脳噛ネウロ(のうがみ ネウロ)とは、漫画『魔人探偵脳噛ネウロ』の主人公である。
概要
人の悪意の中に住みつく『謎』を食糧とする魔人。魔界の謎を全て喰い尽し、永遠に脳髄の空腹を満たしてくれる「究極の謎」を求めて地上へと降り立った。普段は人間の姿をしているが、本当の姿は鳥のような頭をした怪人。
地上で目立つのを避けるため、桂木弥子を奴隷人形女子高生探偵へと仕立て上げ、 自らは助手としてサポートするフリをして、事件の謎を解く。弥子やあかねなど一部の人間以外には正体を隠しており、正体を知らない吾代や早坂兄弟には人智を超えた化け物として認識されている。
性格はいたってドS。 弥子を奴隷扱いし、日々なじったりいたぶったりしている。事件の犯人たちにも、魔界道具を使ったキツいお仕置きをすることが多いが、人の命を奪うことはなく、一度折れた心を修復してより強く立ち上がるのを期待している。
非常に高い身体能力を持ち、地上に来たばかりの状態なら核爆弾でも殺せないと豪語するほど。しかし、地上では瘴気(人間にとっての酸素)が薄いため、徐々に弱体化しつつある。同時に非常に高い頭脳を持ち、地上の一般的な学問を地上にきてわずか12時間で全て会得した。ただし、人間の感情を読むことだけはかなり苦手としており、デリカシーのない発言をすることも多い。
詳しい魔界での素性は不明のまま終わったが、同じ魔人であるゼラは「魔界でその名を恐れられた上級魔人」であると言っており、また、魔界王の護身兵器を使用できることから、かなり高い地位にあったと思われる。名前の由来は脳細胞を表すニューロン(neuron)から。
カピバラが苦手らしい。
来歴
弥子との出会い~人間への興味
謎を求めて地上に降り立ち、父親を殺された弥子と出会う。その事件を瞬く間に解決し、弥子を探偵役としての協力を強要。闇金の事務所を奪って「桂木弥子魔界探偵事務所」を設立する。
弥子を隠れ蓑として謎を解いていく過程でアヤ・エイジア、怪盗Xなど人間の常識を超えた人間と出会い、人間の可能性に興味を抱くようになり、弥子の成長にも強い関心を抱いている。一方で瘴気不足により体の弱体化も徐々に進行していく。
絶対悪との邂逅~対決
怪盗Xとの最終決戦の末、すべての黒幕『シックス』と邂逅。シックスとのお茶会にて、彼の強すぎる悪意と人間を滅ぼさんとする思想に嫌悪感を示し、対立を表明。謎を生み出す可能性を秘めた人間を守るため、時には人間たちと共闘し、シックス率いる新しい血族と対決する。
最終決戦~魔界への帰還
人間たちの数々の協力を経て、遂にシックスと再び対面。人間を守るために、人間にとっての病であるシックスだけは殺さなければならないと判断し、激闘の末、自らの生存をも度外視してシックスを滅ぼした。間一髪生き延びるが、血族との戦いで魔力は尽き、このままでは死を免れないとして一旦魔界に帰ることを決意する。
魔界から再び帰ってこれる保証がないことを心配するが、弥子に説得され、弥子を初めて相棒と呼び、事務所の留守を任せて魔界へと帰った。
そして3年後・・・
関連項目
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