彩雲国物語とは、著:雪乃紗衣、イラスト:由羅カイリの少女向けライトノベル。角川ビーンズ文庫刊。
NHK-BS2でTVアニメ化(後にNHK総合でも再放送)。2ndシーズンまで制作された。
概要
紅秀麗は、名門貴族紅家の姫君として生まれながら、極貧生活を送っていた。そんな秀麗のところに、即位したばかりの皇帝紫劉輝の教育係としての後宮入りのバイト話が持ち上がる。明日の糧にも苦労する秀麗は500両の大金に目がくらみ一も二も無く受け入れた。バカ殿・紫劉輝の世話を焼くうちに、秀麗はやがて劉輝の秘めた真実を知ることになり――。
第1回角川ビーンズ小説賞奨励賞・読者大賞を受賞した雪乃紗衣のデビュー作。古代中国をモチーフとした世界で、男社会の中で奮闘する女性官吏の姿を描いた立身出世ファンタジーである。2011年に全18巻で完結。他に外伝4巻。
『まるマ』『少年陰陽師』と並ぶ、角川ビーンズ文庫の看板タイトル。中華風の世界観や政治が題材という点で、小野不由美の『十二国記』と比較されることがあるが、こちらの方がいろいろな意味で少女小説のツボを押さえた作品である。しかしその割には高齢者の女性にも人気であったりするらしい。
ちなみに、各巻の副題には全て色の名前が入っており、表紙の配色もそれに合わせている。
アニメ版は1stシーズン、2ndシーズン共に全39話。1stシーズンで原作6巻の前半まで、2ndシーズンでその続きから原作12巻までをアニメ化している。桑島法子、関智一、緑川光、檜山修之、森川智之、池田秀一などなど豪華絢爛な声優陣に定評がある。
関連動画
関連項目
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