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日産・クリッパーとは、2003年より日産自動車が販売している軽トラック＆軽1BOX型バン＆軽1BOXワゴン（ワゴンのサブネームにリオと付く）である。
概要
車名の由来は英語で「駿馬、俊足を誇る馬」の意味。 かつて日産で1958年～1981年まで生産されていた中型トラックの名称であったが、2003年に日産初の軽商用車の車名として復活をする。なお2007年に追加されるワゴン仕様のサブネーム・”リオ”の意味はスペイン語で「川」という意味がある。
なお、三菱自工製の軽自動車を生産している岡山県倉敷市の水島工場では、日産向けの車種は日産から出向した人間が更にチェックをするという噂があるほどである。
また、ミニキャブの量販グレードではメーカーOPとなる運転席エアバックシステムが当初から標準装備となり、2012年にマイナーチェンジをした型では廉価グレードでもバンとトラックを問わずにパワーステアリングが標準装備となる。
なお初代モデルは、三菱自動車工業からミニキャブ＆タウンボックスのOEM供給を受けていた。二代目モデルは、スズキからキャリイ＆エブリイのOEM供給を受けている。
初代・トラック＆バン（2003年～2013年） ワゴン（2007年～2012年）
2003年10月に登場。当初はバンとトラックのみの商用車であった。社内型式は「MA0」。フロントグリルに日産のCIを取り付けたモデルであった。
2005年にマイナーチェンジ。全グレードでトリップメーター（液晶式）、ヘッドランプレベライザーなどを標準装備化と同時に、本家・ミニキャブと差別化を図るため日産独自のフロントグリルに変更される。なお、この2005年のマイナーチェンジ以後、一部改良を行う時は必ず毎年12月21日に実施されることが多い。
2007年にワゴン仕様のクリッパーリオが発売される。三菱・タウンボックスのOEM版である。
2008年にトラックの一部グレードにエアコン、パワーステアリングを標準装備化を図る。リオも1日遅れで保安基準のための小変更を行う。
2010年にバン＆トラック共にインパネを全面的に大改良される。同時にトラックに特別仕様車としてボディカラーがブラックバージョンも登場する。後にブラックに代わってシルバーバージョンも登場する。なお運転席エアバック付きのステアリングの形状が三菱製の軽自動車iやekワゴンと同等の形状となる。
2012年にマイナーチェンジ。同時に「クリッパーバン」は「NV100クリッパー」、「クリッパートラック」は「NT100クリッパー」にそれぞれ車名を変更。共通でフロントデザインやシート地が変更されトラックのヘッドレストが大型化がされる。また、ワゴン仕様の「リオ」が廃止をされ、バンの上級グレードにターボエンジンを搭載したグレードも追加される。またトラックにパワーステアリングと昇降用のアシストグリップが廉価グレードではオプション品であったが、標準装備化がされる。
なお、通称として、田舎のGT-Rと呼ばれることもある。本家・ミニキャブは田舎のランエボである。また2011年3月11日に発生をした東日本大震災で津波の被害を受けた地域では、クリッパーバン及びトラックの普及率が高い。これは、製造をしている工場が岡山県倉敷市にあるため震災の影響が少なかったのが要因となっている。
二代目モデル（2013年～）
2013年に初のモデルチェンジを行う。この代よりベースが三菱・ミニキャブから、スズキ・キャリイ＆スズキ・エブリイがベースとなる。またバリエーションもトラック、バン、ワゴン仕様のクリッパーリオも復活となった。
トラックは2013年8月にモデルチェンジをしたキャリイであるが、前部デザインが日産独自のデザインとなり、最高峰グレードには軽トラック初の両席エアバックとABSが標準装備となる。なお、バンとクリッパーリオのデザインは、ベースモデルと変化がなく、識別方法が日産のCIマークで判別するしかない。
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関連商品
関連リンク
関連項目
- 日産自動車
- 日産自動車の車種一覧
- 軽自動車
- 軽トラック
- 三菱・ミニキャブ（初代モデルのベース車種）
- スズキ・キャリイ（二代目モデルのトラックのベース車種）
- スズキ・エブリイ（二代目モデルのトラックとワゴンのベース車種）
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