- 美術監督:中村隆
- 撮影監督:川田敏寛
- CG監督:樋口真嗣
- CGプロデューサー:藤井篤
- 音楽:岩崎元是
- 音楽プロデューサー:吉田隆
- 音響監督:高橋剛
- 音響プロデューサー:南沢道義、西名武
- プロデューサー:関田有應、松元理人
- アニメーション制作:東京ムービー
- 製作:とっとこ8686プロジェクト2001(とっとこ堂、小学館、テレビ東京、トムスエンタテインメント、電通、小学館プロダクション、小学館ミュージック&デジタルエンタテイメント)
- 配給:東宝
主題歌
- オープニングテーマ「ハム太郎とっとこうた」
作詞:河井リツ子 / 作曲:河井リツ子 / 編曲:岩崎元是 / 歌:ハムちゃんず - エンディングテーマ「ミニハムずの愛の唄」
作詞:つんく♂ / 作曲:つんく♂ / 編曲:渡部チェル / 歌:ミニモニ。(ミニハムず)
関連コミュニティ
関連項目
外部リンク
| 劇場版 とっとこハム太郎 | |
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