『フランケン・ふらん』とは、毎回主人公の少女が登場人物をセキララに剥いて、好きなように手を出して興奮する18禁スレスレの漫画である。作者は木々津克久、掲載誌は「核実験場」の異名を持つ秋田書店の月刊少年漫画誌『チャンピオンRED』。
概要
主人公のふらんが、次々に舞い込む問題を持ち前の豊かなアイデアと器量を駆使して解決するハートフルボッコホラー(Hurt Fullbokko Horror)コメディである。基本的に一話完結でお互いに因果関係のあるエピソードは少なく、大騒動の学園モノがあったり種族を超えた恋愛が展開されたりする。
掲載誌のチャンピオンRED2009年9月号にて、小清水亜美(ふらん役)や茅原実里(ヴェロニカ役)等をキャストにドラマCD化された。
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主な登場人物
- ふらん
- 1巻から表紙を勤める主人公の少女。「フランケンシュタインの怪物」のような巨大なネジが頭にある。いつもフラフラぼんやりとしているが実は世界最高権威とも言われる学者の「娘」で、その知識や技術を受け継いでいる。またいつもは深い森の奥にある邸宅「斑木邸」に、助手や部下たちと一緒に住んでいる。責任感は厚く頼み事をつい引き受けてしまうタイプで、いざとなれば諸手を挙げて解決しようとするが、それがさらに重大な事態を招くことが多い。とはいえ、そうした頼み事は全て言われたとおりに叶えてあげている。
手術時の決まり文句は「術式を開始します」(テンションが高まった際は「術式を開始する!」に)。 - ヴェロニカ
- 斑木博士によって生み出された、ふらんの「妹」。2巻の表紙を飾っている、蒼髪の美少女。ある事件を機にふらんと出会うが、おイタが過ぎたためにふらんに逆らえない体にされてしまったうえ、実験と称して日がなふらんに体を弄ばれる事になるという、散々な目に。現在は和解し、生活面に疎いふらんを支える良き妹として、一緒に暮らしている。当初はふらんのことを他人行儀に「お姉様」と呼んでいたが、時を経るにつれ「ふらん」と気負わずに呼ぶようになった。しっかり者だが、ふらんの患者が持ちかける色恋沙汰になると、途端に赤面してしまうような純情なところもある。
姉のふらん曰く「快楽に弱い子」との評。 - アドレア
- ふらんの住む館に同居している若い娘。3巻の表紙を飾る、黒髪長髪の美女。普段は包帯をいくつも体に巻き付け、その上からラフな服を着たファッションをしている。スタイルを自在に変えられるという副産物的な特技を持ち、つねに顔を包帯で隠しているが、その素顔の美しさは見た者を絶句させるほどだという。かつて別れた恋人がいたが、ふらんの協力により今では一緒になって館で生活している。
- 沖田
- ふらんやアドリアたちと一緒に館に暮らしている青年。ネコそっくりのしぐさや振る舞いをする。暴走しがちなふらんのツッコミ役的なポジション。
- ガブリール
- 6巻の表紙から登場するふらんの姉。かなりだらしのない口調のため、よく卑猥な単語を口走ってしまったりする。また人のにおいにすごい敏感。姉妹の中で最も高い身体能力を持ち、凶暴・強靱な性格のため世界中の裏の機関から畏れられている。そんな彼女だが、唯一主治医状態の天使博士にのみ懐いているというツンデレ状態である。ひょんな事から、女教師としてふらんの通う学園で教鞭をふるうが、その際は生徒から評判も非常に高く、彼女の篤い人柄や、明晰な頭脳を示す機会となった。
- 久宝るみ子
- 激しい生存競争を生き抜いた末に警視庁で働いている女刑事。4巻の表紙を飾っている。一度ふらんに捕まり、あんなことやこんなことをされたために、彼女に対してトラウマを持っている。最初はチョイ役での登場だったが、最近では出番も多く、ギャルゲーで言えばヒロイン級の扱いを受けることも少なくない。やったね久宝さん! 仲間が増えるよ!
- 斑木博士
- 主人公ふらんを生み出した天才科学者で、言うなればふらんのお父さん。天才的な医療技術・知識を持ち、その手腕は冥府から死人を救い出す「蜘蛛の糸」とまで称えられるほど。作中には回想のみの登場であるため、ふらんの博愛主義が親(?)譲りのものなのかは不明。現在は行方知れず。
- 天使博士(あまつか-)
- 斑木博士の友人で、ふらんの良き理解者。斑木博士にも並ぶ医学の世界的権威であり、有事の際にはふらんへの協力を惜しまない。また、特異体質であるガブリールの身体面でのケアも行っており、斑木博士との友情が伺い知られる。作中、自らの命が危機に瀕してもその信念を曲げない、彼の人間としての強さを垣間見られるエピソードがある。
- センチネル
- 日本の平和を守る、ヒーロー。ふらんにより施された手術により常人ならざる力を手に入れた事をきっかけに、人の道を外れた者たちを裁く存在となる事を決意。人々の平和を守る戦いを続けるうち、強大な悪の組織「ブラックロータス」と戦う運命を背負う事に…。やがて果敢に悪に立ち向かう彼の姿に感化され、第2、第3のヒーローが現れる事となる。
関連項目
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