暗い……あまりにも…とは、漫画『キングダム』に登場する台詞である。
そこから転じて、キングダム語録として、何かの未来が暗い時に使われる言葉。
概要
元ネタは第517話のリーボックこと李牧の台詞。要約すると李牧の仕える趙は秦の侵攻を受けており、地方都市を次々と落とされ、首都圏の鄴にまで迫る勢いであった。さらに鄴には落とされた都市から難民がなだれ込み、兵糧も消費が早く兵糧攻めにされれば陥落しかねない状態であった。そこで李牧は王に邯鄲(趙の首都)の兵士を救援に向かわせてほしいと請うのだが、これを王はダメだと一蹴。李牧は鄴が落ちればすぐに邯鄲も落とされかねないと説得するのだが、
王「構わん。秦の刃が届いたところで邯鄲は落ちはせぬ。あの鄴とて、本来は不落の城だ。伯父である城主 趙季伯が愚かにも難民など受け入れるからこんな事態へとなった。俺はそんな〝ヘマ〟はせぬ。もし邯鄲が包囲されたとて十年でも二十年でもこの城は籠城できる」
李牧「・・・それでもいつかは落ちます」
…と、王としてはあんまりな発言で李牧をあしらうのだった。これに対しての李牧の台詞が「暗い……あまりにも…」である。
解釈としては「このままでは趙の未来は暗い」ともとれるし「あまりにも暗君すぎる」ともとれるが、いずれにせよ自分が死んだ後はどうなっても良いと、国も民も軽んじ、今まさに戦っている、ましてや自分の叔父を見殺しにする王に呆れと悲しみと怒りを感じていると考えられる。
また台詞と言われているが、この場面では口は閉じているし、相手は王なので内心思っただけで口に出してはいない可能性もある。ただこの後王も「何か言ったか?」と言っているので心の声が漏れたのかもしれない。
そこから転じて、ネット上で、何かの未来やお先が暗い時に使われる語録。「中日は来季も暗い...あまりにも...」
原文は「暗い……あまりにも…」なのだが、語録として使用する際には「暗い…あまりにも」と三点リーダが減らされたり、「暗い あまりにも」などと空白を使う場合もある。
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関連項目
キングダム語録
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