死兆星とは、アルコルの異称である。
概要
アルコルとは、北斗七星のしっぽの先から二番目の二等星ミザールの傍にある変光星(何らかの理由で明るさが変化する特殊な星)であり、東洋、西洋共にこの星を不吉な星であると考えていた。
また、この星が見えるかどうかで兵士の視力を検査していたといわれる。
諸説あるが史実においては「見えていた死兆星が見えなくなると危険である」とされているようで、
視力が落ちれば見えなくなり弱っている兆候であるのであながち間違いではない。
その他アルコルのデータ等については「アルコル」の記事を参照。
昨今では北斗の拳のものが有名だが、こちらでは史実とは逆に死期が近づいたものが北斗七星の脇に見えるようになるという「見えると死期が近い」星として描かれ、明示的な死亡フラグとなっている。
AC北斗の拳における死兆星
格闘ゲーム「AC北斗の拳」では、死兆星がゲームシステムとして重要な役割を担っている。
開始時には光る北斗七星が表示されているが、特定の技を当てることにより「北斗七星ゲージ」の星を減らすことができ、7つの星を全て奪うことで相手のゲージに死兆星が点灯、
相手に一撃必殺技を決めることが可能になる。(参照:テーレッテー)
溜めるのではなく奪うという格闘ゲームとしては割と珍しいシステムでもある。
ゲームにおいては、死兆星が点灯してもそのまま勝てるときは星を温存し、次のラウンド数秒で一撃必殺奥義でのフィニッシュがキマるといったような他ゲームには無い、スピーディーな世紀末感が味わえる。
またワンミスが即死に繋がるAC北斗の世紀末スポーツアクションゲームたる所以の一端を担ってるのも確かである。
「天を見よ・・・ 見えるはずだ、あの死兆星が!!」
MUGENでは
MUGENにおける北斗キャラはもちろんのこと、そのインパクトからアレンジキャラやオリジナルキャラの中にも使用するものがいるが、
MUGENの仕様上「相手の上に表示される自分のゲージ」として北斗七星ゲージを処理されているため、タッグ戦で片方から星を7つ取って敵二人を纏めてテーレッテーしたり、チーム戦で一人目から星を取って無傷の二人目を開幕テーレッテーすることができる。
原作では「死兆星が見えてしまった者は死期が近い」のだが、ゲームの仕様ゆえ仕方ないね。
関連項目
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- 0pt
- ページ番号: 613475
- リビジョン番号: 2496931
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