四畳半タイムマシンブルースとは、四畳半神話大系の人物でサマータイムマシン・ブルースをリメイクしたコラボレーション作品である。
概要
森見登美彦の小説で代表作『四畳半神話大系』とそのアニメ版の脚本を担当した上田誠の戯曲『サマータイムマシン・ブルース』をエアコンのリモコンを巡る1日だけのタイムトラベルストーリーという部分を残して登場人物や舞台設定を四畳半神話大系のものと置き換えたコラボレーション・リメイク作品。
森見と上田は、これ以前にもアニメ映画版の『夜は短し歩けよ乙女』『ペンギン・ハイウェイ』でもタッグを組んでおり、両者の代表作が満を持しての合体と相成った。
原典では（実写版では香川県の）SF研究会とカメラクラブの大学生たちだったが、本作では京都のとあるアパートの住人と学生映画撮影関係者たちの巻き起こす騒動へと変更された。
特に実写映画版の『サマータイムマシン・ブルース』からは大きく変更されており、登場人物の名前も田村を除いて全員異なっているほか、いくらか役割も変更されている。また、田村についても終盤で原作とは異なる事実が明らかになる。
後にアニメ化され、Disney＋で全6話に分けて配信されたほか、93分の劇場用作品として再編集された映画版も公開されている。アニメーション制作は『夜明け告げるルーのうた』『犬王』のサイエンスSARUが担当し、監督は夏目真悟が務める。脚本は配信版、映画版共に原作の上田誠が全て担当している。
アニメ映画版におけるタイムマシンの形状は舞台版で登場したドラえもんタイプの魔法の絨毯型ものに近く、実写映画版の『タイムマシン』のタイムマシンの形とは全く違っている。一方で、商品名がそのままのヴィダルサスーンを巡るやり取りなどは結末を含めて同じとなっているが、銭湯に入るメンバーが増えてやり取りが増加している。
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関連項目
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