『復讐は天罰を呼び、魔術士はぽやぽやを楽しみたい』とは、月沙元(つきた げん)による小説である 。第6回ネット小説受賞作。
概要
小説家になろうにおいて連載された小説で、第6回ネット小説大賞受賞により書籍化された。書籍版は2019年1月末に発売さ れた。書籍版のイラストはジャン・ポポが連載している。ジャンルは異世界転生ファンタジー。2019年3月現在既刊1巻。
書籍版では改稿されており、一部展開が違う他、登場人物が増えている。第1巻では原作の第1章を元にした、魔術士試験を 受験し合格するまでのシーンが収録されている。
登場人物
主要人物
- リカルド・ユニウス/間藤未来生(まとう・みきお)
- 元は40歳代の数学教師だったが、妻と娘をひき逃げで殺されたにも関わらず犯人に罪に問えなかったため自ら復讐する。復讐後隕石にあたり死亡してしまうが、気がつくと9歳の貧乏農家の三男として、意識を取り戻した。記憶はリカルドのものも思い出されるものの人格として融合してしまっていた。そして魔術士である母方の伯父家の下男として働くことが決まっていた。伯父の家では最初は、魔術を教えて貰えなかったもののマッシモの怠惰さから、雑務を押し付けられる傍らに本を読み魔術を独学で学んでいく。そして魔術を覚えた後は、討伐に行って触媒などを買うお金にするなど地道に努力を重ねていく。様々な資金調達をしつつ実力をつけていくが、論文を書いていたさなか論文を家主のアレッサンドロに奪われてしまう。その後疎まれつつも魔術士になる目標を建て、魔術士試験を受けるため王都に赴く。
- アントニオ・ユニウス
- リカルドの長兄。川で溺れていたリカルドを助け出す。
- ジュリア・ユニウス
- リカルドの母親。兄は領都で魔術士となっている。リカルドを送り出す前夜、リカルドに泣いて詫ていた。
- モンタ
- リスの賢獣。売られていたのをリカルドが購入して飼育している。最初は念話だけだったものの徐々に言葉をしゃべるようになる。
王都の人々
- イサルコ
- 魔術士協会理事。魔術の発展や実務を重視する立場から権力争いとは無縁で王権派・長老派とも距離を持つ中立派。
- タニア
- 魔術士。イサルコの書類仕事を手伝っている女性魔術士で究魔局所属。研究肌。リカルドとパトリックとともに討伐に出ることも。
- パトリック
- 子爵お抱えの魔術士エドアルドの弟子の一人で、討伐対象だった妖樹の討伐後、王都に赴き魔術士試験を受け魔術士となった。リカルドと仲がいい。雑務局所属。
- ベルナルド
- 王都にある商会の前商会長。隠居人ではあるが、リカルドが魔砲杖を売却しているのを見て興味を持ち高く買取る取引を持ちかける。
フォビウス子爵領の人々
- アレッサンドロ
- リカルドの母方の伯父(兄)にあたる。子爵お抱えの魔術士。子供可愛さにリカルドから論文を奪う。後にリカルドを疎ましく思うようになり刺客を差し向けた。
- マッシモ
- リカルドのいとこでアレッサンドロの庶子。ころころ丸っこく努力をしないもののリカルドに対し強く当たる。後にリカルドから奪った論文を提出したところ即合格となり魔術士となる。
- オルタ
- アレッサンドロの屋敷の使用人の女性で未亡人。料理の腕は普通。家族と別れたリカルドはオルタ母子と食事などを通して交流することで癒やしになっていた。書籍版オリジナルキャラクター。
- マリサ
- アレッサンドロ屋敷の使用人のオルタの娘。マリサも使用人として働く。リカルドと同い年で気が強い。書籍版オリジナルキャラクター。
- フラヴィオ
- 子爵お抱えの魔術士の弟子の一人。
- エドアルド
- 子爵お抱えの魔術士の弟子の一人。
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関連項目
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- 0pt


