;:::::ソ ン\ 〈!.l f「lT! <::::ノ ゝ:::/ /\ l i 「_l! ン:::ゝi:_:::i/-‐ニニ`ニニニL._ …………… `i::::/,ヘ♀<^--‐、=====‐_->, 言っている事が l://`ヽ::::> ィfァ‐メ:> ftッ´リ  ̄ わからない l:::'、レ``' ´ ̄´ ,,.!.` i/ ………… . ,ハ:::ト -1 l __ 〉 / /::::ヽ\ !、 ! _ _,,. / / ┼┐ .l -‐ァ ¨フ ./丁ヽ -ノ┐ (⌒) .. ,'!::::::::::丶\.丶、 ー‐ '/) ' l ノ j レ' (_ ´r_) レ' ノ / 、! ! r‐!.';::::::トィ_::丶ヽ、` --‐ ハヽ ………… /:::::\::/,.、r':::、-ヘ_ `¨i ノ/! この状況で / l:::::::::::>::;;_::/,,.、r':::::l !//:::/i_ ン i::::::::::::::::::l i \:::::::::ll /::::{┐l i \:::::::::::::i i \::ll/_;.ィ:i┘l l _ .. -`:::::::::::i ', ';:`¨´l l:::!ー'! /i ! l::::::::::::::::>'"´::lヽ`¨ヽ::::::i l:::l しヶl . l !::::::::::/_::::::::l ∧::::::_\:i i::lヽ ´,ノ l. l:::::::/::\  ̄  ̄ ∧i i:l `¨
「言ってる事がわからない…イカレてるのか?…この状況で」とは、辛辣な正論である。
【注意】
この記事では、漫画ジョジョの奇妙な冒険Part6ストーンオーシャン終盤の内容について触れます。ネタバレ注意ッ!
ところで…おれは全力であなたのお嬢さんを守ります。だからお嬢さんとの結婚をお許しください
ジョジョの奇妙な冒険Part6「ストーンオーシャン」に登場する、空条承太郎の台詞。
かつてDIOが残した「天国へ行く方法」を実行し、ついにエンリコ・プッチ神父のスタンドは完成の時を迎えてしまう(スタンド名は「メイド・イン・ヘブン」と名付けるだろう)。その能力は「時間の加速」。落ちそうな石が一瞬で落ち、正午だったのがすぐ夕方になって夜空に変わる。物理現象や自然現象は速くなるが生物だけはその加速についていけない。しかしプッチ神父だけはその加速についていけるとしたら…
承太郎の不安は的中し、ものすごいスピードで隠れながら承太郎たちに接近してくるプッチ。柱の陰を移動するタイミングで承太郎の「スタープラチナ」で時を止めたが、最大で「5秒間」止められる時間停止の限度までも短くなってしまっている。
加速するプッチの攻撃を受けるところだったが、ナルシソ・アナスイの手助けによって全員屋根の上に登り、一時的に難は逃れた。だがアナスイは唐突に話し始める。
ところで……おれは全力であなたのお嬢さんを守ります
すでにのっぴきならない事態に陥ったようだが
この闘いは生き抜く………だからお嬢さんとの結婚をお許しください
以前から、アナスイは徐倫に対して恋心を抱いていた。それは、自身が殺人を犯してしまったことで呪われてしまったであろう自分の心を、父・承太郎を助けようとする徐倫の純粋な魂に触れ、それに恋心を抱き守る事で自分の心が清められると信じていたからだ。
しかし、現在進行形で「時間の加速」により世界中が混乱し、今にもプッチ神父が命を狙ってくるかもしれないという土壇場で、結婚の許しを頂こうとするアナスイのマイペースには、さすがの承太郎も「今…なんて言った?」という質問を2回も繰り返してしまうほど理解不能であった(このエピソードがジャンプに掲載された当時は巻頭カラーの回であり、1回目の質問時はカラーページ分なので、CM明けでAパートの引きの場面をBパートで繰り返したような演出とも取れなくはない)。雑誌掲載時の当時のアオリも「この非常時に…」と完全にツッコミを入れている。
何もオレは最初から…………
徐倫と結婚できるなんて思っちゃあいない…オレの殺人罪は事実だし
徐倫がオレの事を好きになってくれるわけがない事も知っている…だが……
徐倫が父親であるあんたから受け継いでいる清い意志と心は…オレの心の闇を光で照らしてくれいている……
崩壊しそうなオレの心の底をッ!今のオレには必要なんだ………
一言でいい…「許す」と…
アナスイの気持ちは本物だ。DIOの骨に触れた影響で徐倫の肉体が「植物」に変化しだした時も感染するかもしれないのに生えた花を噛んで調べようとしたり、先程プッチ神父の「C-MOON」の裏返り攻撃もそのダメージを自分で肩代わりしている。ここまで承太郎のかわりに徐倫の身を守ってきたのはアナスイなのだ。そうなのだが、そもそも承太郎はこの時点で奪われた記憶を取り戻したばかりであり、徐倫の気持ちもまだわかっていないのだ。クールに承太郎はこう返す。
……………
言ってることがわからない
…………………イカレてるのか?…………
この状況で
ここだけ見た読者からしても「そりゃそうだ」としか言いようのない返答である。
この後、二人の会話を聞いていなかった徐倫は(無意識なのか)アナスイの胸に手を触れ、そしてアナスイの肩に腕を回して密着した。これは別にスキンシップとかそういうのではなく、逃げ場のない屋根の上で、どこから襲って来るか動きが全く見えないプッチ神父に対して仲間全員で散らずに集まった方がいいという警戒のためのものだが、少なくとも徐倫はアナスイを嫌っていないことはわかった。
再度、アナスイは結婚の許しを得ようとするが、承太郎はアナスイの体から徐倫を引っぺがして奪い返した。「娘はやらん!」とでも言わんばかりに。
スタンド能力は精神のパワーで動くものなので、アナスイ自身が最高のポテンシャルで闘うためには今この場で結婚の許しを得ることは絶対不可欠なものだと言えるのだが、ここまで温度差があり、たとえ承太郎じゃなくても「イカレてるのか?」としか言いようのない状況であるため、この台詞は読者の記憶に残るようになり、現在でも意味のわからないことを言っている人に対しての煽りとして用いられるようになった名(迷)台詞である。
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※2021年6月現在、TVアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」の制作決定が発表されたばかりなので当然、当記事の台詞は音声化などされてないのだが、PS3/PS4用ゲームソフト「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」内の未使用データとして第6部の空条承太郎のボイスが見つかっており、この台詞も収録されている。
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