花鳥玲愛(かとり れあ)とは、戯画から発売された18禁ADVゲーム「パルフェ ~ショコラ second brew~」の登場人物である。PC版では松永雪希、PS2版では野川さくらが声を当てている。
概要
アンティーク喫茶「curio3号店」のチーフウェイトレスを務める、高卒社会人二年生。
「curio3号店」は主人公の高村仁が店長となるアンティーク風喫茶「famille ブリックモール店」と向かい合わせの位置にあり、主人公側からすれば商売敵になる。
10月にできるブリックモールに3号店が入る話が出て、本店から移籍した。その際に本店の意向で、実家から通勤に便利なアパートに引っ越してくることになる。同じ階の住人全てに挨拶しており、その時、自分が住む隣りの部屋に「手作りのプリンをくれる人」がいることを耳に挟み、いい人なのかなと希望を持って寒い中待っていたが帰宅せず。挨拶はまた今度にと諦めて帰宅。次の日仕事を終えて、ベランダに出てみるとお隣さんの鼻歌が聞こえて笑ってしまう。昨日できなかった挨拶をやり直そうと、期待を込めて「待っててください」と言って、隣の部屋のチャイムを鳴らすと、出てきたのは、今日「curio3号店」の真向かいに出店し、内装やレイアウトが類似していると大喧嘩した「famille ブリックモール店」の店長、高村仁その人だった。
母方がフランス人の日仏ハーフで金髪碧眼、ツインテール。しかし母親ともどもコテコテの日本育ちなのでフランス語は全く不案内である。
一部の人間から「カトレア」という愛称?で呼ばれているが本人が認めていないので参考知識に留めておく。
ツンデレクイーン
彼女のシナリオは、出会い方こそ最悪に近かったものの時間の経過によって互いに歩み寄り、 いくつかの事件をきっかけに距離を一気に詰める、という恋愛ゲームではオーソドックスな手法で描かれている。
しかしその距離が縮まる過程と、要所における玲愛の言動に悶えるユーザーが続出した。
この事から、アダルトゲーム界におけるツンデレの代表選手として、同じくツンデレヒロインとして知られる椰子なごみ(つよきす)とはまた異なる方向性を持つ者として愛されている。
性格
頭脳明晰で頭の回転が速く応用も利くが、融通は利かない。本店にいた頃から至って真面目。お節介な面が時々見られる。好きな人にはベタ惚れになるということが玲愛ルートに入れば一目瞭然なのでツンデレ。
2号店店長結城大介(ショコラ~maid cafe"curio"~の主人公)を尊敬している。
小さい頃から、天才だった姉という存在をコンプレックスに持っていたことで、姉への苦手意識がある。
高村仁との関係
一言で言えばライバルである。
喫茶店のフロアチーフだが、店長が何もしない為、権限のほとんどは花鳥玲愛にある。物語が始まってから主人公である高村仁とは顔を合わせるたびに喧嘩喧嘩。
ついつい見ていられなくなって助言をしてしまうなどのお節介が出てしまうことがあるが、基本的には敵同士である。
たまに見せるお節介なところから、実は高村仁のことを好きなのではないかというcurioの店員の誤解を招き、付き合うか付き合わないか、賭けの対象にされている。
中盤に入ると、次第に高村仁のことを花鳥玲愛は認め始める。クリスマスの計画を練る際には、開店前に店前で二人で耳を出して本店焼失以前の店のホールケーキの製造数、売上数、材料費やら機密事項をごにょごにょと暴露しており、(この時点でまだカップルでもなんでもない)信頼度は鰻のぼりと見ていい。
クリスマスを期に二人の関係は一変する。花鳥玲愛は高村仁に二人きりになるとベタベタで、普段はしっかりしているものの、夜の閉店作業時や帰宅途中やベランダで甘々な会話を繰り広げる。
自分を指名した本店への移籍話を正月に親友である川端瑞奈から聞かされ、花鳥玲愛は高村仁にそのことを隠し続ける。寂しさから高村仁に更にベタベタになるが、普段日常の行動や、いつも二人でいるときとの違いに気付いた高村仁はcurio3号店の店長板橋孝明に相談。移籍の話を聞かされる。問い詰められた花鳥玲愛は、「自分を指名しているから」「仕事と私情は別だから」と移籍話を受け入れることに決めた。
その後、高村仁と姉花鳥由飛が一緒にいるところを見たり、二人きりの時間が取れなかったりと本店移動の日が近付くにつれ、次第に花鳥玲愛は元気を失い始め、仕事の効率も落ち、周りの足を引っ張る程になってしまった。
ベランダから聞こえる嗚咽や、名前を呼ぶ声に耐え切れなくなった高村仁は花鳥玲愛を連れて、famille本店があった場所へ向かった。
そこで本店の移籍話にかこつけて花鳥玲愛が、簡単に「恋人より仕事」という選択を取らせない為にみんなで協力して、高村仁と花鳥玲愛の関係を割こうというエグい計画をしていたことを話す。(ちなみに高村仁は反対していた。)
この話に花鳥玲愛は泣きながら恋人を殴打。手の甲から血が出るまで殴り続け、でも好きだという気持ちを伝える。
そして高村仁は、花鳥玲愛にここに建てるfamille本店に来て欲しいと言い、curio本店に行って、店長と思われる男性に向かって叫んだ。「玲愛をください!」
※ネタバレここまで。
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関連項目
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