英雄伝説とは、日本ファルコム株式会社から発売されているRPGシリーズの一つである。 略称は英伝。
概要
英雄伝説の特徴として、「コマンド選択型のRPG」であることが挙げられる。
なお、3作目以降のガガーブトリロジーシリーズ、及び軌跡シリーズは、「ストーリーRPG」と称し、シナリオ重視というコンセプトを確立している。
イースシリーズと並ぶファルコムの二大シリーズの一つであり、近年ではPSPに移植された空の軌跡FC,SCがYahooゲーム満足度1位2位を独占するなど、コンシューマーユーザーの支持も広がっており、零の軌跡より本格的にコンシューマー機に参入することになった。
シリーズ
各シリーズ内では世界観やキャラクターなどが共通しているが、別シリーズとの間に深い関連性はない(別シリーズの要素が何らかの形で登場していることはある)。発売日はオリジナル版のものを記載している。
イセルハーサ編
- 第一作目『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』 【PC88/1989年12月10日発売】
- 第二作目『ドラゴンスレイヤー英雄伝説II』 【PC88/1992年3月19日発売】
この二作はイセルハーサと呼ばれる世界を舞台にしている為こう呼ばれる。
また、一作目がドラゴンスレイヤーシリーズの六作目でもあり、続編の「II」と合わせてドラゴンスレイヤーシリーズに含まれる。
ガガーブトリロジー
- 第三作目『英雄伝説III 白き魔女』 【PC98/1994年3月18日発売】
- 第四作目『英雄伝説IV 朱紅い雫(あかいしずく)』 【PC98/1996年5月24日発売】
- 第五作目『英雄伝説V 海の檻歌(うみのおりうた)』 【Win/1999年12月9日発売】
この三作はガガーブ三部作、ガガーブ編とも呼ばれる。このシリーズからストーリー重視路線が決定づけられた。
『白き魔女』以降はドラゴンスレイヤーシリーズから独立し、英雄伝説シリーズとしてカテゴリ化されるようになった。
リメイクも存在するが、特に「IV」はPC98/PS版とそれ以降では大幅に内容が異なるので注意。
軌跡シリーズ
- 第六作目『英雄伝説VI 空の軌跡』
リベール王国を舞台とする「空の軌跡」は三部作構成となっている。 - 第七作目『英雄伝説 零の軌跡』
クロスベル自治州を舞台とする「零の軌跡」は二部作構成となっている。
当初は「英雄伝説7」と呼称されていたが、正式名称が発表された際ナンバリングの「7」が省略された。
この作品からプラットフォームがPCからコンシューマー機へ変更された。 - 第八作目『英雄伝説 閃の軌跡』
エレボニア帝国を舞台とする「閃の軌跡」は四部作構成となっている。
『閃の軌跡』及び『閃の軌跡II』は二機種用に同時発売された。シリーズで最も多い、同一主人公となっている。 - 『英雄伝説 創の軌跡(はじまりのきせき)』【PS4/2020年8月27日発売】
シリーズ完結に向けた作品。「閃の軌跡IV」完結後のクロスベル自治州とエレボニア帝国を舞台としている。三人の主人公を切り替えながら進めるクロスストーリーが展開される。
作中でThe Legend of Heroes IXに続くという内容の表記が出るため、ここまでが第八作となった。 - 第九作目『英雄伝説 黎の軌跡(くろのきせき)』
カルバード共和国を舞台とする「黎の軌跡」は複数作構成となっている。
シリーズとしては後半部の始まりを描くストーリーとなっている。
碧の軌跡発売決定の少し前まではガガーブトリロジーのようなシリーズを総称する公式名称が無いので、便宜上「軌跡シリーズ」と呼ばれていたが、続編発売決定のプレスリリースにて「軌跡シリーズ」と表記され公式名称となった。
関連動画
関連商品
関連項目
- ファルコム
- イース
- イセルハーサ
- ドラゴンスレイヤー英雄伝説
- ドラゴンスレイヤー英雄伝説II
- ガガーブトリロジー
- 白き魔女
- 朱紅い雫
- 海の檻歌
- 軌跡シリーズ
- 空の軌跡(リベール編)
- 零の軌跡(クロスベル編)
- 閃の軌跡(エレボニア編)
- 創の軌跡
- 黎の軌跡(カルバード編)
- イースvs.空の軌跡
- ゲームのタイトル一覧
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