この記事は曖昧さ回避です |
名古屋競馬(なごやけいば)とは、以下の意味である。
概要
愛知県には競馬場が2箇所あり、一方が中京競馬場、もう一方が名古屋競馬場である。
中京競馬場は、JRAが主催する中央競馬である。
名古屋競馬場は、愛知県競馬組合が主催する地方競馬である。
以上は競馬に詳しい人には常識だが、初心者が間違える例は今なお多い。
同一都道府県に中央競馬と地方競馬が存在するケースは他にも、東京競馬場と大井競馬場、中山競馬場と船橋競馬場などが存在し、紛らわしさという点では中京と名古屋も大差ない。
これらと愛知県2場の違いは、中京競馬場を管理しているのが民間企業である名古屋競馬株式会社であり、そちらは基本的に名古屋競馬に関与していない、という紛らわしい事実があることである。
このことは従来、競馬マニアが知っていればよいことであったが、名古屋競馬(株)所有馬のメイケイエールの活躍によって、競馬初心者も地方競馬と企業名を区別する必要が出てきた。
さらに、2022年から名古屋競馬場が弥富市に移転し、名古屋市にある競馬場が名古屋競馬場ではなく、名古屋競馬場は名古屋市にないというさらにややこしい事態が発生する。
ニコニコ大百科では、「名古屋競馬」は「中京競馬場」へのリダイレクトになっていたが、これらの事実を鑑み、曖昧さ回避記事とした上、両者について簡単に解説する。
名古屋けいば(地方競馬)
愛知県競馬組合が主催する地方競馬。現在は「名古屋けいば」とひらがなで書かれており、「金シャチけいばNAGOYA」の愛称がある。
旧名古屋競馬場は名古屋市港区土古(どんご)に所在しており、中京競馬場との区別のため「土古」とも呼ばれていた。2022年4月に弥富トレーニングセンターに移転し、そちらも引き続き「名古屋競馬場」となる。そのため、これ以降、名古屋競馬場は名古屋市にはなくなる。
名古屋競馬(株)は、過去のレースにおける中京競馬場の貸し出しと、中京ペガスターカップの協賛以外で関与していない。
中京競馬(中央競馬)
住所は愛知県豊明市となっているが、厩舎地区の一部が名古屋市緑区にまたがっており、「名古屋市にある競馬場」は2022年4月以降、本場のみとなる。
本場は2023年現在中央10場の中で唯一、民間企業によって管理運営されており、その企業が名古屋競馬株式会社である。
(※1955年までは阪神競馬場も民間企業が運営管理をしていて、阪神競馬場を建設した京阪神ビルディングが管理を行っていた)
名古屋競馬株式会社
中京競馬場を管理運営する民間企業(ただし株式の過半数は地方公共団体)。
中央競馬の馬主登録もしており、「メイケイ」の冠名で所有馬を出走させている。
関連項目
同一都道府県内に中央競馬場と地方競馬場が混在する他の例
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