白鯨(原題: Moby-Dick;or, The Whale)とは、アメリカ合衆国の小説家ハーマン・メルヴィルが1851年に発表した小説及びそれを原作とした映像作品である。
概要
原題は初版の英国版が『The Whale』、米国版が『Moby-Dick;or, The Whale』であったが、その後『Moby-Dick;or The White Whale』とすることが慣例化している。
白いマッコウクジラ「モビー・ディック」に片足を食いちぎられた捕鯨船の船長の復讐とその顛末を流れ者の水夫のイシュメールの視点で描く。
作者が捕鯨船の乗組員をしていた際に仲間から聞いた1820年の捕鯨船エセックス号の遭難事故に触発されて執筆したという。
話が衒学的な豆知識の解説に何度も脱線することで有名だが同時に当時の捕鯨の様子や鯨への知識や逸話を知る貴重な資料となっている。
何度も映像化されているがジョン・ヒューストン監督の1956年版が最も有名。
1997年にはNHKで同作を翻案した『白鯨伝説』が制作・放送された。
登場人物
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関連項目
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