鎖鎌術とは、鎖鎌を使う武術である。
概要
鎖鎌とは、鎌に鎖分銅を取り付けたもの。これの分銅を振り回して相手にぶつけて攻撃したり、相手の体の一部や刀に鎖を絡ませ、相手を引き寄せて鎌でSATSUGAIする。
現在は古武術。だが、漫画などで鎖鎌を見たことのある人は多いはず。また、有名なゲームソフト「ドラゴンクエスト」シリーズにプレイヤーキャラクターが装備できる武器「くさりがま」として登場することもあって、知名度は高め。
ちなみに、鎖鎌の扱いは、実は難しい。素人はしばしば分銅を自分にぶつけて自滅してしまう。
よく鎖鎌は帯刀が許されない、農民や商人などの百姓身分の人間が使う武器だといわれるが、戦国時代辺りまでは自衛用または住んでいる町村の治安維持のために、武士以外でも帯刀したり、家に刀だけでなく槍などの武器を置いたりする者は珍しくなかった。そのため、本当に帯刀が許されない身分が使う武器だったのかはよくわかっていない。
また、『鎖鎌は戦に駆り出された農民が使う武器であり、そこから鎖鎌術が発展した』といわれるが、足軽が使う鎌は陣鎌であり技術も別であるし、そもそも足軽は武家奉公人と呼ばれる人々で構成されることが多く、彼らは武士の召し使いであり、農民とはまた異なる存在である。
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