名探偵マーニーとは、『週刊少年チャンピオン』にて2012年38号より2014年36+37合併号まで連載されていた日本の少年漫画である。作者は木々津克久。
概要
タイトルからわかるとおり、いわゆる「探偵漫画」で、基本的に一話完結である。
女子高生のマーニーが、友人などから依頼を受けて事件や問題を解決するというスタイルが基本で、「名探偵コナン」や「金田一少年の事件簿」といったメジャータイトルとは一線を画す内容となっている。
解決する事件は、校内での盗撮事件や友人の不思議な行動の謎解きといった、いわゆる日常の謎が中心であり、行く先々で殺人事件が起こるといったことはない。また、トリックを見破ったりアリバイを崩したりといった頭脳を駆使して事件を解決するスタイルではなく、聞き込みやスマートフォンを利用しての情報収集が中心である。それによって収集した情報を「思考世界(シンキングワールド)」と呼ばれる集中しての思考作業により解決を図ることが多い。
主な登場人物
- マーニー
- 本作の主人公。本名は真音(まりおん)であるが、周囲の友人や教師、父親からも「マーニー」と呼ばれている。バレッタでもまとめられないほどのもじゃもじゃの癖毛がトレードマークで、「マーニーにおまかせを」が決め台詞。男女共学の高校に通う女子高生だが、父親が経営する探偵事務所の手伝いを行っている。それとは別に日当5000円と必要経費(プラス成功報酬として日当の3倍)で様々な依頼をアルバイトとして引き受けている。
- ロイド
- マーニーの父親で元刑事。現在はロイド探偵事務所を経営している私立探偵。マーニーからは「パパ」と呼ばれている。
- 若島津ゆりか
- マーニーの友人で、問題や事件をマーニーに持ち込んでくる常連。だが、報酬については支払いをうやむやにして滞納しているようである。一風変わった趣味を持っており、それが原因でマーニーの調査対象になったこともある。
- 白鳥文那
- マーニーが通う高校の生徒会会長。校内のトラブル解決をマーニーに依頼することが多く、マーニーにとってはお得意様。上流階級の家柄で学内セレブグループのトップでもある。
- メカニック
- 作中でたびたび対決するマーニーの宿敵である犯罪者。名前は、歯車を模したマークを使用していることによる。自ら、または他人を利用して放火や爆弾テロ、殺人といった様々な事件を引き起こしており、一度逮捕されたものの、司法取引や敏腕弁護士の手によって懲役2年で済んでいる。ロイドが刑事を辞めるきっかけとなった人物で、本作のラスボス。
- ラッキー
- file21「ラッキーバード」に登場し、校内での騒動の原因となったニワトリ。絞められる予定だったところを幸運な偶然により助かったため、白鳥により保護され「ラッキー」と名付けられた。ラストで逃亡するものの最終話でしっかり登場していたことから、再度捕獲されたものと思われる。
- ヘレン
- 同作者の『週刊少年チャンピオン』での前連載「ヘレンesp」の主人公。作中に登場する病院に入院しており、ゲストキャラとして登場。
関連静画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- 4
- 0pt